2015年7月~2020年3月までProject EXCEEDという実業団マラソン特別強化プロジェクトがあります。
この記事ではProject EXCEEDについて簡単に解説しています。
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Project EXCEEDの目的
Project EXCEEDは2020年の東京オリンピックに向けて、マラソンを強化するための制度です。
主催は日本実業団陸上競技連合ということで、実業団登録している選手でないと、ほとんど適用されません。
Project EXCEEDの2つのプログラム
Project EXCEEDには「日本記録更新」「設定タイム更新」の2つのプログラムがあります。
日本記録更新
対象記録:日本記録
対象選手:(実業団登録の有無に拘らず)日本陸連に登録されている日本人選手
対象大会:日本陸連が記録を公認している大会(海外も含む)
賞金:選手に1億円、監督・チームに5000万円
※同一選手がもらえるのは年度で1回だけ
※監督・チームへは実業団登録されている場合のみ
※1度日本記録が更新された後も、このプロジェクトは継続する
設定タイムの更新
対象記録
男子
設定A 2時間6分59秒以内
設定B 2時間7分台
女子
設定A 2時間21分59秒以内
設定B 2時間22分台
対象選手:実業団登録をしている日本人選手
対象大会
男子
福岡国際マラソン
別府大分毎日マラソン
東京マラソン
びわ湖毎日マラソン
女子
さいたま国際マラソン
大阪国際女子マラソン
名古屋ウィメンズマラソン
賞金
設定A
選手に1000万円、監督・チームに500万円
設定B
選手に500万円、監督・チームに250万円
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Project EXCEEDで賞金をもらった選手
福士加代子
大会:2016年1月31日大阪国際女子マラソン
記録:2時間22分17秒
賞金:500万円
松田瑞生
大会:2018年1月28日大阪国際女子マラソン
記録:2時間22分44秒
賞金:500万円
設楽悠太
大会:2018年2月25日東京マラソン
記録:2時間6分11秒
賞金:1億円
井上大仁
大会:2018年2月25日東京マラソン
記録:2時間6分54秒
賞金:1000万円
大迫傑
大会:2018年10月7日シカゴマラソン
記録:2時間5分50秒
賞金:1億円
服部勇馬
大会:2018年12月2日福岡国際マラソン
記録:2時間7分27秒
賞金:500万円
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東京でのメダルを目指すならタイム以上にもっと順位に拘るべきだと思います。タイムは順位の後から付いて来ると思うので…
所詮 日本記録で走ったとしても、4位以下ならメダルは獲れないので…
例えば…
男子歴代タイム・ベスト3の 高岡、藤田、犬伏選手は、世界ではほとんど活躍してませんし、そのレースだけの一発屋(ご無礼‼︎)で、マラソン選手としてのネームバリューも世間ではほとんど無かったと思います。
逆に タイム的には大した事無かった、瀬古、中山、谷口、森下選手などは世界で活躍して今でも語りぐさになってますが…
その辺の違いだと思います。
高岡さんは世界陸上で4位に入ってますし、実績としては十分だと思います。
瀬古さんや中山さんの時とは時代が違いますからね。
当時は世界記録が2時間6分台だったと思いますし、外国人選手のレベルが低かったと思います。
まず最低限のタイムが必要だと思います。
今メダルを獲っている人はある程度のタイムで走れる人がほとんどです。
自己ベストが遅い選手も、タイムが出る大会に出れば好記録が出せると思います。
女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんや野口みずきさんも好記録を出しています。
タイムは実力を測るのに分かりやすい数字だと思います。
まずは最低限のタイムを出すことを目標にした方が、メダルには近づけるかなと思います。