パリオリンピック女子1500m結果と感想

2024年8月6日にパリオリンピックの女子1500m予選、8月7日に敗者復活ラウンド、8月9日に準決勝、8月11日に決勝が行われました。

日本人選手は田中希実・後藤夢の2選手が出場していました。

この記事では結果と感想について書いています。

 

パリオリンピック女子1500m予選結果と感想

通過条件:6着

Q:通過

qR:救済

1組

1位 3:58.84Q グダフ・ツェガイ(エチオピア)

2位 3:58.91Q ローラ・ミューア(イギリス)

3位 3:59.01Q スーザン・ロカヨ・エジョレ(ケニア)

4位 3:59.22Q ジョージア・グリフィス(オーストラリア)

5位 3:59.22Q アガーテ・ギレモット(フランス)

6位 3:59.63Q エミリー・マッケイ(アメリカ)

7位 4:00.23 ソフィー・オサリバン(アイルランド)

8位 4:00.69 シンタエフ・ビッサ(イタリア)

9位 4:01.60 アゲダ・マルケス(スペイン)

10位 4:02.22 ルシア・スタフォード(カナダ)

11位 4:04.28qR 田中希実(New Balance)

12位 4:07.64 ベラ・ホフマン(ルクセンブルク)

13位 4:09.33 アデル・トレイシー(ジャマイカ)

14位 4:10.12 アレクサンドラ・プロシンスカ(ポーランド)

15位 4:13.77 ジョセリン・ダニエリー・ブレア(ベネズエラ)

 

田中希実選手は救済での予選通過となりました。

終盤で接触がありました。

田中選手は序盤から日本記録狙いで積極的にいきました。

しかし、終盤で抜かれて、最後の直線前のカーブで接触されて失速しました。

接触がなかったら、わずかに届いてなかったのかなと思います。

 

田中希実選手の1組通過は実力的に微妙だったと思います。

自己ベストは8番目、シーズンベストは7番目でした。

予選通過はシーズンベストの上位6名でした。

今回の予選のメンバーレベルは1組と2組は同じくらいで、3組は少し落ちていると思います。

世界のレベルが上がっているので、予選を通過するのも大変です。

 

2組

1位 3:59.73Q ディリベ・ウェルテジ(エチオピア)

2位 4:00.29Q ジョージア・ベル(イギリス)

3位 4:00.42Q ニッキー・ヒルツ(アメリカ)

4位 4:00.74Q フェイス・キピエゴン(ケニア)

5位 4:01.54Q ヴェロニカ・リザコフスカ(ポーランド)

6位 4:02.83Q マイア・ラムズデン(ニュージーランド)

7位 4:02.91 サラ・ヒーリー(アイルランド)

8位 4:03.89 リンデン・ホール(オーストラリア)

9位 4:06.59 シモーネ・プロード(カナダ)

10位 4:06.60 エスター・ゲレーロ(スペイン)

11位 4:08.55 ネレ・ウェッセル(ドイツ)

12位 4:08.66 サラ・ラッパライネン(フィンランド)

13位 4:09.41 後藤夢(ユニクロ)

14位 4:10.14 フェデリカ・デル・ブオノ(イタリア)

15位 4:19.30 マリアピア・フェルナンデス(ウルグアイ)

 

2組には後藤夢選手が出場していましたが、予選を通過できず、敗者復活ラウンドに進むことになりました。

ずっと後方で、勝負にはなっていなかったのですが、自己ベストタイでした。

後藤選手にとっては良いペースだったと思います。

少しでもいいから自己ベストを更新したかったですね。

3組

1位 4:02.67Q ネリー・チェプチルチル(ケニア)

2位 4:02.70Q ジェシカ・ハル(オーストラリア)

3位 4:03.22Q エル・セント・ピエール(アメリカ)

4位 4:03.49Q クラウディア・カジミエルスカ(ポーランド)

5位 4:04.42Q サロメ・アフォンソ(ポルトガル)

6位 4:04.94Q マルタ・ペレス(スペイン)

7位 4:06.07 クリスティーナ・サシーネク・マキ(チェコ)

8位 4:06.44 レベー・ウァルコットノーラン(イギリス)

9位 4:06.95 エリス・ファンデルエルスト(ベルギー)

10位 4:07.06 ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)

11位 4:07.15 ビルケ・ハイロム(エチオピア)

12位 4:09.81 ケイト・カレント(カナダ)

13位 4:11.68 ルドヴィカ・カヴァッリ(イタリア)

14位 4:29.27 ファリダ・アバロゲ(難民選手団)

 

敗者復活ラウンドの結果と感想

通過条件:3着

Q:通過

1組

1位 4:01.47Q ビルケ・ハイロム(エチオピア)

2位 4:02.46Q ルドヴィカ・カヴァッリ(イタリア)

3位 4:03.15Q エスター・ゲレーロ(スペイン)

4位 4:03.73 ソフィー・オサリバン(アイルランド)

5位 4:04.26 ルシア・スタフォード(カナダ)

