箱根駅伝2025往路結果

2025年1月2日に第101回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路が行われました。

この記事では往路の結果(順位・タイム・区間賞)と大学別の区間順位・感想について書いています。

箱根駅伝2025往路結果

公式結果サイト

順位・タイム

優勝 5:20:01 青山学院大学

2位 5:21:48 中央大学

3位 5:22:30 早稲田大学

4位 5:23:17 駒澤大学

5位 5:23:38 創価大学

6位 5:25:26 國學院大學

7位 5:25:58 城西大学

8位 5:27:27 立教大学

9位 5:27:53 東洋大学

10位 5:28:03 日本体育大学

↓シードライン


11位 5:28:34 東京国際大学

12位 5:28:37 中央学院大学

13位 5:28:40 順天堂大学

14位 5:29:28 帝京大学

15位 5:31:03 山梨学院大学

16位 5:31:25 法政大学

17位 5:33:04 日本大学

OP 5:33:05 関東学生連合

18位 5:33:39 神奈川大学

19位 5:33:44 大東文化大学

20位 5:36:50 専修大学

区間賞

1区 吉居駿恭(中央大学)

2区 リチャード・エティーリ(東京国際大学)※区間新記録

3区 本間颯(中央大学)

4区 太田蒼生(青山学院大学)

5区 若林宏樹(青山学院大学)※区間新記録

大学別区間順位と感想

優勝 青山学院大学

1区 10位  宇田川瞬矢(3)

2区 3位  黒田朝日(3)

3区 4位 鶴川正也(4)

4区 1位 太田蒼生(4)

5区 1位 若林宏樹(4)

 

予想通りの当日変更で往路優勝しそうだなと思いました。

1区は遅れたんですけど、スローペースで助かりました。

中央には差をつけられましたが、駒澤と國學院には少しだけの差で済みました。

 

2区4区5区が強すぎました。

2区の黒田朝日選手は前半は冷静に抑えて入って、得意の後半の上りで上げていきました。

4区の太田蒼生選手は序盤から突っ込んで、最後までペースが落ちませんでした。

5区の若林宏樹選手は上りまでは抑えて入って、上りの区間が速かったです。

若林選手は区間新記録でした。

 

往路優勝は7回目、これまで往路優勝した6回は全て総合優勝しています。

タイム差と復路の区間エントリーを見ると、総合優勝の可能性は高いと思います。

2位 中央大学

1区 1位 吉居駿恭(3)

2区 9位 溜池一太(3)

3区 1位 本間颯(2)

4区 9位 白川陽大(3)

5区 6位 園木大斗(4)

 

予想以上の結果でした。

1区の吉居駿恭選手がスタートから飛び出しました。

3年前の吉居大和選手を見ているようでした。

簡単に独走状態になり、後ろがけん制してくれたので、大きな貯金を作ることができました。

面白くしてくれますね。

 

3区の本間颯選手も良い走りでした。

往路優勝もあるかなと思いましたが、青山学院大学が強すぎました。

白川選手と園木選手の走りは悪くなかったと思います。

 

総合3位以内は十分に狙えると思います。

前回6区5位の浦田優斗選手と当日変更で入ってくるであろう岡田開成選手のところで稼ぎたいです。

3位 早稲田大学

1区 4位 間瀬田純平(3)

2区 12位 山口智規(3)

3区 3位 山口竣平(1)

4区 8位 長屋匡起(2)

5区 2位 工藤慎作(2)

 

予想以上の結果でした。

3区5区が良かったですね。

3区の山口竣平選手はレベルの高いメンバーの中で区間3位は価値があります。

5区の工藤慎作選手は前回より2分41秒速かったです。

次回は1時間8分台が出るかもしれません。

 

2区の山口智規選手は序盤が速すぎたと思います。

前回より30秒遅かったです。

 

今回の往路メンバーは4年生がいません。

スーパールーキーも入ってくるので、次回は往路優勝候補になってきそうです。

 

復路の注目は伊藤大志選手がどこに入ってくるかです。

あと6区ですね。

過去5年で区間19位以下が3回と苦戦しているので、6区が上手くいけば総合3位以内が見えてきます。

4位 駒澤大学

1区 2位 帰山侑大(3)

2区 4位 篠原倖太朗(4)

3区 6位 谷中晴(1)

4区 4位 桑田駿介(1)

5区 4位 山川拓馬(3)

 

当日変更で佐藤圭汰選手が往路に入ってきませんでした。

7区を予想していますが、状態が気になります。

明治大学の阿部弘輝選手のように故障明けで爆走するケースもあるので分かりません。

 

往路は5区の山川拓馬選手は少し悪かったですが、全体的に悪くなかったと思います。

ルーキー2人が結果を出したのは今後に向けて良かったと思います。

 

