2018年2月25日に第12回東京マラソンが行われました。
この記事では東京マラソン2018の結果速報とMGCの獲得選手について書いています。
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東京マラソン2018男子結果速報
優勝 2:05:30 ディクソン・チュンバ
2位 2:06:11 設楽悠太※日本新記録
3位 2:06:33 アモス・キプルト
4位 2:06:47 ギデオン・キプケテル
5位 2:06:54 井上大仁※日本歴代4位
6位 2:07:30 フェイサ・リレサ
7位 2:08:08 木滑良
8位 2:08:45 宮脇千博
9位 2:08:48 山本憲二
10位 2:08:58 佐藤悠基
11位 2:09:18 モハメド・レダ・エルアラビ
12位 2:09:36 荻野皓平
13位 2:09:43 一色恭志
14位 2:09:47 村澤明伸
15位 2:10:00 サイモン・カリウキ
16位 2:10:13 田中飛鳥
17位 2:10:14 山岸宏貴
18位 2:10:18 神野大地
19位 2:10:21 鈴木健吾
20位 2:10:26 ツェガエ・メコネン
22位 2:12:17 佐野広明
35位 2:15:09 市田孝
途中棄権
ウィルソン・キプサング、山本浩之、大石港与、近藤秀一
MGCの出場獲得選手は?
東京マラソン2018はMGCの対象レースとなっています。
日本人1~3位 2時間11分以内
日本人4~6位 2時間10分以内
※MGC出場資格保持者は順位に含まない
他にワイルドカードとして2時間8分30秒以内、期間内の上位2つの記録平均が2時間11分00秒以内があります。
MGCについてはこちらの記事にまとめています。
東京オリンピック2020マラソン代表選手選考方針の詳細と感想
東京マラソン2018に出場しているMGC出場資格保持者
村澤明伸
今回のMGC出場資格保持者
設楽悠太、井上大仁、木滑良、宮脇千博、山本憲二、佐藤悠基
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設楽悠太と井上大仁が獲得した賞金額はいくら?
設楽悠太
東京マラソンからの賞金
2位:400万円
日本記録:500万円
東京マラソン2018の賞金はいくら?大会記録や世界記録更新の可能性は?
Project EXCEEDからの賞金
日本記録:1億円
マラソン賞金Project EXCEEDとは?獲得した選手は誰?
井上大仁
Project EXCEEDからの賞金
設定タイムを突破:1000万円
東京マラソン2018男子の感想
第1ペースメーカーは2分55秒の予定だったんですが、なぜか2分58秒になっていました。
ということで、第2ペースメーカーが第1ペースメーカーに追いついてしまいました。
これが、最終結果に大きく影響しました。
優勝したディクソン・チュンバ選手は30kmでペースメーカーが抜けた後に、ペースを上げて独走となりました。安定して強い選手です。
2位の設楽悠太選手は第2ペースメーカーの村山紘太選手に付いたのが結果的に良かったです。
村山紘太選手のペースは2分58秒を上手く刻んでいたようです。
おかげで力を使うことなく前半を走ることができました。
設楽悠太選手は最後まで後ろを何回も確認していたので、日本記録よりも順位を意識していたことが分かります。
井上大仁選手は安定しない第1ペースメーカーに付いたのが、終盤の設楽悠太選手との余力の差につながったと思います。
設楽悠太選手と同じように村山紘太選手に付いていれば、日本記録更新もあったかもしれません。
今回は設楽悠太選手に負けましたが、実力はほぼ互角だと思います。
世界陸上の時もそうでしたが、前半に力を温存できるような位置取りができるようになれば、強い選手になると思います。
第3ペースメーカーは3分ペースだったんですが、この中で1番速かったのが木滑良選手です。
木滑選手は後半強いので、3分ペースの集団の中ではトップでゴールするだろうなと思っていました。
しかし、タイムは思ったよりも良かったです。
今回は日本人のサブテンが9人も出ました。
これは最多記録です。
全員自己ベストを大幅に更新しています。
コンディションが良かったんでしょうね。
初マラソンの鈴木健吾選手は好記録でした。
実業団に入って力をつけて、記録をどんどん更新していってほしいです。
