ホクレンディスタンスチャレンジ深川2020結果!田中希実が3000mで日本新記録

2020年7月8日にホクレンディスタンスチャレンジ深川大会が行われました。

この記事では上位選手と注目選手の結果、レースの感想について書いています。

 

ホクレンディスタンスチャレンジ深川2020結果

女子3000m

1位 8:41.35 田中希実(豊田自動織機TC)※日本記録

2位 8:43.33 ヘレン・エカラレ(豊田自動織機)

3位 8:48.12 萩谷楓(エディオン)※日本歴代3位

4位 9:06.49 宮田梨奈(九電工)

5位 9:13.04 五島莉乃(資生堂)

6位 9:17.71 菅田雅香(日本郵政グループ)

7位 9:30.72 佐藤成葉(資生堂)

 

田中希望のラップタイム

1000m 2:52.8

2000m 5:53.0(3:00.2)

3000m 8:41.35(2:48.35)

 

田中希実選手が日本記録を更新しました。

これまでの日本記録は18年前に福士加代子選手が出した8分44秒40でした。

スタートからゴールまで先頭を走っていました。

 

中盤でペースが落ちましたが、ラストで上げてきました。

ラスト1周は63秒くらいで走っています。

日本記録は出ると思っていましたが、予想以上の好タイムでした。

 

網走大会では5000mにエントリーしています。

外国人選手を含めても自己ベストが1番速いです。

こちらは自己ベスト更新は難しいと思っています。

自己ベストを更新するなら、スタートから先頭を走るしかありません。

 

萩谷楓選手も日本歴代3位の好タイムを出しています。

かなり余裕をもって、先頭集団に付いていっているようにみえました。

網走大会では5000mにエントリーしています。

 

宮田梨奈選手は士別大会の5000mに続いて大幅な自己ベスト更新です。

女子5000m

C組

1位 16:08.28 北川星瑠(大阪芸術大学)

2位 16:15.44 信櫻空(パナソニック)

 

高卒ルーキーの2人が好タイムを出しています。

ラスト1km3分8秒、ラスト1周71秒でした。

 

B組

1位 16:01.34 佐藤奈々(スターツ)

2位 16:05.44 平井見季(肥後銀行)

3位 16:06.04 棚池穂乃香(大塚製薬)

4位 16:10.52 竹地志帆(ヤマダ電機)

5位 16:11.74 堀江美里(シスメックス)

6位 16:13.29 石井寿美(ヤマダ電機)

7位 16:16.27 菅野杏華(エディオン)

8位 16:18.08 竹本香奈子(ダイハツ)

 

この組は自己ベストが出ませんでした。

15分台の選手が多かったんですが、途中でペースが落ちてしまいました。

 

A組

1位 15:03.49 ローズメリー・ワンジル・モニカ(スターツ)

2位 15:26.66 佐藤早也伽(積水化学)

3位 15:32.29 川口桃佳(豊田自動織機)

4位 15:45.57 小林成美(名城大学)

5位 15:47.24 清水真帆(ヤマダ電機)

6位 15:50.48 山本菜緒(豊田自動織機)

7位 15:50.51 籔下明音(豊田自動織機)

8位 15:50.59 田村紀薫(日立)

9位 15:52.06 筒井咲帆(ヤマダ電機)

10位 15:56.61 中村優希(パナソニック)

11位 15:59.00 大西ひかり(日本郵政グループ)

12位 16:05.90 三宅紗蘭(天満屋)

13位 16:10.68 林田美咲(九電工)

14位 16:12.15 竹山楓菜(ダイハツ)

15位 16:15.44 西原加純(ヤマダ電機)

16位 16:19.62 堀優花(パナソニック)

 

ローズメリー・ワンジル・モニカ選手が自己ベスト更新です。

網走大会では10000mにエントリーしています。

5000mで田中希実選手との対決が見たかったです。

 

佐藤早也伽選手は自己ベスト更新です。

ラスト1kmを2分58秒、ラスト1周を69秒で走っています。

 

