2020年1月26日に第39回大阪国際女子マラソンが行われました。
この記事では上位に入った選手と注目選手の結果、感想について書いています。
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大阪国際女子マラソン2020結果
優勝 2:21:47 松田瑞生(ダイハツ)※自己ベスト
2位 2:22:40 ミミ・ベレテ(バーレーン)
3位 2:23:03 シンタエフ・レウェテン(エチオピア)
4位 2:23:31 メスケレム・アセファ(エチオピア)
5位 2:26:02 リサ・ウェイトマン(オーストラリア)
6位 2:26:24 ボルネス・ジェプキルイ(ケニア)
7位 2:26:35 山口遥(AC・KITA)※自己ベスト
8位 2:27:18 ファツマ・サド(エチオピア)
9位 2:27:50 ハフタムネッシュ・テスファイ(エチオピア)
10位 2:27:51 田中華絵(資生堂)
11位 2:27:54 井上彩花(大塚製薬)※自己ベスト
12位 2:28:03 ムンフザヤ・バヤルツォグト(モンゴル)※自己ベスト
13位 2:28:12 小原怜(天満屋)
14位 2:28:48 カタリナ・スタインラック(ドイツ)
15位 2:28:48 谷本観月(天満屋)
16位 2:28:51 兼重志帆(GRlab 関東)※自己ベスト
17位 2:28:51 西田美咲(エディオン)※自己ベスト
18位 2:32:33 水口瞳(ダイハツ)※自己ベスト
19位 2:32:48 下門美春(埼玉陸協)
20位 2:34:09 竹地志帆(ヤマダ電機)
21位 2:36:14 山本明日香(大阪芸術大学)
22位 2:39:00 大同美空(岩谷産業)
23位 2:39:01 川戸希望(京都産業大学)
24位 2:41:05 奥村純夏(大阪芸術大学)
26位 2:41:23 石井寿美(ヤマダ電機)
33位 2:44:50 橋本晴圭(大阪学院大学)
途中棄権
福士加代子(ワコール)
阿部有香里(しまむら)
東京オリンピックのマラソン代表について
ゴールタイムは2時間21分47秒だったので、ファイナルチャレンジの設定記録を突破しました。
これで、名古屋ウィメンズマラソンの日本人トップと松田瑞生選手の今回のタイムと比べて速い方が東京オリンピックのマラソン代表になります。
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大阪国際女子マラソン2020展開
ペースメーカーは1km3分20秒ペースで30kmまででした。
ペースメーカーに付いていった日本人選手は松田瑞生選手・福士加代子選手・小原怜選手・谷本観月選手・竹地 志帆選手の5人。
5km過ぎで竹地選手、10km過ぎで谷本選手、15km過ぎで小原選手、20km手前で福士選手が遅れていきました。
ハイペースだったので、強い外国人選手も付いていけない選手が多かったです。
25kmの時点で松田選手とベレテ選手しか残っていませんでした。
30km過ぎからは松田選手の独走で、そのまま優勝となりました。
大阪国際女子マラソン2020感想
日本人選手は優勝よりもタイムが大事なので、強い外国人選手が多い今回は優勝が難しいと思っていました。
なので、松田瑞生選手の優勝は驚きました。
松田選手は今シーズン、日本選手権・MGC・クイーンズ駅伝で良い結果を残すことはできませんでした。
今回も日本人トップにはなるだろうと思っていましたが、設定記録の突破は難しそうだなと思っていました。
しかし、今回は序盤から調子が良さそうな走りをしていました。
後半に入ってからもペースはそんなに落ちませんでした。
まだ名古屋ウィメンズマラソンがあるので、マラソン代表は確定しませんが、9割以上決まったと思います。
2~6位には外国人選手が入っています。
5位のリサ・ウェイトマン選手は41歳ですが、良いタイムで走っています。
日本人2位には市民ランナーの山口遥選手が入っています。
5km17分30秒ペースで走っていて、後半にペースを上げています。
まだまだ記録が更新できると思います。
兼重志帆選手も市民ランナーで2時間30分を切っています。
今回は2時間30分を切った日本人選手が8人もいます。
福士加代子選手は25km過ぎで途中棄権しました。
まだ元気だったんですが、ファイナルチャレンジの設定記録の突破が難しくなったので、名古屋ウィメンズマラソンに向けて途中棄権という選択をしました。
名古屋には同じワコールの安藤友香選手や一山麻緒選手も出場する予定です。
小原怜選手は調子が良くなさそうで、ゴール後は脚を痛めたような様子でした。
途中棄権をしなかったということは、小原選手は初めから名古屋を走るつもりは無かったんでしょう。
来週は別府大分毎日マラソンがあります。
東京オリンピックの代表とは関係ありませんが、面白いレースになりそうです。
別府大分毎日マラソン2020予想と見どころ!注目選手の紹介も
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優勝した松田瑞生選手は、スタートからハイペースで主導権を握って そのまま先頭を譲らずの勝利は価値があると思います。
特に実力のある外国人選手を寄せ付けずの優勝は、最近の日本人選手にはほとんど見られなかったので新鮮味がありました。
タイムは、見事にファイナルチャレンジの設定をクリアして五輪確定みたいな雰囲気ですが…
まだ名古屋がどうなるか?全く予測出来無いので分からないと思います。
ただ名古屋は3月なので、今回より気温が上がる確率は高いので 厳しそうですが、ファイナルチャレンジの最終レースなので 競技人生賭けた多くの有力選手が出場すると思いますし、特に安藤友香選手などは3年前には今回の松田選手のタイムより11秒速く走っているので、まだチャンスはあると思います。
今回は外国人選手のレベルが高かったので、価値ある勝利でした。
来年以降もこれくらいのレベルの選手を招待してほしいです。
まだ名古屋がありますが、松田瑞生選手のタイムを抜くのは難しいと思います。
可能性が高そうなのは安藤友香選手、一山麻緒選手、上原美幸選手です。
ただ、2時間24分を切る選手は出てくると思いますし、2時間30分切りは10人以上出るのではないかと予想しています。
安藤選手は 自己ベストが今回の松田瑞生選手のタイムを上回っていたり、一山選手は まだ若く伸び盛りで、上原選手は好不調の波が大きいにせよ 好調時の一発がありそうなど…
確かに少なからず可能性を秘めていると思います。
ところで、もし名古屋でファイナルチャレンジ資格選手のトップが、今回の松田瑞生選手の2時間21分47秒と全くの同タイムだったらどうなるのかな?と ふと思ったので調べてみたら…
選考委員会が、レース内容や気象条件などを参考に協議して決定するみたいですね。
可能性はほとんどないですが、同タイムだと面倒なことになりますね。
先に開催したほうを優先するのが分かりやすくていいと思います。
そもそもMGCの開催は、タイムや順位など明確な基準を設けて 誰もが分かりやすく 納得出来る選考になる様に と言うのが最大のコンセプトだと思うので…
どんな状況であれ最終的に協議して決めてしまえば、本末転倒だと思います。