箱根駅伝2021往路結果

2021年1月2日に第97回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路が行われました。

この記事では往路の結果(順位・タイム・区間賞)と大学別の区間順位・感想について書いています。

 

箱根駅伝2021往路結果

順位・タイム

()内の数字は往路予想順位

優勝 5:28:08 創価大学(11)

2位 5:30:22 東洋大学(6)

3位 5:30:29 駒澤大学(3)

4位 5:30:39 帝京大学(5)

5位 5:31:35 東海大学(2)

6位 5:32:06 東京国際大学(14)

7位 5:33:31 順天堂大学(9)

8位 5:33:40 神奈川大学(12)

9位 5:34:52 國學院大學(10)

10位 5:35:01 拓殖大学(19)

ここまでシード権


11位 5:35:12  早稲田大学(7)

12位 5:35:43 青山学院大学(1)

13位 5:35:44 城西大学(13)

14位 5:36:03 明治大学(4)

15位 5:36:38 日本体育大学(15)

16位 5:37:14 法政大学(16)

17位 5:37:48 国士舘大学(17)

18位 5:38:38 山梨学院大学(18)

19位 5:39:17 中央大学(8)

OP 5:45:46 関東学生連合

20位 5:49:56 専修大学(20)

 

タイムは前回より5分くらい遅かったです。

1区のスローペースと風が強かったのが影響したと思います。

 

順位予想は下位のほうはだいたい予想通りでしたが、上位は大きく違うチームが多かったです。

スタート直後から予想外のことが多すぎました。

区間賞

1区 鎌田航生(法政大学)

2区 イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)

3区 石原翔太郎(東海大学)

4区 ポール・オニエゴ(山梨学院大学)

5区 細谷翔馬(帝京大学)

 

3位以内に入ったチームは区間賞0でした。

 

大学別区間順位と感想

優勝 創価大学

往路予想順位 11位

 

1区 3位 福田悠一(4)

2区 6位 フィリップ・ムルワ(2)

3区 3位 葛西潤(2)

4区 2位 嶋津雄大(3)

5区 2位 三上雄太(3)

 

何もかも上手くいきました。

区間配置も完璧でした。

3区の葛西潤選手が1番予想外の好走でした。

試合に出てなかったので実力が分かりにくかったです。

区間賞は0でしたが、安定感抜群の駅伝でした。

2位 東洋大学

往路予想順位 6位

 

1区 9位 児玉悠輔(2)

2区 4位 松山和希(1)

3区 8位 前田義弘(2)

4区 6位 吉川洋次(4)

5区 3位 宮下隼人(3)

 

大きく遅れる区間がありませんでした。

2区の松山和希選手はルーキーで素晴らしい走りでした。

テレビにはほとんど映っていなかったので、もうちょっと状況が知りたかったです。

西山和弥選手が往路を走らなかったのは予想外でした。

3位 駒澤大学

往路予想順位 3位

 

1区 15位 白鳥哲汰(1)

2区 7位 田澤廉(2)

3区 2位 小林歩(4)

4区 11位 酒井亮太(2)

5区 4位 鈴木芽吹(1)

 

1区に白鳥哲汰選手は予想外でした。

少し遅れましたが2区の田澤廉選手と3区の小林歩選手の追い上げで上位まで持ってきました。

5区の鈴木芽吹選手の走りが大事になってくると思っていましたが、区間4位の好走でした。

次回も5区を走りそうです。

4位 帝京大学

往路予想順位 5位

 

1区 13位 小野寺悠(4)

2区 12位 星岳(4)

3区 4位 遠藤大地(3)

4区 9位 中村風馬(3)

5区 1位 細谷翔馬(3)

 

往路の区間オーダー予想は全て的中でした。

1・2区で少し遅れましたが、3区以降が強かったです。

遠藤大地選手は3区で3年連続の好走です。

帝京大学は5区の成績が悪いことが多かったんですが、今回はまさかの区間賞でした。

帝京大学の5区区間賞は初めてです。

5位 東海大学

往路予想順位 2位

 

1区 2位 塩澤稀夕(4)

2区 8位 名取燎太(4)

3区 1位 石原翔太郎(1)

