2020年5月9日に東京オリンピックの陸上競技テストイベント(READY STEADY TOKYO)が行われました。
会場は東京オリンピックで使われる予定の国立競技場です。
この記事では長距離の結果と感想について書いています。
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東京五輪テストイベント結果
女子3000mSC
日本記録 9:33.93
東京オリンピック参加標準記録 9:30.00
優勝 9:39.29 キプケモイ・ジョアン(九電工)
2位 9:46.72 山中柚乃(愛媛銀行)※日本歴代4位
3位 9:52.43 吉村玲美(大東文化大学)
4位 9:52.54 藪田裕衣(大塚製薬)
5位 9:58.40 森智香子(積水化学)
6位 10:04.28 石澤ゆかり(エディオン)
7位 10:04.90 瀬川帆夏(シスメックス)
8位 10:09.55 吉川侑美(ユニクロ)
9位 10:15.30 佐藤奈々(スターツ)
10位 10:18.40 大宅楓(大東建託パートナーズ)
11位 10:21.72 秋山祐妃(肥後銀行)
12位 10:36.76 西出優月(関西外国語大学)
山中柚乃選手が日本歴代4位のタイムを出しました。
最近は走るたびに強くなっている印象です。
前半から積極的で、吉村玲美選手がついていけていませんでした。
男子3000mSC
日本記録 8:18.93
東京オリンピック参加標準記録 8:22.00
優勝 8:17.46 三浦龍司(順天堂大学)※日本新記録
2位 8:21.10 フィレモン・キプラガット(愛三工業)
3位 8:22.39 山口浩勢(愛三工業)※日本歴代5位
4位 8:23.93 阪口竜平(SGH)※日本歴代6位
5位 8:26.30 青木涼真(Honda)
6位 8:32.51 塩尻和也(富士通)
7位 8:34.24 楠康成(阿見AC)
8位 8:35.21 潰滝大記(富士通)
9位 8:42.21 荻野太成(旭化成)
10位 8:43.16 滋野聖也(プレス工業)
失格 篠藤淳(山陽特殊製鋼)
三浦龍司選手が日本記録で優勝しました。
いつ出てもおかしくないと思っていましたが、ここで来ましたか。
前半から積極的だったので、東京オリンピックの参加標準記録を狙っていたと思います。
本人のコメントでは日本記録は予想外だったとのことです。
今回もラストのスピードがありました。
山口浩勢選手は東京オリンピックの参加標準記録までもう少しでした。
毎回安定して上位に入ってくる選手です。
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女子1500m
日本記録 4:05.27
東京オリンピック参加標準記録 4:04.20
優勝 4:09.10 田中希実(豊田自動織機TC)
2位 4:12.38 卜部蘭(積水化学)
3位 4:13.44 後藤夢(豊田自動織機TC)
4位 4:13.82 樫原沙紀(筑波大学)
5位 4:14.35 マーガレット・アキドル(コモディイイダ)
6位 4:15.35 バイレ・シンシア(日立製作所)
7位 4:17.96 米沢奈々香(仙台育英高校)
8位 4:18.02 飯野摩耶(埼玉医科大学G)
9位 4:19.55 菊地梨紅(肥後銀行)
10位 4:21.10 田崎優理(ヤマダホールディングス)
田中希実選手が圧倒的な強さで優勝しました。
ラスト1周が速かったです。
卜部蘭選手と後藤夢選手は今回も確実に2位3位に入ってきています。
樫原沙紀選手は大幅に自己ベストを更新しています。
後藤夢選手に迫っているので、次は表彰台もあるかもしれません。
男子1500m
日本記録 3:37.42
東京オリンピック参加標準記録 3:35.00
優勝 3:42.88 館澤亨次(DeNA)
2位 3:44.55 森谷公亮(Santen)
3位 3:45.16 溝口仁(東海大学)
4位 3:45.92 秦将吾(大塚製薬)
5位 3:46.57 石川昌樹(横浜国立大学)
6位 3:46.82 前田恋弥(カネボウ)
7位 3:47.44 馬場勇一郎(明治大学)
8位 3:52.27 花牟礼隆太(東海大学)
9位 3:53.15 安倍優紀(東海大学)
10位 3:57.03 戸田雅稀(SGH)
11位 4:08.96 飯澤千翔(東海大学)
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女子5000m
日本記録 14:53.22
東京オリンピック参加標準記録 15:10.00
優勝 15:10.91 テレシア・ムッソーニ(ダイソー)
