2020年7月15日にホクレンディスタンスチャレンジ網走大会が行われました。
非常にコンディションが良く、好記録が連発する大会になりました。
この記事では上位選手と注目選手の結果をまとめています。
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ホクレンディスタンスチャレンジ2020網走結果
女子1500m
1位 4:14:94 卜部蘭(積水化学)
2位 4:18.87 高松智美ムセンビ(名城大学)
3位 4:19.84 陣内綾子(九電工)
4位 4:20.14 新谷仁美(積水化学)
5位 4:20.79 和田有菜(名城大学)
6位 4:22.97 土田佳奈(埼玉医科大学グループ)
7位 4:23.33 吉川侑美(ユニクロ)
卜部蘭選手が自己ベストに近いタイムを出しています。
ずっと先頭を走っての記録なので良いと思います。
新谷仁美選手は自己ベスト更新です。
スピードが上がっていると感じました。
女子3000m
B組
1位 9:12.60 ゼイトナ・フーサン(デンソー)
2位 9:14.41 兼友良夏(京セラ)
3位 9:16.17 デスタ・ブルカ(デンソー)
兼友良夏選手が自己ベストを20秒以上更新しています。
高卒ルーキーで身長141cmという非常に小柄な選手です。
A組
1位 8:56.05 バイレ・シンシア(神村学園高校)
2位 9:14.54 黒川円佳(神村学園高校)
3位 9:14.86 鍋島莉奈(日本郵政グループ)
4位 9:17.21 久保心優(神村学園高校)
5位 9:18.09 信櫻空(パナソニック)
6位 9:19.73 武田千捺(ダイハツ)
7位 9:20.47 渡邊菜々美(パナソニック)
8位 9:21.67 木之下沙椰(神村学園高校)
9位 9:25.13 マーシャ・ヴェロニカ(埼玉医科大学グループ)
10位 9:27.83 高橋明日香(日本郵政グループ)
11位 9:28.33 中須瑠菜(神村学園高校)
神村学園高校の主力が9分30秒以内に5人入っています。
黒川円佳選手と久保心優選手は自己ベスト更新です。
鍋島莉奈選手は故障明けでしたが、まずまずのタイムで走れています。
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女子5000m
B組
1位 15:54.74 阿部有香里(しまむら)
2位 15:55.24 佐藤奈々(スターツ)
3位 15:56.77 山﨑夢乃(佛教大学)
4位 16:03.61 石井寿美(ヤマダ電機)
5位 16:05.12 真柄碧(資生堂)
6位 16:06.93 和久夢来(ユニバーサルエンターテインメント)
7位 16:06.96 竹本香奈子(ダイハツ)
8位 16:07.81 宇都宮恵理(日本郵政グループ)
9位 16:08.17 和田優香里(積水化学)
10位 16:09.09 竹地志帆(ヤマダ電機)
11位 16:09.18 猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント)
12位 16:18.65 野崎光(大阪学院大学)
佐藤奈々選手がわずかに自己ベスト更新です。
山﨑夢乃選手は自己ベストを20秒以上更新しました。
全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝ではエース区間を区間一桁順位で走った選手です。
A組
1位 15:02.62 田中希実(豊田自動織機TC)
2位 15:03.09 ヘレン・エカラレ(豊田自動織機)
3位 15:04.32 キプケモイ・ジョアン(九電工)
4位 15:05.78 萩谷楓(エディオン)※日本歴代6位
5位 15:14.84 ジェロティッチ・ウィニー(九電工)
6位 15:29.93 矢野栞理(デンソー)
7位 15:30.04 清水真帆(ヤマダ電機)
8位 15:32.36 矢田みくに(デンソー)
9位 15:34.02 山口遥(AC・KITA)
10位 15:42.24 籔下明音(豊田自動織機)
11位 15:44.31 西原加純(ヤマダ電機)
12位 15:45.42 中原海鈴(京セラ)
13位 15:47.13 菅田雅香(日本郵政グループ)
14位 15:48.28 筒井咲帆(ヤマダ電機)
15位 15:49.87 石澤ゆかり(エディオン)