4区 19位 佐伯陽生(1)

5区 7位 西田壮志(4)

 

4年生3本柱は最低限の走りは出来ましたが、優勝するにはもう少しの走りだったと思います。

3区と4区のルーキーで明暗が分かれました。

3区の石原翔太郎選手は序盤から積極的な走りで、最後まで粘り強い走りでした。

佐伯陽生選手は4区に起用されたので調子が良いのかと思いましたが、序盤から遅かったです。

 

6位 東京国際大学

往路予想順位 14位

 

1区 14位 丹所健(2)

2区 1位 イェゴン・ヴィンセント(2)

3区 9位 内田光(4)

4区 13位 宗像聖(2)

5区 10位 荒井雄哉(4)

 

イェゴン・ヴィンセント選手は欠場だと予想していたのが、予想順位との差の大きな理由です。

調子があんまり良くないのかと思いましたが、区間新記録の好走でした。

区間賞インタビューでルカ・ムセンビ選手が通訳をしていました。

ルカ・ムセンビ選手は日本に来てから長いので、日本語力が高いです。

5区の荒井雄哉選手も予想以上の結果でした。

7位 順天堂大学

往路予想順位 9位

 

1区 10位 三浦龍司(1)

2区 10位 野村優作(2)

3区 5位 伊豫田達弥(2)

4区 5位 石井一希(1)

5区 13位 津田将希(3)

 

全チームで1番予想に近い結果だったと思います。

1区はスピード勝負になり、三浦龍司選手の得意な展開かと思いましたが、伸びてきませんでした。

三浦龍司選手でも順天堂大学は箱根駅伝1区で上位に入れないんですね。

若いメンバーで結果を出せたので、あと2年は安心ですね。

8位 神奈川大学

往路予想順位 12位

 

1区 4位 呑村大樹(3)

2区 9位 井手孝一(4)

3区 10位 川口慧(3)

4区 10位 西方大珠(3)

5区 11位 北﨑拓矢(4)

 

往路は上級生で固めました。

1区で好スタートを切り、その後も堅実につなぎました。

北﨑拓矢選手が故障から復帰できたのが大きかったと思います。

9位 國學院大學

往路予想順位 10位

 

1区 12位 藤木宏太(3)

2区 15位 中西大翔(2)

3区 7位 臼井健太(4)

4区 15位 河東寛大(4)

5区 8位 殿地琢朗(3)

 

1・2区で遅れて、シード権は難しくなったと思いましたが、最終的にはシード権争いが出来る位置まで持ってこれました。

3区の臼井健太選手と5区の殿地琢朗選手が下位から上手く追い上げました。

1区のスローペースが國學院大學にとっては不運な展開でした。

10位 拓殖大学

往路予想順位 19位

 

1区 11位 合田椋(3)

2区 5位 ジョセフ・ラジニ(2)

3区 18位 新井遼平(3)

4区 16位 佐藤広夢(3)

5区 5位 石川佳樹(4)

 

ジョセフ・ラジニ選手は欠場かと思いましたが当日変更でした。

しかし、日本人エースの吉原遼太郎選手の欠場は痛いです。

5区の石川佳樹選手は故障明けで区間10位に入れるかどうかと見ていたので、往路予想順位は大きく外れました。

 

11位 早稲田大学

往路予想順位 7位

 

1区 5位 井川龍人(2)

2区 13位 太田直希(3)

3区 6位 中谷雄飛(3)

4区 3位 鈴木創士(2)

5区 19位 諸冨湧(1)

 

太田直希選手と中谷雄飛選手は日本選手権の疲れがあったのか、予想よりも遅かったです。

4区の鈴木創士選手は前回の7区2位に続いての好走でした。

5区は苦戦すると思っていましたが、予想以上に遅れました。

12位 青山学院大学

往路予想順位 優勝

 

1区 6位 吉田圭太(4)

2区 14位 中村唯翔(2)

3区 14位 湯原慶吾(3)

4区 4位 佐藤一世(1)

5区 17位 竹石尚人(4)

 