2位 15:11.52 ジュディ・ジェプングティチ(資生堂)
3位 15:11.84 萩谷楓(エディオン)
4位 15:12.86 廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)
5位 15:18.21 新谷仁美(積水化学)
6位 15:34.76 矢田みくに(デンソー)
7位 15:34.97 川口桃佳(豊田自動織機)
8位 15:39.38 アグネス・ムカリ(京セラ)
9位 15:44.92 和田有菜(名城大学)
10位 15:47.88 田邉美咲(三井住友海上)
11位 15:55.56 矢野栞理(デンソー)
12位 15:56.02 西原加純(シスメックス)
13位 15:58.25 山口遥(AC・KITA)
14位 16:01.40 兼重志帆(Glab関東)
15位 16:02.06 菅田雅香(JP日本郵政グループ)
16位 16:03.40 中村優希(パナソニック)
17位 16:09.12 不破聖衣来(拓殖大学)
萩谷楓選手は日本人トップでしたが、東京オリンピックの参加標準記録には届きませんでした。
残り500mでスピードを上げたのはタイムを意識していたのだと思います。
最初の1kmで3分13秒かかっていたのが、タイムが出なかった原因です。
日本選手権までにタイムを狙うチャンスはあるんでしょうか。
日本選手権での参加標準記録突破はかなり難しいと思います。
廣中璃梨佳選手は10000m連戦の疲れがあったでしょうか。
しかし、悪くない結果だったと思います。
新谷仁美選手は集中できていなかったのかもしれません。
マスクをしていない選手がいて気になったというコメントがありました。
男子5000m
日本記録 13:08.40
東京オリンピック参加標準記録 13:13.50
優勝 13:27.73 市田孝(旭化成)
2位 13:29.33 クレオファス・カンディエ(三菱重工)
3位 13:29.47 相澤晃(旭化成)
4位 13:29.65 服部弾馬(トーエネック)
5位 13:31.08 茂木圭次郎(旭化成)
6位 13:31.47 ビダン・カロキ(トヨタ自動車)
7位 13:32.78 田中秀幸(トヨタ自動車)
8位 13:42.75 梶原有高(ひらまつ病院)
9位 13:45.77 松村陣之助(コモディイイダ)
10位 13:46.06 坂東悠汰(富士通)
11位 13:46.06 鈴木塁人(SGH)
12位 13:47.12 的野遼大(三菱重工)
13位 14:20.53 吉居大和(中央大学)
市田孝選手が残り300mからスパートして自己ベストで優勝しました。
旭化成は相澤晃選手と茂木圭次郎選手も自己ベスト更新です。
市田選手と茂木選手は3日に行われた日本選手権よりも良い走りだったと思います。
服部弾馬選手も自己ベスト更新です。
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コロナの影響での練習不足か、カロキがベストなら62前後では引いてくれたはず。世界大会入賞の実力あるから。それ差し引いても市田選手のラスト56~7秒は日本人離れ。
ラストで秘めた潜在能力爆発した気がする。これって金栗の塩尻や、今回の三浦もそうだけど、何かとてつもない地殻変動が男子に起こり始めてるのかも?
市田なら、トラックでも成功できるかも知れない。
ラスト一周の大爆発にはロマンを感じた。
三浦はもう国内でなく、7分台求めて、海外へ目を向けて欲しい。独走での日本記録はそれくらいの可能性秘めるのでは?
5000&3000SCで、12分&7分のアンタッチャブルをやって欲しい!
カロキ選手は調子が悪そうでした。
ペースメイクは上手い選手ですからね。
市田孝選手はマラソンよりもトラックのほうが可能性を感じます。
トラックに集中して、一気に伸ばしてくるかもしれません。
三浦選手は強い選手と走れば7分台もありそうです。
国内もレベルがどんどん高くなっているので、さらに高くなっていってほしいです。
三浦選手、関カレは1500&5000でエントリーですね。
どんな結果を残すのか?
5000で勝ちきると、先々10000でも期待できそう。
クロカン日本一&3000日本記録ホルダーの、フラットレースでの真の力が見れそうですよね。
長門監督は在学中に5000でも、日本記録目指す計画あるらしいから期待してます。
関カレは良いメンバーが揃っているので楽しみです。
ここで勝てるようなら三浦選手の5000m日本記録もあるかもしれません。
順大が関カレで猛威をふるってますね。
はりくぶさんの予想通り駅伝は上位戦線に来そうですね。
駒大は諸事情で、駅伝でのコンディションが不明になりそうですよね?