16位 15:50.60 内藤早紀子(パナソニック)
17位 15:51.00 小笠原朱里(デンソー)
18位 15:51.30 田﨑優理(ヤマダ電機)
19位 15:54.23 メリー・シプコ・マネラ(日立)
20位 15:56.46 モカヤ・マータ(キヤノンAC九州)
21位 15:59.39 カリウキ・ナオミ・ムッソーニ(ユニバーサルエンターテインメント)
22位 16:04.62 市川珠李(ヤマダ電機)
23位 16:04.69 青山瑠衣(ユニバーサルエンターテインメント)
24位 16:11.21 松本亜子(デンソー)
田中希実選手が最初から最後まで先頭を走って、自己ベストに近いタイムを出しました。
ずっと先頭を走ることになるから、もう少しタイムは遅くなると思っていましたが、予想以上に速かったです。
ラスト1kmを2分50秒で走っています。
強い選手と走れば日本記録が出そうです。
千歳大会では3000mにエントリーしています。
連戦の疲れが気になりますが、日本記録更新が期待できます。
ヘレン・エカラレ選手・キプケモイ・ジョアン選手・ジェロティッチ・ウィニー選手は自己ベストを大幅に更新しました。
萩谷楓選手はラスト1周まで先頭集団に付いていって、自己ベストを20秒以上更新、日本歴代6位の記録でした。
ハイペースでしたが余裕をもって付いていけていました。
恐ろしい急成長です。
千歳大会では3000mにエントリーしています。
どこまで記録を更新するのか楽しみです。
この組は好タイムが続出しています。
ヤマダ電機とデンソーが良いですね。
女子10000m
1位 30:38.18 ローズメリー・ワンジル・モニカ(スターツ)
2位 31:23.30 一山麻緒(ワコール)
3位 32:05.31 佐藤早也伽(積水化学)
4位 32:08.67 小林成美(名城大学)
5位 32:12.24 安藤友香(ワコール)
6位 32:15.88 川口桃佳(豊田自動織機)
7位 32:17.12 大西ひかり(日本郵政グループ)
8位 32:28.27 松田瑞生(ダイハツ)
9位 32:31.37 山本菜緒(豊田自動織機)
10位 32:52.83 中村優希(パナソニック)
11位 32:54.38 堀優花(パナソニック)
12位 33:04.65 松田杏奈(京セラ)
ローズメリー・ワンジル・モニカ選手が自己ベストに近い好タイムで走っています。
一山麻緒選手は自己ベストを10秒以上更新しました。
中盤で粘って、最後に上げることができました。
一山選手は失速してそのまま遅くなることが多かったんですが、今回はラスト1kmを3分3秒まで上げています。
千歳大会では5000mにエントリーしています。
佐藤早也伽選手は自己ベスト更新するかと思いましたが、今回は終盤があまり伸びませんでした。
小林成美選手と川口桃佳選手は自己ベストを1分弱更新しています。
この2人は深川大会の5000mでも好走していました。
小林成美選手は長い距離ほど強そうです。
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男子5000m
D組
1位 13:57.66 大山憲明(コニカミノルタ)
2位 13:58.05 監物稔浩(NTT西日本)
3位 14:01.28 倉田蓮(大東文化大学)
4位 14:02.87 唐澤拓海(駒澤大学)
5位 14:03.17 土井大輔(黒崎播磨)
6位 14:03.55 大津顕杜(トヨタ自動車九州)
7位 14:04.61 大畑和真(安川電機)
8位 14:05.09 廣瀨大貴(大阪ガス)
9位 14:05.22 志水佑守(トヨタ自動車九州)
10位 14:06.72 山藤篤司(トヨタ自動車)
11位 14:09.71 山岸宏貴(GMO)
ペースメーカーのいないD組から13分台が出ています。
大山憲明選手はラスト1周が速かったです。
C組
1位 13:50.01 藤木宏太(國學院大學)
2位 13:52.34 山谷昌也(東京国際大学)
3位 13:53.49 赤﨑暁(九電工)
4位 13:54.38 花尾恭輔(駒澤大学)
5位 13:55.64 楠康成(阿見AC)
6位 13:56.37 赤津勇進(駒澤大学)
7位 13:56.67 酒井亮太(駒澤大学)
8位 13:57.14 林奎介(GMO)
9位 13:58.02 小山裕太(トーエネック)
