ニューイヤー駅伝2021結果

2021年1月1日に第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が行われました。

この記事では総合順位・総合タイム・区間賞をまとめています。

区間ごと・上位チーム・予想と大きく違ったチームの感想についても書いています。

 

ニューイヤー駅伝2021結果

総合順位・タイム

()内の数字は予想順位

優勝 4:48:52 富士通(3)

2位 4:49:55 トヨタ自動車(2)

3位 4:50:32 旭化成(1)

4位 4:52:33 日立物流(20)

5位 4:52:38 Honda(4)

6位 4:52:45 三菱重工(6)

7位 4:53:54 JR東日本(8)

8位 4:54:55 ヤクルト(13)

9位 4:54:58 GMOインターネットグループ(5)

10位 4:55:05 SGホールディングスグループ(9)

11位 4:55:10 トヨタ自動車九州(14)

12位 4:55:16 大阪ガス(26)

13位 4:55:26 住友電工(11)

14位 4:55:27 九電工(16)

15位 4:55:30 トヨタ紡織(12)

16位 4:55:36 安川電機(17)

17位 4:55:43 黒崎播磨(21)

18位 4:57:08 コニカミノルタ(10)

19位 4:57:10 NTT西日本(18)

20位 4:57:20 埼玉医科大学G(33)

21位 4:57:36 トーエネック(19)

22位 4:57:43 JFEスチール(29)

23位 4:57:45 サンベルクス(25)

24位 4:57:47 中国電力(22)

25位 4:57:50 愛知製鋼(24)

26位 4:57:55 マツダ(15)

27位 4:58:14 愛三工業(7)

28位 4:58:38 中電工(23)

29位 4:58:46 中央発條(32)

30位 5:02:03 大塚製薬(31)

31位 5:02:14 ひらまつ病院(34)

32位 5:03:12 戸上電機製作所(35)

33位 5:03:39 コモディイイダ(27)

34位 5:05:03 YKK(28)

35位 5:05:53 NDソフト(30)

36位 5:21:47 日本製鉄瀬戸内(36)

出場辞退 カネボウ

 

タイムは前回より2・3分遅かったです。

1区のスローペース、風が強かったのが影響したと思います。

 

直前順位予想記事

区間賞

1区 松枝博輝(富士通)

2区 ベナード・コエチ(九電工)

3区 田村和希(住友電工)

4区 佐藤悠基(SGH)

5区 服部勇馬(トヨタ自動車)

6区 鈴木健吾(富士通)

7区 浦野雄平(富士通)

 

全て有力選手に挙げた中から区間賞が出ましたが、的中は1人だけでした。

 

区間ごとの感想

1区

スローペースで進んだので、スピードのある選手が上位に入っています。

有力選手に挙げた5人中、4人がトップ5だったので順当な結果だったと思います。

 

2区

大きく順位が変動した区間でした。

九電工のベナード・コエチ選手が2年連続で区間賞を獲っています。

3強はやや苦戦といった結果でした。

 

3区

住友電工の田村和希選手が18人抜きの区間タイ記録でした。

安川電機の古賀淳紫選手と大阪ガスの野中優志選手が区間3・4位に入っています。

この2人は最近好成績が多いです。

前回区間賞だったトヨタ自動車の西山雄介選手は区間14位と苦しみました。

 

4区

SGHの佐藤悠基選手が14人抜きの区間賞でした。

有力選手に挙げた選手が順当に区間上位に入ってますが、黒崎播磨の細谷恭平選手が区間4位の予想以上の好走でした。

戸上電機製作所の金丸逸樹選手も区間9位の好走でした。

Hondaの伊藤達彦選手は後半疲れました。

 

5区

有力選手が区間上位に入っています。

三菱重工の山下一貴選手が区間4位に入っています。

実力のある選手ですが、前の速い集団に入れたのも大きかったと思います。

 

6区

3強の3人がほぼ同タイムの圧倒的な強さでした。

 

7区

富士通の浦野雄平選手が前半から積極的な走りで区間賞でした。

区間2位・3位は日立物流の服部翔大選手とHondaの土方英和選手でした。

上手く集団を引っ張り合って、効率の良い走りだったと思います。

 

上位チームの感想

優勝 富士通

予想順位 3位

 

前回予選敗退、ゼッケンナンバー31番での優勝でした。

区間賞3人で全体的に成績が良かったです。

1区の松枝博輝選手は素晴らしいラストスパートで良い流れを作りました。

4区の中村匠吾選手は得意のロングスパートで2位に18秒の差をつけました。

5~7区の3人も強かったです。

2位 トヨタ自動車

予想順位 2位

 

