あなたは小鴨由水という
マラソンランナーを知っていますか?
小鴨由水さんはバルセロナオリンピックで
女子マラソン代表になった人です。
マラソンの代表選考に関しては
揉めることが多いのですが、
バルセロナオリンピックの
女子マラソン選考でも揉めました。
当時の状況を詳しく説明していきます。
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大阪国際女子マラソンの結果
バルセロナオリンピック選考レースとして
第11回大阪国際女子マラソンが行われました。
このマラソンでの有力選手は
ダイハツの浅利純子選手と
ニコニコドーの松野明美選手でした。
小鴨由水さんは無名で
初マラソンだったので
全く注目されていませんでした。
小鴨選手は浅利選手と同じ
ダイハツの選手で、
ペースメーカー役として参加しました。
当時はペースメーカーがいなかったので、
ダイハツが浅利選手を代表にするために
小鴨由水さんにペースメーカー役を
頼んだということでしょう。
私の想像ですが、小鴨由水さんは
バルセロナ五輪に関しては
全く考えていなかったと思います。
ペースメーカー役として
上手く走れるだろうか?
無欲で走った小鴨由水さんに
まさかの結末が用意されていました。
浅利選手が遅れてしまったので、
そのまま走った結果、
当時の日本最高記録で優勝しました。
20歳の無名ランナーが
まさかの優勝です。
この結末を予想していた人は
1人もいなかったでしょう。
優勝 小鴨由水
2時間26分26秒
2位 松野明美
2時間27分02秒
3位 カトリン・ドーレ
2時間27分34秒
6位 浅利純子
2時間28分57秒
3位に入ったカトリン・ドーレ選手は
ソウルオリンピック 銅メダル
バルセロナオリンピック 5位
アトランタオリンピック 4位
というすばらしい実績を
残している選手です。
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バルセロナ五輪の代表選考
バルセロナオリンピックの
女子マラソン代表選考は
大きく注目されました。
バルセロナ五輪代表は山下佐知子選手が
世界陸上での銀メダル獲得によって
すでに内定していました。
残りの枠は2つ。
代表候補は3人に絞られた。
大阪国際女子マラソン優勝の小鴨由水
大阪国際女子マラソン2位の松野明美
東京世界陸上4位の有森裕子
無名でマラソン経験も少ないけど、
小鴨由水選手は選ぶしかありません。
残り2人の争いは
暑さに強いことと、
世界陸上4位の実績が評価されて
有森裕子選手に決まりました。
松野明美選手は当時の
日本歴代2位の記録を出しながら
代表には選ばれませんでした。
過去のオリンピック代表選考で
1番不運だったのは
松野明美選手か弘山晴美選手の
どちらかだと思います。
バルセロナオリンピックの結果
有森裕子 銀メダル
山下佐知子 4位
小鴨由水 29位
小鴨由水さんはプレッシャーの
影響が大きかったと思います。
小鴨由水さんは翌年
ダイハツを退社しました。
初マラソンで日本最高記録、
初マラソン限定の記録では
世界最高記録という
すばらしい素質を持ったランナーなのに
非常に残念です。
以上で終わります。
最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
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このころの話は得意です。小鴨さん辞退出来なかつたのかと思います。監督のメンツですかね。私は慶應出で3年の時学校の中にある3種競技場で27分20の世界記録で走りました。時々まぐれがありその時タイムをとつてくれたのが1年上の帰山さんです。三越で出世してるはずです。2年でインカレくらいなら勝てそうな記録を出しましたが安定してはダメでした。だからこそ陸上の道は進めませんでしたが29の時うまく走れるようなりました。左足を高く出し早く運ぶということです。それから出ても体力はありましたが会社員でくれる給料がありがたく試合にはいきませんでした。今の女の子ではjpの関根さんが左足をぴよんと上げます。早くこのことに気が付いてほしいです。不調を脱してほしいです。