ニューイヤー駅伝2024区間賞予想

2024年1月1日に第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会、ニューイヤー駅伝が行われます。

区間エントリーが発表されたので、区間賞予想と上位予想チームの展開予想をしていきます。

 

ニューイヤー駅伝2024区間賞予想

1区 長嶋幸宝(旭化成)

長嶋幸宝選手は高卒ルーキーですが、非常に力のある選手です。

昨年度は高校駅伝で1区区間賞を獲得しています。

旭化成に入ってからは10000mで27分44秒を出しています。

ラストのスピードもあるので、1区区間賞の可能性が高いと思います。

 

他の区間賞候補は前回1区区間賞の村山紘太選手、区間2位の小袖英人選手、区間3位の太田直希選手です。

服部弾馬選手はラストのスピードがあり、区間2位の実績もあります。

スプリント勝負になれば1500m日本歴代7位のタイムを持っている森田佳祐選手も強いです。

2区 太田智樹(トヨタ自動車)

今年の日本選手権10000mで2位に入りました。

タイムは日本歴代2位でした。

前回は3区区間賞、ハーフマラソンの持ちタイムは日本歴代3位です。

 

前回のエース区間だった4区区間賞の池田耀平選手や区間2位の細谷恭平選手も区間賞候補です。

他にもMGC2位の赤﨑暁選手や安定して強い井上大仁選手も注目しています。

今回からはエース区間なので、力のある選手が多数エントリーしています。

3区 塩尻和也(富士通)

今年の日本選手権10000mで優勝しました。

日本記録保持者です。

前回は5区2位、駅伝でも安定して強い選手なので、区間上位で走る可能性が高いです。

 

今回の3区は日本選手権で上位に入った選手が多くエントリーしています。

3位の相澤晃選手、4位の田澤廉選手、5位の小林歩選手がいます。

他にも前回3区3位の林田洋翔選手や4区6位の吉田祐也選手など実力者が多数エントリーしています。

 

4区 ベナード・コエチ(九電工)

前回は2区区間賞でした。

ニューイヤー駅伝では安定して強い選手です。

外国人選手の区間が2区から4区になったことで、単独走の強さが大事になってくると思います。

コエチ選手は単独走も強いので、区間変更はプラスだと思います。

 

気になるのはGMOのジャコブ・クロップ選手です。

オレゴン世界陸上の5000mで銀メダル、ブダペスト世界陸上の5000mで銅メダルを獲得しています。

初めての駅伝でどんな結果を出すのか楽しみです。

 

前回区間2位のキプランガット・ベンソン選手、区間3位のキプラガット・エマヌエル・コリル選手も区間賞候補です。

八王子ロングディスタンスで強い走りをしていたアモス・クルガト選手も注目しています。

5区 青木涼真(Honda)

前回は5区区間賞でした。

5区は前回と全く同じコースです。

上りの区間なので、青木選手に向いているコースだと思います。

 

上りの区間ということで箱根駅伝で5区区間賞実績のある大塚祥平選手や宮下隼人選手がエントリーしています。

葛西潤選手は八王子ロングディスタンスで27分36秒を出しました。

5区にエントリーしている選手の中では持ちタイム最速です。

ブダペスト世界陸上のマラソンに出場した山下一貴選手もエントリーしています。

6区 大迫傑(GMO)

6区エントリーなのは謎ですが、メンバーレベルが低めの6区だと区間賞候補になります。

前回は3区2位でした。

 

MGCで優勝した小山直城選手がエントリーしています。

前回は4区3位でした。

6区エントリーだと状態はあまり良くないのかなと思います。

7区 木村慎(Honda)

7区は区間賞予想が難しいです。

順位が決まる区間なので、けん制する展開になることも多いです。

 

木村慎選手は前回7区2位でした。

MGCに出場していて、状態がどうなのか気になります。

 

前回7区区間賞だった服部勇馬選手がエントリーしています。

今シーズンの結果を考えると区間賞は難しそうだと思いますが、区間上位では走ってきそうです。

 

上位予想チームの戦力分析と展開予想

順位予想記事

トヨタ自動車

エントリーしている選手は全員10000m27分台のタイムを持っています。

特に2区3区が強いです。

3区終了時点ではトップの可能性が1番高いと思います。

4区は耐える区間となります。

追いつかれても5区以降で互角以上の勝負ができる選手が揃っています。

富士通

2区の浦野雄平選手がポイントになってくると思います。

MGC出場からどこまで仕上げてきているでしょうか。

3区の塩尻和也選手でトップまでいきたいです。

横手健選手と伊豫田達弥選手は東日本実業団駅伝で区間賞を獲得しています。

Honda

伊藤達彦選手は3区に入っているので、かなり状態が戻っていそうです。

しかし、小山直城選手が6区なのはマイナスです。

状態はあまり良くなさそうです。

5区の青木涼真選手のところでトップになって、そのまま逃げ切るのが理想です。

旭化成

オール日本人エントリーです。

4区は元々下位予想だったので、予想順位には影響がほとんどありません。

長嶋幸宝選手は区間賞予想、相澤晃選手と葛西潤選手は区間上位予想をしています。

優勝は難しそうですが、3位以内は狙える戦力です。

GMO

大迫傑選手が6区なのは気になります。

4区のジャコブ・クロップ選手も未知数で順位予想が難しいです。

2区の今江勇人選手が区間上位の走りが出来れば、優勝争いにも絡んでくると思います。

 

三菱重工

2~5区が強いです。

この4区間で大きく稼ぎたいです。

優勝するためには5区終了時点でトップが必要だと思います。

黒崎播磨

2年連続で失敗している1区には前田義弘選手が入りました。

1区で遅れなければ2~4区が強いので、入賞の可能性が高いと思います。

NTT西日本

入賞が狙えるオーダーだと思います。

好走実績のある服部弾馬選手が区間上位に入ってくれば、一色恭志選手と小林歩選手は上位でつなげそうです。

九電工

MGCで2位に入った赤﨑暁選手に注目です。

前回は4区29位でしたが、今シーズンはトラックとマラソンで絶好調です。

ベナード・コエチ選手は区間賞候補で稼いでくれそうです。

SUBARU

1区に1500m日本歴代7位の森田佳祐選手が入っています。

1区はスローペースになった方が良いです。

2区の清水歓太選手は日本選手権で10位でした。

4区のキプランガット・ベンソン選手は区間賞候補です。