順大はこのままの勢いで+α発生なら、青学東洋とは互角以上に戦えそうな気はしてます。有望な新入生も控えてますからね。28分も12人抱えています。
青学は佐藤一世近藤筆頭に順調そう。記録会で岸本選手も復活しました。足並み揃うと「勝ち癖」ある分、まだ東洋順大は及ばなそう。駒大次第で三冠まで普通にある?
早稲田はこれからなのかな?日体大が地味に復活気味で玉城監督効果か?
10人オール28分が珍しくなく、27分も当たり前にいる現代は恐ろしくレベル高いですね。
順天堂大学は調子が良いですね。
さらに層が厚くなってくれば、箱根駅伝でも上位に入ってきそうです。
青山学院大学は層が厚すぎます。
岸本選手も復活気配ですからね。
早稲田大学はこれからですかね。
今のところは良くないですね。
日本体育大学はまだ分からないです。
玉城監督に変わってどうなるんでしょうか。
三浦2位(無理してなかった?)
他も服部がSC2位、石井が5000で9位と順大、大健闘しましたね。
面白いのが、青学佐藤と石井の足跡。
進学後に、微妙に佐藤がリード(全日本は石井のコンディションで対象外)か互角で推移しているという。
今回も最後に井川に差されなければ、明確にリード出来たのに、9位という何とも微妙な順位…………佐藤も自己記録でも13位。二人の相関関係は面白すぎる。
ロードでもおそらく微妙な結果になってそう。
早稲田がSC含めて最後に三人上位に食い込んで、状態良さそうですよね。
東洋はトラックは当てにならない。青学が5000入賞0は意外。ここも当てにはならないけど、10人なら強そう。
駒澤は事件も何のそので圧倒的だけど、中間層は、青学かな?
今シーズンは駒澤青学を東洋順大早稲田で追いかける展開ですかね?昨シーズンより面白そう。
駒澤動向不明だけど。順大は主力や新入生で出てない選手もいるから、+α更にありそうで不気味。
現時点では青学が筆頭ですかね?
三浦龍司選手は5000mでも確実に日本人トップでした。
服部壮馬選手も良かったです。
佐藤一世選手・石井一希選手・松山和希選手は駅伝ではトラック以上の成績が期待できます。
>今シーズンは駒澤青学を東洋順大早稲田で追いかける展開ですかね?
これは私と全く同じ見解です。
出雲は混戦、全日本は駒澤有利、箱根は青学と駒澤というのが今の戦力分析です。
駒澤の例の事件は、星野&ガッキー、朝乃山などのビッグニュースと重なって、世間的には あまりニュースにならなかった感じがします。
本来なら、スポーツ紙やワイドショーなどで もっと大々的に取り上げられて、指導者などの責任問題も大きくなってたと思いますが…
とりあえず、1500mは3:48で圧勝しましたね。
信州人として、玉城監督の動向には注目しないんですか?
それなりに注目はしてますが、ただ 監督が走る訳ではないので…(笑)
日体大はエースの池田耀平選手の他、経験値が高かった4年生が多く卒業して、玉城監督も初めてのシーズンスタートからの始動という事で、リセットしての新たなスタートだと思いますが…
今シーズンも箱根は、予選会をクリアしてシード権獲得が目標だと思いますが、新エースの藤本珠輝選手を軸にどれだけチーム全体の底上げが出来るか?がポイントだと思います。
ちなみに玉城監督は、長野東監督時代は都道府県対抗女子チームの監督の他、男子チームのスタッフもやっていて、正月は合宿など多忙だったので箱根駅伝のテレビ中継はほとんど見てなかったそうです。
玉城監督の信頼は長野民からも絶大なものがありそうですね。男子の両角、女子の玉城ですかね?
もう2、3年早く日体に来ていたら、鈴木伊藤の長聖ラインも進路が変わってたんですかね?
結果出れば長聖から来るんでしょうか?
長聖日体ラインはあまりお見かけしないので。
目立ったのは矢野位かな?
まあでも、両角vs玉城が箱根を舞台に見れるわけだから、世の中どう動くか分からないもんだ。