東京オリンピック女子1500m結果と感想

2021年8月2日に東京オリンピックの女子1500mの予選、8月4日に準決勝、8月6日に決勝が行われました。

日本人選手は田中希実・卜部蘭の2選手が出場していました。

この記事では結果と感想について書いています。

 

東京オリンピック女子1500m予選結果と感想

通過条件:6着+6

Q:着順通過、q:タイム通過

1組

1位 4:03.70Q ガブリエラ・デビュー・スタフォード(カナダ)

2位 4:03.89Q ローラ・ミューア(イギリス)

3位 4:03.93Q ウィニー・チェベト(ケニア)

4位 4:04.10Q サラ・クイビスト(フィンランド)

5位 4:04.12Q フレウェイニ・ゲブレジベヘル(エチオピア)

6位 4:04.55Q クリスティーナ・マキ(チェコ)

7位 4:04.76q マルタ・ペレス(スペイン)

8位 4:05.15q コリーアン・マギー(アメリカ)

9位 4:05.63q エリス・ファンデルエルスト(ベルギー)

10位 4:07.29 キアラ・マギーン(アイルランド)

11位 4:07.70 フェデリカ・デルブオーノ(イタリア)

12位 4:08.15 ラウラエステル・ガルバン・ロドリゲス(メキシコ)

13位 4:10.80 サロメ・アフォンソ(ポルトガル)

14位 4:14.43 ジョージア・グリフィス(オーストラリア)

15位 4:14.83 ハナ・クレイン(ドイツ)

2組

1位 4:05.17Q シファン・ハッサン(オランダ)

2位 4:05.28Q ジェシカ・ハル(オーストラリア)

3位 4:05.34Q エル・サン・ピエール(アメリカ)

4位 4:05.41Q ガイア・サッバティーニ(イタリア)

5位 4:05.49Q レムレム・ハイル(エチオピア)

6位 4:05.49Q ディアナ・メズリアーニコバ(チェコ)

7位 4:06.23 レベー・ウァルコットノーラン(イギリス)

8位 4:07.08 エステル・ゲレーロ(スペイン)

9位 4:07.90 卜部蘭(積水化学)※日本歴代3位

10位 4:08.04 ナタリア・ホーソーン(カナダ)

11位 4:09.19 クラウディア・ミハエラ・ボボセア(ルーマニア)

12位 4:10.72 エディナ・ジェビトク(ケニア)※救済で通過

13位 4:15.31 アイーシャ・プラート・リアー(ジャマイカ)

14位 4:31.65 アンジェリナ・ナダイ・ロハリス(ROC)

15位 4:59.56 マリアピア・フェルナンデス(ウルグアイ)

 

卜部蘭選手が自己ベストで日本歴代3位のタイムを出しました。

小林祐梨子さんのタイムまで0秒04です。

この組は1番ペースが遅かったんですが、卜部選手にとっては良かったと思います。

予選通過までもそんなに離れてないので、パリオリンピックで予選通過は十分に狙えます。

 

シファン・ハッサン選手はラスト1周で転倒しましたが、凄まじいスピードでトップでゴールしました。

3組

1位 4:01.40Q フェイス・キピエゴン(ケニア)

2位 4:02.24Q ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)

3位 4:02.27Q リンデン・ホール(オーストラリア)

4位 4:02.33Q 田中希実(豊田自動織機TC)※日本記録

5位 4:02.40Q ヘザー・マクレーン(アメリカ)

6位 4:02.77Q ケイティ・スノーデン(イギリス)

7位 4:03.52q ルシア・スタフォード(カナダ)

8位 4:05.03q マルティナ・ガラント(ポーランド)

9位 4:06.22q カテリナ・グランツ(ドイツ)

10位 4:07.33 マルタ・ペン・フレイタス(ポルトガル)※救済で通過

11位 4:09.78 サラ・ヒーリー(アイルランド)

12位 4:10.25 ディリベ・ウェルテジ(エチオピア)

13位 4:19.46 シモナ・ブルザロバー(チェコ)

途中棄権

スフラ・アリ・モハメッド(ジブチ)

ラバブ・アラフィ(モロッコ)

 