10位 13:58.03 國行麗生(大塚製薬)
11位 14:00.83 八巻雄飛(SGH)
12位 14:05.77 岡原仁志(中電工)
13位 14:07.11 橋本崚(GMO)
14位 14:09.30 高橋尚弥(安川電機)
藤木宏太選手が自己ベストを15秒以上更新しています。
深川大会の10000mでも好走していました。
山谷昌也選手は10秒弱の自己ベスト更新です。
3人走った駒澤大学の選手が全員13分台の自己ベストを出しています。
B組
1位 13:42.24 中西大翔(國學院大學)
2位 13:42.82 中西亮貴(トーエネック)
3位 13:43.38 鈴木芽吹(駒澤大学)
4位 13:44.71 菅原伊織(城西大学)
5位 13:45.22 一色恭志(GMO)
6位 13:46.32 米満怜(コニカミノルタ)
7位 13:47.09 太田智樹(トヨタ自動車)
8位 13:47.73 鈴木勝彦(SGH)
9位 13:53.87 坂東剛(大阪ガス)
10位 13:55.99 神戸駿介(駒澤大学)
11位 13:57.79 渡邉利典(GMO)
12位 13:58.97 鈴木祐希(カネボウ)
13位 14:00.03 堀尾謙介(トヨタ自動車)
14位 14:04.11 島貫温太(GMO)
15位 14:04.90 石井一希(順天堂大学)
16位 14:05.38 椎野修羅(麗澤大学)
17位 14:05.59 髙畑祐樹(トーエネック)
18位 14:06.55 辻横浩輝(大阪ガス)
19位 14:07.82 橋爪孝安(SGH)
20位 14:08.74 大塚祥平(九電工)
中西大翔選手が自己ベストを10秒以上更新しています。
深川大会の10000mでも大幅に自己ベストを更新していました。
この組も2人の駒澤大学の選手が13分台で自己ベスト更新です。
鈴木芽吹選手は長い距離の結果も楽しみです。
他にも自己ベスト更新した選手が多く、8位まで13分50秒を切るレベルの高さでした。
A組
1位 13:11.77 ベナード・コエチ(九電工)
2位 13:20.39 イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)
3位 13:28.30 長谷川柊(カネボウ)
4位 13:31.49 エバンス・ケイタニー(トヨタ紡織)
5位 13:32.03 ドミニク・ランガット(コニカミノルタ)
6位 13:32.55 マゴマ・ベヌエル・モゲニ(旭化成)
7位 13:37.28 浦野雄平(富士通)
8位 13:37.83 田中秀幸(トヨタ自動車)
9位 13:37.96 吉田圭太(青山学院大学)
10位 13:38.36 市川孝徳(日立物流)
11位 13:39.52 木津晶夫(カネボウ)
12位 13:41.18 竹内大地(トーエネック)
13位 13:43.46 大池達也(トヨタ紡織)
14位 13:45.60 西山雄介(トヨタ自動車)
15位 13:49.68 ジョン・ムリツ(トヨタ自動車九州)
16位 13:52.37 中谷雄飛(早稲田大学)
17位 13:54.42 照井明人(NDソフト)
18位 13:54.66 ルカ・ムセンビ(東京国際大学)
19位 13:55.81 伊藤和麻(住友電工)
20位 13:57.40 岡本雄大(サンベルクス)
ベナード・コエチ選手が深川大会の10000mに続いての自己ベスト更新です。
長谷川柊選手が20秒弱の自己ベスト更新です。
深川大会の5000mでも自己ベスト更新でした。
専修大学時代から安定して好タイムを出してきます。
深川大会に続いて13分40秒以内に5人入っています。
浦野雄平選手は2戦連続で入っています。
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男子10000m
B組
1位 28:26.49 吉田祐也(GMO)
2位 28:26.87 藤曲寛人(トヨタ自動車九州)
3位 28:29.37 田村友佑(黒崎播磨)
4位 28:31.27 野中優志(大阪ガス)
5位 28:32.30 高橋翔也(中央学院大学)
6位 28:40.38 中村祐紀(住友電工)
7位 28:47.02 松村陣之助(コモディイイダ)
8位 28:47.69 野田一貴(大塚製薬)
9位 28:50.51 物江雄利(カネボウ)
10位 28:55.69 青木優(カネボウ)
