リオデジャネイロオリンピックの

マラソン代表を決める

選考レースが始まりました。

 

代表選考に関して、毎回のように

一発勝負にできないのか?

という意見が出ます。

 

他に、オリンピック当日は気温が高いので

選考レースを夏にした方が

いいんじゃないのか?

という意見も出ます。

 

結論から言うと、

私は今の選考方法で

いいと思っています。

 

それでは、マラソンの選考を

一発勝負にはできない

2つの理由について書いていきます。

 

 

スポンサー料金問題

マラソン選考を一発勝負にできない

1つめの理由はスポンサー料金です。

 

マラソン大会はスポンサー料金の

おかげで運営できています。

 

一発選考にすれば、他の大会の

スポンサー料金が少なくなるので、

運営が厳しくなってしまいます。

 

代表選考のためだけのレース

マラソン選考を一発勝負にできない

2つめの理由はレース内容です。

 

一発勝負にしてしまうと、

3位までに入ればいいので、

思い切って優勝を狙おうと

走る人は少なくなります。

 

どういうレースになるかというと

ペースメーカーを30キロまで

つけるということにしましょう。

 

30キロまでは

ペースメーカーについていきます。

 

ペースメーカーは抜けた後、

勝負に徹するために

ペースが大幅に落ちます。

 

 

そして、ラスト勝負で代表が決まります

 

 

見ている方としては面白いかもしれませんが、

オリンピックで戦えるでしょうか?

 

世界のトップランナーは

30キロ以降もペースが落ちません。

落ちるどころか上がることもあります。

 

最低でも男子なら2時間6分台

女子なら2時間22分台

走れるくらいの走力がないと

メダル争いはできません。

 

タイムを狙わせるためには

複数のレースで競わせる方がいいです。

 

 

ペースメーカー無しなら

もっとひどいことになります。

初めの1キロが男子なら3分30秒以上、

女子なら4分以上とかありえますよ。

 

ペースメーカーが無しの場合は、

実業団の方でペースメーカーを用意して、

チーム戦みたいな感じになる可能性もあります。

 

層の薄い実業団に所属している選手が不利になる

ということになるかもしれません。

 

 

 

以上の2つの理由から

一発勝負はできないのです。

 

選考レースを夏にしない理由

選考レースを夏にしない理由は

これもスポンサー料金でしょう。

 

夏に選考レースをしてしまうと、

冬のマラソンの注目度が大幅に下がり、

資金の問題を考えなくてはいけません。

 

 

他に世界陸上と時期が重なる

というのも理由だと思います。

 

だから、日本人最上位で入賞すれば内定

という選考方法が作られたのだと思います。

まとめ

マラソンの選考方法は

単純に考えることができません。

 

しかし、実力者が選考レースで

力を出しきれずに

落ちることはありましたが、

選考レースを考えれば

代表選考はほとんど

妥当な結果だったと思います。

 

今までの選び方を見ていれば、

何を重視しているのかわかるので、

選ばれたいのであれば

選ばれやすい作戦を

選択すればいいだけです。

 

マイペースは評価されにくい

好記録が狙えるような

ハイペースで飛ばして

粘る走りは高く評価されています。

 

細かいことを考えなくても

今の日本のマラソンのレベルは低いので、

そこそこのタイムで走れば

確実に代表になれます。

 

 

女子マラソンのオリンピック選考レースで

2時間22分台で走ったのに

選ばれないという時代もありました。

 

世界に追いつく前にまずは

過去の日本ランナーを

超える走りをして欲しいです。

 

以上で終わります。

最後まで読んでくださって

ありがとうございます。

 

 

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