川口桃佳選手も自己ベスト更新です。

最後は佐藤早也伽選手に置いていかれましたが、ラスト1kmで上がっているのはすばらしいです。

女子10000m

1位 31:34.94 前田穂南(天満屋)

2位 32:03.65 一山麻緒(ワコール)

3位 32:15.38 安藤友香(ワコール)

4位 33:13.78 谷本観月(天満屋)

5位 33:16.52 逸木和香菜(九電工)

6位 33:25.31 福良郁美(大塚製薬)

7位 33:38.99 加藤岬(九電工)

 

前田穂南選手が自己ベストを30秒以上更新しています。

1km3分10秒のペースメーカーに最後まで付いていきました。

士別大会の5000mに続いての好走です。

最後まで力強い走りでした。

女子3000m障害

1位 9:53.50 吉村玲美(大東文化大学)

2位 10:03.29 石澤ゆかり(エディオン)

3位 10:06.83 薮田裕衣(大塚製薬)

4位 10:14.47 西出優月(関西外国語大学)

5位 10:52.50 森智香子(積水化学)

 

吉村玲美選手が自己ベストに近いタイムを出しています。

最初の1kmを3分11秒で入りましたが、途中からペースが落ちてしまいました。

しかし、この種目は圧倒的に強いなと思いました。

 

男子5000m

D組

1位 13:56.64 野田一貴(大塚製薬)

2位 14:00.17 三浦拓朗(中央大学)

3位 14:04.89 青木優(カネボウ)

 

野田一貴選手は自己ベスト更新です。

三浦拓朗選手と競っていましたが、ラスト1周で差がつきました。

 

C組

1位 13:50.45 下田裕太(GMO)

2位 13:56.74 森凪也(中央大学)

3位 13:57.72 其田健也(JR東日本)

4位 14:01:97 小森稜太(NTN)

5位 14:02.51 福田悠一(創価大学)

6位 14:03.92 林奎介(GMO)

 

C組からペースメーカーが付いています。

ラスト1kmとラスト1周はD組の方が速いので、ペースメーカーの存在は大きいです。

 

下田裕太選手と森凪也選手が自己ベスト更新です。

2人とも正月の駅伝では良い結果を残すことは出来ませんでしたが、良くなってますね。

 

B組

1位 13:38.79 吉居大和(中央大学)

2位 13:46.35 長谷川柊(カネボウ)

3位 13:55.05 岡本雄大(サンベルクス)

4位 13:56.00 林田洋翔(MHPS)

5位 13:57.42 大池達也(トヨタ紡織)

6位 13:58.16 菅原伊織(城西大学)

7位 13:58.61 竹内颯(中央発條)

8位 14:00.06 中村大成(富士通)

9位 14:00.96 高井和治(九電工)

10位 14:02.02 渡邉利典(GMO)

11位 14:03.08 中西亮貴(トーエネック)

 

吉居大和選手が自己ベスト更新です。

ラスト1周を59秒で走りました。

まだまだ記録を伸ばしていきそうです。

出雲・全日本大学駅伝で見られないのは残念ですが、箱根駅伝予選会の結果が楽しみです。

 

長谷川柊選手もわずかにですが自己ベストを更新しています。

 

5000mではなぜか結果が出ていなかった林田洋翔選手がついに13分台に突入しました。

 

A組

1位 13:16.61 ベナード・キメリ(富士通)

2位 13:17.98 ジョナサン・ディク(日立物流)

3位 13:18.76 リチャード・キムニャン(日立物流)

4位 13:22.40 アントニー・マイナ(興國高校)

5位 13:22.58 ジャクソン・カベサ(Honda)

6位 13:23.52 エバンス・ケイタニー(トヨタ紡織)

7位 13:26.25 松枝博輝(富士通)

8位 13:30.15 アレクサンダー・ムティソ(NDソフト)

9位 13:36.13 浦野雄平(富士通)

10位 13:36.22 湊谷春紀(DeNA)

11位 13:37.28 田澤廉(駒澤大学)

12位 13:37.38 茂木圭次郎(旭化成)

13位 13:38.05 浅岡満憲(日立物流)