11位 28:56.46 藤原直樹(山陽特殊製鋼)
12位 29:00.86 栗原啓吾(中央学院大学)
13位 29:01.02 杉保滉太(麗澤大学)
吉田祐也選手が自己ベストを約16秒更新しています。
ラストのスピードが素晴らしかったです。
藤曲寛人選手は自己ベストを約20秒更新しています。
他にも上位に入った田村友佑選手、野中優志選手、高橋翔也選手は全員自己ベスト更新です。
A組
1位 27:23.47 ジョナサン・ディク(日立物流)
2位 27:44.37 アレクサンダー・ムティソ(NDソフト)
3位 27:49.35 リチャード・キムニャン(日立物流)
4位 27:56.32 服部勇馬(トヨタ自動車)
5位 28:02.29 エノック・オムワンバ(MHPS)
6位 28:08.10 ボニフェス・ムルア(山梨学院大学)
7位 28:10.59 丸山竜也(八千代工業)
8位 28:12.37 延藤潤(マツダ)
9位 28:13.04 河合代二(トーエネック)
10位 28:13.84 村山紘太(旭化成)
11位 28:16.93 倉田翔平(GMO)
12位 28:18.14 湊谷春紀(DeNA)
13位 28:18.43 大石港与(トヨタ自動車)
14位 28:19.13 井上大仁(MHPS)
15位 28:19.44 中山顕(Honda)
16位 28:20.22 中村大成(富士通)
17位 28:23.24 聞谷賢人(トヨタ紡織)
18位 28:34.56 菊地賢人(コニカミノルタ)
19位 28:49.48 中村友哉(大阪ガス)
20位 28:50.65 神野大地(セルソース)
21位 29:00.17 桃澤大祐(サン工業)
この組はジョナサン・ディク選手が圧倒的な強さでした。
深川大会の5000mではA組2位でした。
服部勇馬選手がついに27分台に突入しました。
試合に欠場していて、どういう状態なのか気になっていましたが、順調なようで良かったです。
28分10秒台に日本人選手が多数入っています。
丸山竜也選手と延藤潤選手は自己ベストが組の中で1番遅かったんですが、大幅に自己ベストを更新しています。
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一山はモニカさんがいたのに惜しいです。30分台を出してほしいです。
一山選手は力をつけてきているので、30分台も出せるようになるかもしれません。
新谷仁美選手の参戦で注目していた女子1500mは、卜部蘭選手が中距離女王の意地を見せたレースだったと思います。
スタートから先頭に立って そのまま押し切ってしまう いつものパターンで、タイムもほぼ自己ベストと言う事で…
日本選手権での田中希実選手との再対決が楽しみになりました。
新谷仁美選手は、日本人選手と1500mで上位争い出来なければ 10000mでは世界と戦えないと言うような考えでの参戦だったそうですが…
だとすれば、もう少し見せ場が欲しかったと思います。
女子5000mAは、田中希実選手が好タイムでの圧勝でしたが…
兵庫選手権(800m)に出場した事に対して批判的な意見もあったみたいで、確かに もし兵庫選手権に出場しなくて ハイレベルなペースメーカーがいたら、日本記録に近いタイムが出てたかもしれません。
萩谷楓選手は、前走から見ても好タイムが期待されてましたが、15分台一桁と言う事で 本人や関係者が一番驚いているかもしれません。
萩谷選手は、中高時代から大幅な自己ベスト更新という事はよくあるので、潜在能力はどれだけなのか?は 年齢からしても、まだ未知数な部分は多いと思います。
女子10000mで好走した小林成美選手は、駅伝の時もそうですが 周りのペースや状況などが自分のリズムと一致した時に好走する事が多いです。
今後は、もっと積極的にレースを作れる様な走りが出来てタイムが出せれば、本物の強さが身に付くと思います。
卜部蘭選手は田中希実選手とは差があると思っています。
萩谷楓選手との対決のほうが面白そうです。
田中希実選手の800m参戦はスピード強化のために良いと思います。
日本記録は急ぐ必要はないでしょう。
萩谷楓選手は昨年度も急成長していましたが、今年度はさらに急成長していて、どこまで成長していくのか楽しみです。
田中希実選手に追いつくと面白くなります。
小林成美選手は状況判断が非常に上手いと思います。