6位 4:05.93 ジョセリン・ダニエリー・ブレア(ベネズエラ)

7位 4:06.00 フェデリカ・デル・ブオノ(イタリア)

8位 4:06.35 ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)

9位 4:07.22 ネレ・ウェッセル(ドイツ)

10位 4:08.91 ケイト・カレント(カナダ)

11位 4:10.40 後藤夢(ユニクロ)

12位 4:30.53 ファリダ・アバロゲ(難民選手団)

 

後藤夢選手は予選よりも少しタイムを落としました。

少し疲れがあったでしょうか。

2組

1位 4:06.71Q シンタエフ・ビッサ(イタリア)

2位 4:06.73Q レベー・ウァルコットノーラン(イギリス)

3位 4:07.05Q アゲダ・マルケス(スペイン)

4位 4:07.60 サラ・ヒーリー(アイルランド)

5位 4:07.80 クリスティーナ・サシーネク・マキ(チェコ)

6位 4:08.49 シモーネ・プロード(カナダ)

7位 4:08.86 エリス・ファンデルエルスト(ベルギー)

8位 4:09.05 リンデン・ホール(オーストラリア)

9位 4:09.47 アレクサンドラ・プロシンスカ(ポーランド)

10位 4:11.28 ベラ・ホフマン(ルクセンブルク)

11位 4:14.52 アデル・トレイシー(ジャマイカ)

12位 4:16.46 マリアピア・フェルナンデス(ウルグアイ)

 

準決勝の結果と感想

通過条件:6着

Q:通過

1組

1位 3:58.64Q フェイス・キピエゴン(ケニア)

2位 3:59.49Q ジョージア・ベル(イギリス)

3位 3:59.74Q エル・セント・ピエール(アメリカ)

4位 3:59.83Q ローラ・ミューア(イギリス)

5位 4:00.21Q クラウディア・カジミエルスカ(ポーランド)

6位 4:01.90Q アゲダ・マルケス(スペイン)

7位 4:01.94 エスター・ゲレーロ(スペイン)

8位 4:02.20 マイア・ラムズデン(ニュージーランド)

9位 4:02.69 ジョージア・グリフィス(オーストラリア)

10位 4:03.11 ビルケ・ハイロム(エチオピア)

11位 4:03.24 ネリー・チェプチルチル(ケニア)

12位 4:03.59 ルドヴィカ・カヴァッリ(イタリア)

2組

1位 3:55.10Q ディリベ・ウェルテジ(エチオピア)

2位 3:55.40Q ジェシカ・ハル(オーストラリア)

3位 3:56.17Q ニッキー・ヒルツ(アメリカ)

4位 3:56.41Q グダフ・ツェガイ(エチオピア)

5位 3:56.57Q スーザン・ロカヨ・エジョレ(ケニア)

6位 3:56.69Q アガーテ・ギレモット(フランス)

7位 3:57.31 ヴェロニカ・リザコフスカ(ポーランド)

8位 3:57.75 マルタ・ペレス(スペイン)

9位 3:58.08 レベー・ウァルコットノーラン(イギリス)

10位 3:58.11 シンタエフ・ビッサ(イタリア)

11位 3:59.70 田中希実(New Balance)

12位 3:59.96 サロメ・アフォンソ(ポルトガル)

13位 4:02.03 エミリー・マッケイ(アメリカ)

 

田中希実選手が出場していましたが、敗退となってしまいました。

ハイペースで田中選手にとっては良い展開だと思ったんですが、自己ベストも出ませんでした。

久しぶりに3分台が出たのは良かったんですが、この展開でも自己ベストが出ないのかと思いました。

7人がこのレースで自己ベストを更新しています。

どんどんレベルが上がりますね。

 

決勝の結果と感想

金メダル 3:51.29 フェイス・キピエゴン(ケニア)※オリンピック新記録

銀メダル 3:52.56 ジェシカ・ハル(オーストラリア)

銅メダル 3:52.61 ジョージア・ベル(イギリス)

4位 3:52.75 ディリベ・ウェルテジ(エチオピア)

5位 3:53.37 ローラ・ミューア(イギリス)

6位 3:56.07 スーザン・ロカヨ・エジョレ(ケニア)

7位 3:56.38 ニッキー・ヒルツ(アメリカ)

8位 3:57.52 エル・セント・ピエール(アメリカ)

9位 3:59.08 アガーテ・ギレモット(フランス)

10位 4:00.12 クラウディア・カジミエルスカ(ポーランド)

11位 4:00.31 アゲダ・マルケス(スペイン)

12位 4:01.27 グダフ・ツェガイ(エチオピア)

 

ツェガイ選手が60秒を切る超ハイペースで入りました。

この展開でもキピエゴン選手が強かったです。

これでオリンピック3連覇です。

どんな展開でも強いです。

 

ハル選手が2位に入りました。

自己ベストもシーズンベストも3番目でした。

かなり力をつけてきました。

 

3位のベル選手は大幅に自己ベスト更新しました。

ナショナルレコードです。

 

 

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