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東京マラソン2018女子結果速報
優勝 2:19:51 ベルハネ・ディババ
2位 2:21:19 ルティ・アガ
3位 2:21:42 エイミー・クラッグ
4位 2:22:07 シュレ・デミセ
5位 2:28:58 ヘラー・キプロプ
6位 2:30:16 吉冨博子
7位 2:31:41 中野円花
8位 2:31:49 上杉真穂
9位 2:32:00 今田麻里絵
10位 2:33:02 張美霞
東京マラソン2018女子の感想
前回好記録が出たので大会記録の更新は難しいと思っていましたが、大会記録からわずか4秒差の好記録でした。
ベルハネ・ディババ選手は東京マラソンでは2回目の優勝です。
エイミー・クラッグ選手は自己ベストを5分以上更新しています。
アメリカの選手は自己ベストが遅い選手が多いですが、タイムの出る大会に参加していないだけで、タイムの出る大会に参加すれば好記録を出すことが多いです。
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すぐにお金のことを言うようですみません。設楽君1億1900万円稼ぎましたか。でも2番ですか。そしてコーチに5千万とか聞きました。税金でだいぶ取られるけど良い時代です。うらやましいですね。記録自体破られて当然だと思つてましたから驚きません。リレサ君この試合で勝ちたかつたのでしょうが残念でした。なんだつたら平和な日本に就職したらよい。むしろ女子の岩谷産業の今田さんが32分でゴールして惜しかつたと思います。名古屋に出るはずのダイハツの前田さんにも日本記録を期待します。
女子の日本記録は速いので、更新は難しいと思います。
名古屋のペースメーカーの設定タイムはそんなに速くないと思うので、2時間22分台の争いになると予想しています。
日本マラソン界の歴史が動いたレースだったと思います。
ただ 設楽&井上選手はかなり勝負に拘っていたみたいなので、好記録を出した喜びよりも負けた悔しさの方が大きかった感じでした。
今回は記録を出すには好条件が揃っていたので、今後は暑さなど悪条件でどのようなレースが出来るか?が課題になりそうです。
東京マラソンでは結果を出せたので、他の大会も見たいですね。
今回は設楽&井上選手が先頭集団で記録も期待されていたので、TVではそれ以外の日本人選手はあまり映らなかったのが残念でした。
特に鈴木健吾選手の走りが気になっていましたが、初マラソンで10分台は期待以上だったと思います。ゴール直後も余裕の表情だったので次走が楽しみです。
佐藤悠基選手は、終盤の失速が無くやっと納得出来るレースが出来たと思うので、これからは順位に拘ったレースを期待したいです。
木滑良選手は、確かに終盤の勢いはかなり有りましたね。ゴールした時の余裕は一番だったと思うので何か勿体無い感じがしました。今後はもっとTVに映る様なポジションで上位争いを期待したいです。
日本人選手は15kmを過ぎたあたりから少しずつ紹介されてましたね。
大石港与選手は全く触れられることなく途中棄権になっていました。
もうちょっと何とかならないのかなと思います。
木滑良選手はMGCの出場権を獲得したので、次はできるだけ先頭集団に付いていくようなレースをして欲しいです。
コメントを見ていると、あまり勝ち負けにはこだわらない選手なのかなと思います。
大石港与選手は、調子の良し悪しは別に注目していた人も多くいたと思うので、その辺の情報が有ってもよかったと思います。
(確か去年の出雲駅伝で、法政大学が途中棄権した時も全く触れてませんでしたが、その時もフジTVだったような…)
木滑良選手についにては…
マラソン選手だけでなく、アスリートの場合は結局のところ、いかに勝負に強い拘りを持てるか?で決まると思います。
(例えば今回のピョンチャンで言えば、万全でなかった羽生結弦選手みたいに…)
ちなみに、先日の福岡クロカンに出場していた大迫傑選手について、解説の東海大・両角速監督も…佐久長聖時代の大迫選手は、実力は他のメンバーと比べて特に差は無かったが、とにかく勝負に対しての強い拘りが有ったと言っていました。
(大迫選手は中学時代 全国大会に出場した時、上位入賞して満足している選手の中で 大迫選手一人だけが負けて号泣している姿を見て、両角監督は佐久長聖にスカウトしたそうです)