北京世界陸上の女子マラソン選考で
田中智美選手ではなく、
重友梨佐選手が選ばれました。
この選考はかなり話題になりました。
田中選手を選ぶべきだ!
という意見が圧倒的に多かったです。
私も田中選手の方を選びますが、
重友選手を選んでも
そういう見方もあるか
という差しかありません。
それでは、なぜ重友選手は選ばれたのでしょうか?
重友選手が選ばれた理由を考えていきましょう。
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重友梨佐が田中智美の記録比較
田中智美の選考レース成績
横浜国際女子マラソン 優勝
タイム:2時間26分57秒
中間点タイム:1時間11分56秒
5kmごとのラップタイム
16:58(5km)
16:49(10km)
16:55(15km)
17:22(20km)
17:44(25km)
17:29(30km)
17:59(35km)
17:53(40km)
7:48(42,195km)
重友梨佐の選考レース成績
大阪国際女子マラソン 2位(日本人1位)
※当時は3位(日本人1位)でしたが
優勝者が失格のため繰り上げとなりました。
タイム:2時間26分39秒
中間タイム:1時間11分15秒
5kmごとのラップタイム
17:06(5km)
16:35(10km)
16:56(15km)
16:55(20km)
17:07(25km)
17:35(30km)
17:58(35km)
18:19(40km)
8:08(42,195km)
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重友梨佐が田中智美より優れていた点
選考レースの成績を比較すると
ほとんど差がありません。
国内マラソン優勝の価値に関しては
こちらの記事を読んでください。
では、どこで差がついたのか?
おそらく実績の差でしょう。
陸連は言葉には出していませんが、
実績を考慮した可能性が高いです。
自己ベストは
重友梨佐 2時間23分23秒
田中智美 2時間26分05秒
とかなりの差があります。
2時間26分台では
国内マラソンでは優勝できても
世界陸上では勝負になりません。
重友選手は2時間23分台で走った
という実績があります。
調子が戻れば2時間23分台の走りが
期待できる重友選手に対して、
2時間26分を切ったことがない
田中選手を比べたら
世界陸上での期待度は
重友選手の方が上だと考えたのでしょう。
田中選手は走るレース選びを
間違えたかなという気がします。
戦略も実力のうちなので、
どのレースに出るのかも
よく考えないといけません。
まとめ
選考方法がおかしいと言われていますが、
選考レースで圧倒的な力を見せつければ
確実に選ばれます。
微妙な差だと人によって
何を重視するのかが違うので
選ばれない可能性もあります。
選考レースで圧勝するくらいでないと
世界陸上やオリンピックで
メダル争いはできません。
誰が見ても明らかに代表だと
言うくらいの走りを目指して欲しいです。
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