2区・3区が誤算だったと思います。

3区終了時点でトップじゃないと優勝は難しかったです。

3区の西山雄介選手が前回より1分くらい遅いので、3区の遅れが痛すぎました。

5区の服部勇馬選手はまだ完全には調子が戻ってないと思いますが、強い走りでした。

3位 旭化成

予想順位 優勝

 

4区まではほぼ予定通りだったと思います。

5区の村山謙太選手が序盤で速く入りすぎたことで、中盤以降遅れてしまいました。

5区で差がついたことで6区の小野知大選手が抑えて入ることができずに、後半伸びませんでした。

結果的に相澤晃選手の欠場が影響してしまいました。

4区相澤選手で7区に鎧坂哲哉選手だったら、どんなレースになっていたんでしょうか。

4位 日立物流

予想順位 20位

 

過去最高の順位でした。

1区から常に上位でレースを進めていました。

本戦では実力を発揮できないことが多いチームでしたが、今回は素晴らしい成績でした。

別府監督就任1年目でいきなり結果を出しました。

服部翔大選手は別府監督の指導が合うんでしょうね。

次回は連続入賞できるか注目です。

5位 Honda

予想順位 4位

 

1区の小山直城選手は前回3位、今回も5位で良い仕事をしました。

3区の中山顕選手と4区の伊藤達彦選手は予想より遅く、順位を落としてしまいました。

5区の青木涼真選手は区間トップから1秒差の区間2位でした。

得意なコースだと思うので、次回から5区区間上位常連になりそうです。

設楽悠太選手が加われば3強とも戦えそうです。

 

6位 三菱重工

予想順位 6位

 

今シーズン好調だった定方俊樹選手が好スタートを切りました。

4区の井上大仁選手はずっと集団を引っ張って強い走りでした。

5区の山下一貴選手は後半強かったです。

7位 JR東日本

予想順位 8位

 

2年連続の入賞でした。

1区は20位でしたが、2区以降は良かったです。

4~7区は前回と同じオーダーでした。

6区の其田健也選手は前回2位・今回4位と連続で区間上位に入っています。

8位 ヤクルト

予想順位 13位

 

2区のスタンネリー・ワイザカ選手が区間2位の好走でした。

5区の高久龍選手は福岡国際マラソンを欠場していましたが、区間9位で順位を上げました。

アンカーは激しい入賞争いになりましたが、ベテランの高宮祐樹選手が競り勝ちました。

前回も入賞争いに勝っての入賞でした。

9位 GMOインターネットグループ

予想順位 5位

 

1・2区と上手くつないで、3区の渡邉利典選手がトップになりました。

4区の一色恭志選手は後半落ちました。

5区の橋本崚選手が区間22位で順位を落としましたが、6区の近藤秀一選手が区間5位で入賞が見える位置まで持っていきました。

アンカーの吉田祐也選手は牽制状態から早めのスパートをしましたが、逃げ切れませんでした。

10位 SGH

予想順位 9位

 

1・2区は区間下位で大きく遅れました。

4区の佐藤悠基選手が14人抜きの区間賞でした。

区間上位は予想していましたが、ここまで好走するとは思いませんでした。

 

予想と大きく順位が違ったチームの感想

12位 大阪ガス

予想順位 26位

 

3~5区の3区間が良かったです。

3区の野中優志選手が区間4位、4区の坂東剛選手が区間8位、5区の辻村公佑選手が区間6位でした。

日本人選手オンリーのチームの中では最速でした。

18位 コニカミノルタ

予想順位 10位

 

1・3・4・7区が区間20位台、区間一桁順位はなしでした。

ニューイヤー駅伝に強いチームでしたが、今回は残念な結果となりました。

20位 埼玉医科大学G

予想順位 33位

 

初出場で好成績でした。

2区のワンブア・タイタス選手が区間12位、6区の長山瑞季選手が区間7位でした。

残りの区間も実力を発揮できた結果だったと思います。

26位 マツダ

予想順位 15位

 

主力の山本憲二選手と向晃平選手の欠場もありましたが、全体的に厳しい結果でした。

3区の延藤潤選手は区間7位で安定した強さを見せました。

27位 愛三工業

予想順位 7位

 

1区の山口浩勢選手が33位と大きく遅れて、後の選手も区間下位が多かったです。

4区の鈴木洋平選手は区間12位の良い走りでした。

 

 

明日の箱根駅伝の直前順位予想記事