復路は総合2位が狙えるくらいの戦力だと思います。

6区の伊藤蒼唯選手は区間新記録を狙える選手です。

5位 創価大学

1区 17位 齊藤大空(2)

2区 2位 吉田響(4)

3区 2位 スティーブン・ムチーニ(2)

4区 6位 野沢悠真(3)

5区 10位 山口翔輝(1)

 

小暮栄輝選手が欠場、吉田響選手が5区じゃないという驚きの当日変更でした。

吉田選手は5区を強く希望していたので、5区一択だと思っていました。

山口翔輝選手の練習の走りが良かったんですね。

5区の結果も悪くなかったと思います。

 

吉田響選手は2区の日本人最高タイムを出しました。

順位は17位から2位まで上げました。

小暮選手が欠場で1区で遅れるだろうから、吉田選手で一気に巻き返そうということだったんでしょうか。

往路は上手くいったと思います。

 

復路は前回6区3位の川上翔太選手がエントリーしています。

57分台も期待できます。

6位 國學院大學

1区 6位 野中恒亨(2)

2区 8位 平林清澄(4)

3区 5位 山本歩夢(4)

4区 2位 青木瑠郁(3)

5区 14位 高山豪起(3)

 

今回も5区が上手くいきませんでした。

区間賞から3分47秒差です。

これだけ負けてしまうと往路優勝は難しいです。

他の区間は2区と3区が少し良くなかったです。

 

復路は強いんですが、総合優勝は難しいと思います。

復路優勝、総合2位は狙えると思います。

7位 城西大学 

1区 9位 久保出雄太(4)

2区 10位 ヴィクター・キムタイ(3)

3区 7位 平林樹(4)

4区 11位 林晃耀(4)

5区 3位 斎藤将也(3)

 

2区と5区はもう少しかなと思いますが、全体的に良い駅伝だったと思います。

キムタイ選手は3区のほうが向いている気がしますが、そうなると2区5区をどうするのか問題が出てきます。

復路は上位6チームは強いので、7位をキープできるかです。

復路はそんなに強くないので、シード権も安心できません。

8位 立教大学

1区 16位 吉屋佑晟(3)

2区 7位 馬場賢人(3)

3区 13位 稲塚大祐(4)

4区 12位 林虎大朗(4)

5区 5位 山本羅生(4)

 

國安広人選手が往路に入ってきませんでした。

1区で遅れましたが、2区の馬場賢人選手の走りが良かったです。

5区の山本羅生選手は前回14位だったんですが、今回は5位でした。

何かコツをつかんだんでしょうか。

激しいシード権争いになっていますが、獲得の可能性は高いと思います。

9位 東洋大学

1区 11位 小林亮太(4)

2区 20位 緒方澪那斗(3)

3区 8位 迎暖人(1)

4区 3位 岸本遼太郎(3)

5区 9位 宮崎優(1)

 

石田洸介選手の欠場は予想していましたが、梅崎蓮選手と松井海斗選手まで欠場になってしまいました。

さらに、2区終了時点で19位。

これで19年続いたシード権も終わりかと思いましたが、3区からの追い上げが素晴らしかったです。

 

当日変更で3区に入ったルーキーの迎暖人選手が流れを変えました。

4区では前回10区区間賞の岸本遼太郎選手が9位まで順位を上げました。

5区の宮崎優選手も区間9位なので良い走りでした。

こうなると5区を希望していた松井選手が次回、5区に入ってくるのが難しくなってきますね。

 

復路は前回6区8位の西村真周選手と、9区2位の吉田周選手がエントリーしているので、20年連続のシード権獲得が見えてきました。

10位 日本体育大学

1区 3位 平島龍斗(3)

2区 19位 山崎丞(3)

3区 9位  富永椋太(4)

4区 5位 田島駿介(3)

5区 11位  浦上和樹(3)

 

全日本1区区間賞の平島龍斗選手が箱根の1区でも上位でつなぎました。

2区で大きく順位を落としたんですが、3区以降が強かったです。

特に6年連続で15位以下だった4区で田島駿介選手が区間5位の走りをしたのが大きかったです。

 

復路にも実績がある選手が残っているので、6区を上手くつなげば、シード権を獲得できると思います。

11位 東京国際大学

1区 14位 木村海斗(4)

2区 1位 リチャード・エティーリ(2)

3区 14位  佐藤榛紀(4)

4区 10位 大林洸己(4)

5区 18位 楠木悠人(4)

 

リチャード・エティーリ選手が2区で区間新記録を出しました。

序盤から速いペースで、最後まで落ちませんでした。

エティーリ選手で2位まで順位を上げましたが、3区以降は区間二桁順位が続き11位まで順位を落としてしまいました。

シード権までは31秒なので、逆転できる範囲内です。

12位 中央学院大学

1区 13位 堀田晟礼(4)