前半は田中希実選手がずっと先頭を走っていました。

スローペースだと通過できないかもしれないと思っていたので、良い展開だと思いました。

ラスト1周を62秒2で走り、着順での通過となりました。

日本記録は出ると思っていましたが、予想以上に速いタイムでした。

 

準決勝の結果と感想

通過条件:5着+2

Q:着順通過、q:タイム通過

1組

1位 3:56.80Q フェイス・キピエゴン(ケニア)

2位 3:57.54Q フレウェイニ・ゲブレジベヘル(エチオピア)

3位 3:58.28Q ガブリエラ・デビュー・スタフォード(カナダ)

4位 3:58.81Q ジェシカ・ハル(オーストラリア)

5位 3:59.19Q 田中希実(豊田自動織機TC)※日本記録

6位 4:01.00q エル・サン・ピエール(アメリカ)

7位 4:01.23q クリスティーナ・マキ(チェコ)

8位 4:02.25 ガイア・サッバティーニ(イタリア)

9位 4:02.93 ケイティ・スノーデン(イギリス)

10位 4:06.01 マルティナ・ガラント(ポーランド)

11位 4:10.39 コリーアン・マギー(アメリカ)※救済で通過

12位 4:10.93 カテリナ・グランツ(ドイツ)

13位 4:11.62 ウィニー・チェベト(ケニア)

 

田中希実選手が4分切りの日本記録で着順で通過しました。

前半から積極的に2番手からトップを走りました。

後半もペースが落ちませんでした。

まさかの3分台でした。

これは驚きました。

 

解説の金哲彦さんも大興奮でした。

大迫傑選手も興奮ツイートをしていました。

2組

1位 4:00.23Q シファン・ハッサン(オランダ)

2位 4:00.73Q ローラ・ミューア(イギリス)

3位 4:01.37Q リンデン・ホール(オーストラリア)

4位 4:01.64Q ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)

5位 4:01.69Q マルタ・ペレス(スペイン)

6位 4:02.12 ルシア・スタフォード(カナダ)

7位 4:02.35 サラ・クイビスト(フィンランド)

8位 4:03.70 ディアナ・メズリアーニコバ(チェコ)

9位 4:03.76 レムレム・ハイル(エチオピア)

10位 4:04.15 マルタ・ペン・フレイタス(ポルトガル)

11位 4:04.86 エリス・ファンデルエルスト(ベルギー)

12位 4:05.33 ヘザー・マクレーン(アメリカ)

13位 4:05.56 エディナ・ジェビトク(ケニア)

 

決勝の結果と感想

1位 3:53.11 フェイス・キピエゴン(ケニア)

2位 3:54.50 ローラ・ミューア(イギリス)

3位 3:55.86 シファン・ハッサン(オランダ)

4位 3:57.60 フレウェイニ・ゲブレジベヘル(エチオピア)

5位 3:58.93 ガブリエラ・デビュー・スタフォード(カナダ)

6位 3:59.01 リンデン・ホール(オーストラリア)

7位 3:59.80 ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)

8位 3:59.95 田中希実(豊田自動織機TC)

9位 4:00.12 マルタ・ペレス(スペイン)

10位 4:01.75 エル・サン・ピエール(アメリカ)

11位 4:02.63 ジェシカ・ハル(オーストラリア)

12位 4:05.50 コリーアン・マギー(アメリカ)

13位 4:11.76 クリスティーナ・マキ(チェコ)

 

今回は上位3選手が強かったです。

ハッサン選手が序盤で先頭を走る展開になりました。

ハッサン選手が前にいくと、キピエゴン選手とミューア選手が対応して上がっていきました。

 

ラストスパート勝負でキピエゴン選手が勝ちました。

キピエゴン選手はオリンピック2連覇です。

 

ミューア選手はリオオリンピックとドーハ世界陸上では終盤で抜かれていましたが、今回は逆にハッサン選手を抜いていました。

 

ハッサン選手は5000mの疲れがあったかもしれません。

ラストのキレが無かったです。

 

田中希実選手は今回も3分台で走り、見事に入賞しました。

女子1500mは今まで日本人選手は出場も出来ないレベルでした。

それが一気に入賞という結果を出しました。

まだまだ伸びていきそうなので、今後が楽しみです。