14位 13:40.10 ジョエル・ムァゥラ(黒崎播磨)

15位 13:43.93 ポール・クイラ(JR東日本)

16位 13:53.61 野中優志(大阪ガス)

17位 13:56.27 木津晶夫(カネボウ)

18位 13:57.82 中村友哉(大阪ガス)

19位 13:59.02 川瀬翔矢(皇學館大学)

20位 14:00.33 森田歩希(GMO)

21位 14:01.45 的野遼大(MHPS)

 

上位3選手の争いとなりましたが、ベナード・キメリ選手が競り勝って自己ベストを更新しています。

 

松枝博輝選手は自己ベスト更新です。

先頭集団に付いていっていましたが、途中でペースが落ちました。

しかし、ラスト1周は58秒で走っています。

 

さらに、日本選手権の参加標準記録である13分40秒以内に5人入っています。

深川大会は富士通の選手の調子が良かったです。

 

男子10000m

C組

1位 28:23.89 鈴木健吾(富士通)

2位 28:35.33 岡本直己(中国電力)

3位 28:37.08 湯澤舜(SGH)

4位 28:50.08 宮脇千博(トヨタ自動車)

5位 28:54.10 近藤秀一(GMO)

6位 28:58.39 中西大翔(國學院大學)

 

鈴木健吾選手がトップで自己ベストでした。

ペースメーカーがいたので安定していました。

今回の目標タイムは28分20秒だったそうです。

網走大会では10000mにエントリーしています。

次は速い組で走ることになると思うので、目標タイムは達成できそうです。

 

湯澤舜選手・近藤秀一選手・中西大翔選手が大幅に自己ベストを更新しています。

岡本直己選手は非常に粘り強い走りでした。

 

B組

1位 28:24.79 藤木宏太(國學院大學)

2位 28:45.33 土方英和(Honda)

3位 28:49.95 中村匠吾(富士通)

4位 28:53.14 竹内大地(トーエネック)

5位 28:54.94 監物稔浩(NTT西日本)

6位 28:55.70 小山直城(Honda)

7位 28:56.37 松村優樹(Honda)

8位 28:59.47 山本修平(トヨタ自動車)

 

資格記録が速くて、ペースメイクも悪くなかったのに、C組よりタイムが遅いです。

風が強かったんでしょうか。

 

藤木宏太選手が自己ベストを大幅に更新しています。

さらに大幅に記録を更新するかもしれません。

 

A組

1位 27:14.84 ベナード・コエチ(九電工)

2位 27:15.97 ビダン・カロキ(トヨタ自動車)

3位 27:51.19 クレオファス・カンディエ(MHPS)

4位 27:58.43 伊藤達彦(Honda)

5位 27:59.95 ダン・キプランガット(JFEスチール)

6位 28:22.64 西山雄介(トヨタ自動車)

7位 28:28.85 ムソニ・ムイル(JR東日本)

8位 28:29.40 マゴマ・ベヌエル・モゲニ(旭化成)

9位 28:38.82 ルカ・ムセンビ(東京国際大学)

10位 28:44.99 作田直也(JR東日本)

11位 28:53.31 河合代二(トーエネック)

12位 28:54.31 照井明人(NDソフト)

13位 28:56.85 大塚祥平(九電工)

14位 28:57.53 聞谷賢人(トヨタ紡織)

 

この組はベナード・コエチ選手とビダン・カロキ選手の争いでした。

コエチ選手が序盤から積極的に走り、途中でカロキ選手が先頭を走ることもありましたが、ラスト1周勝負で競り勝ちました。

コエチ選手は自己ベストを10秒以上更新しました。

 

伊藤達彦選手は自己ベスト更新で27分台に突入です。

ラスト1周を60秒で走っています。

伊藤選手はハイペースで入っても、終盤まで大きくペースが落ちません。

マラソンでも安定した成績を残しそうです。

 

西山雄介選手は自己ベストに近いタイムを出しています。

この組はターゲットタイムが速かったので、他の選手は後半落ちてしまいました。

 

ホクレン2020士別結果