2区 6位 吉田礼志(4)

3区 18位 市川大世(2)

4区 14位 太田翔(4)

5区 7位 柴田大輝(4)

 

吉田礼志選手と柴田大輝選手が良かったです。

2人とも前回と同じ区間を走りました。

吉田選手は前回14位、柴田選手は16位だったので、大幅に順位を上げました。

この2人の活躍でシード権までは34秒です。

13位 順天堂大学

1区 12位 浅井皓貴(4)

2区 16位 玉目陸(1)

3区 10位 海老澤憲伸(4)

4区 7位 堀越翔人(4)

5区 13位 川原琉人(1)

 

往路候補の吉岡大翔選手が入ってきませんでした。

当日変更になると思っていた4区の堀越翔人選手が予想以上の好走でした。

5区の川原琉人選手はもう少しいけるかなと思いましたが、シード権が見える位置で耐えました。

シード権までは37秒、復路は吉岡選手と永原選手に注目しています。

14位 帝京大学

1区 5位 島田晃希(3)

2区 5位 山中博生(4)

3区 17位 柴戸遼太(3)

4区 13位 尾崎仁哉(3)

5区 17位 楠岡由浩(2)

 

1区2区は良かったんですが、3区以降は遅かったです。

山中博生選手は前回16位からの5位で上手くいったんですが、逆に柴戸遼太選手は9位から17位でした。

そして、ポイントだと思っていた山が今回も弱い。

6区は5年連続で13位以下です。

シード権までは1分25秒、7区以降は強いと思うので、6区がポイントですね。

15位 山梨学院大学

1区 7位 平八重充希(3)

2区 10位 ジェームス・ムトゥク(3)

3区 19位 村上大樹(4)

4区 20位 和田瑛登(2)

5区 8位 弓削征慶(3)

 

3区4区が遅すぎました。

5区の弓削征慶選手は前回11位からの8位、タイムは56秒速くなっています。

前回は往路15位から23位まで落ちたので、今回はキープしたいですね。

16位 法政大学

1区 15位 武田和馬(4)

2区 15位 小泉樹(4)

3区 15位 矢原倖瑛(3)

4区 16位 花岡慶次(3)

5区 12位 野田晶斗(2)

 

意外な当日変更でした。

大島史也選手は欠場でしょうか。

武田和馬選手を1区に使ってこの結果だと悪すぎます。

復路は順位を上げると思いますが、シード権はかなり厳しいです。

17位 日本大学

1区 18位 安藤風羽(4)

2区 14位 シャドラック・キップケメイ(2)

3区 20位 冨田悠晟(3)

4区 17位 大仲竜平(3)

5区 15位 鈴木孔士(3)

 

キップケメイ選手は前回と同タイムでした。

コースが向いていないのかもしれません。

他の区間を走らせるのも考えたいですが、2区が他の選手だと最下位になりそうです。

18位 神奈川大学

1区 20位 大岩蓮(2)

2区 17位 宮本陽叶(3)

3区 16位 酒井健成(3)

4区 18位 近藤大智(2)

5区 16位 三原涼雅(2)

 

実力通りの結果だったと思います。

復路は区間一桁順位の選手が出てきてほしいです。

19位 大東文化大学

1区 8位 大濱逞真(1)

2区 17位 棟方一楽(2)

3区 11位 入濵輝大(3)

4区 15位 西代雄豪(4)

5区 19位 中澤真大(1)

 

2区候補の西川千青選手が入ってきませんでした。

厳しい戦いになると思っていましたが、予想以上に遅かったです。

上尾ハーフで優勝していた棟方一楽選手も2区の後半に苦しめられました。

復路順位は10位以内を予想しています。

20位 専修大学

1区 19位 新井友裕(3)

2区 13位 ダンカン・マイナ(1)

3区 12位 上山詩樹(2)

4区 19位 手塚太一(3)

5区 20位 田口萩太(1)

 

上山詩樹選手はまずまずでしたが、他の選手は悪かったです。

予選会は2位だったんですが、本戦ではかなり苦戦しています。

OP 関東学生連合

1区 17位相当 片川祐大(4)亜細亜大学

2区 21位相当 森川蒼太(4)流通経済大学

3区 11位相当 小山洋生(3)筑波大学

4区 16位相当 溝上稜斗(4)明治大学

5区 19位相当 佐藤我駆人(1)駿河台大学

 

1区の片川祐大選手は積極的な走りでしたが、終盤は大幅にペースが落ちてしまいました。

3区の小山洋生選手は良いタイムで走っています。

 

順位予想記事

当日変更予想

前回の往路結果