2区の中村唯翔選手は良い集団に入れたかと思いましたが、付いていけませんでした。

3区は神林勇太選手を起用するつもりが疲労骨折で湯原慶吾選手になったそうです。

4区の佐藤一世選手はもらった位置が悪かったのもあったと思いますが、もう少しでした。

竹石尚人選手は箱根駅伝の5区との相性が最悪なんだと思います。

上りに強いからといって、箱根駅伝5区を速く走れるわけではないのが難しいところです。

13位 城西大学

往路予想順位 13位

 

1区 7位 砂岡拓磨(3)

2区 11位 菊地駿弥(4)

3区 17位 菅原伊織(4)

4区 18位 梶川由稀(4)

5区 6位 山本唯翔(1)

 

4区までは予想よりも遅かったです。

しかし、5区のルーキー山本唯翔選手が区間6位の好走でした。

強い4年生が抜けますが、5区で稼げる選手がいるのは大きいです。

14位 明治大学

往路予想順位 4位

 

1区 16位 児玉真輝(1)

2区 17位 加藤大誠(2)

3区 12位 小袖英人(4)

4区 7位 櫛田佳希(2)

5区 9位 鈴木聖人(3)

 

不安だった1・2区で大きく遅れてしまいました。

もらった位置が悪かったのが影響したのか3区以降は少しずつ予想よりも遅かったです。

ゲームチェンジャーがいないので、出遅れると巻き返すのが難しいです。

15位 日本体育大学

往路予想順位 15位

 

1区 8位 藤本珠輝(2)

2区 3位 池田耀平(4)

3区 11位 岩室天輝(4)

4区 17位 福住賢翔(4)

5区 16位 村越凌太(2)

 

1・2区は良かったです。

池田耀平選手は日本人トップでした。

4区は当日変更がどうだったんでしょうか。

私が予想していた大内宏樹選手の方が良かったかもしれません。

 

16位 法政大学

往路予想順位 16位

 

1区 1位 鎌田航生(3)

2区 19位 河田太一平(2)

3区 12位 松本康汰(2)

4区 11位 清家陸(3)

5区 12位 古海航(4)

 

1区の鎌田航生選手が区間賞で最高のスタートを切れました。

しかし、河田太一平選手が2区のラスト3kmの坂に苦しめられました。

足が動かないような状況にまでなっていました。

17位 国士舘大学

往路予想順位 17位

 

1区 18位 山本龍神(1)

2区 2位 ライモイ・ヴィンセント(2)

3区 19位 清水拓斗(3)

4区 14位 木榑杏祐(3)

5区 14位 孝田拓海(4)

 

1区は不安な区間でしたが、スローペースのおかげで少しの遅れで済みました。

2区のライモイ・ヴィンセント選手は思ったより上がってこなかったです。

区間3位の池田選手と同じくらいのタイムでした。

18位 山梨学院大学

往路予想順位 18位

 

1区 20位 新本駿(1)

2区 18位 森山真伍(4)

3区 16位 島津裕太(1)

4区 1位 ポール・オニエゴ(3)

5区 15位 星野一平(2)

 

予想外の往路オーダーは当日変更で納得しました。

瀬戸祐希選手の欠場は大きな戦力ダウンです。

1区はスローペースで助かりました。

ハイペースだったら3分以上遅れていたと思います。

ポール・オニエゴ選手は下位からの区間賞は素晴らしいです。

19位 中央大学

往路予想順位 8位

 

1区 17位 千守倫央(2)

2区 16位 森凪也(3)

3区 15位 吉居大和(1)

4区 8位 三須健乃介(4)

5区 18位 畝拓夢(4)

 

当日変更は予想とは違いましたが、良いオーダーだと思いました。

しかし、4区の三須健乃介選手以外は予想よりかなり遅かったです。

吉居大和選手は強風に苦しめられた気がします。

20位 専修大学

往路予想順位 20位

 

1区 19位 高瀬桂(2)

2区 20位 茅野雅博(4)

3区 20位 金久保遥(3)

4区 20位 国増治貴(2)

5区 20位 野下稜平(1)

 

予選会チーム内トップだった木村暁仁選手が当日変更となってしまいました。

大きなアクシデントは無さそうでしたが、全然勝負になりませんでした。

19位とは10分以上離れました。