福士加代子選手が大阪国際女子マラソンで

設定タイムを切って優勝したのに

内定が出ないからと言って

名古屋ウィメンズマラソンの出場を

考えているというニュースがありました。

 

そこで、伊藤舞選手の内定が

おかしかったのではないか?

という声が出ています。

 

内定は選考要項

記載されている通りなので、

全く問題はありません。

 

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リオオリンピックマラソン代表の選考基準を簡単に説明します

 

私は世界陸上で日本人最上位で入賞を内定

という選考方法に関しては

ありだと思っています。

 

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なぜ入賞という条件にしたのか?

日本のマラソン界がかなり低迷していて

メダルどころか入賞も難しい

という状況になっていました。

 

今回の条件はとりあえず、

  • 雰囲気を良くしよう
  • 選手のモチベーションを上げよう

という意図があったのかもしれません。

 

あとは、ある程度は

前の位置で走ってくれる

可能性の高い選手を

確実に選んでおきたかったのも

あるかもしれません。

 

日本人1位が30位とかだったら

テレビ中継で盛り上げるのが

難しくなってしまいますからね。

 

最悪でも15位とかで

拾って入賞を狙えるか?

という楽しみくらいは欲しいです。

 

世界陸上入賞の価値

なぜか世界陸上入賞という成績を

低く考えている人が多いです。

 

 

世界陸上とオリンピックはそこまで

レベルの差はありません。

 

北京世界陸上で入賞したのは

伊藤舞選手の他は

エチオピアが3人、ケニアが3人

バーレーンが1人です。

 

バーレーンの選手はケニア出身なので、

ケニアとエチオピア出身以外では

唯一の入賞者です。

 

大健闘と言っていいでしょう。

 

 

あと、タイムが悪いから

と言っている人がいるんですが、

オリンピックや世界陸上は

ペースメーカーがいないし、

順位が全てなのでタイムは関係ありません。

 

ちなみに伊藤舞選手のタイムは2時間29分48秒、

優勝したディババ選手は2時間27分35秒でした。

 

ディババ選手の自己ベストは

2時間19分52秒ですから

リオオリンピックでも金メダルを

取れるくらいの実力者です。

 

世界陸上やオリンピックは

国内マラソンとはレベルが全然違います。

 

国内マラソンは強い外国人選手が

走らないこともありますからね。

 

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有力選手に万全の準備をさせる

マラソンは長期の準備期間が必要な競技です。

 

1年かけて準備をすることで

安定した成績が期待できます。

 

枠が3つから2つになったら?

福士加代子選手が大阪国際女子マラソンで

2時間22分17秒という好記録で優勝しましたが、

枠が3つでも同じ記録が出たでしょうか?

 

枠が2つになってしまったから、

何としても2時間22分30秒を切ってやろう

と思って走ったのではないでしょうか。

 

本番だけではなく、

練習の段階から意識が違っていたと思います。

 

東京オリンピックも同じ条件で内定?

前年の世界陸上で日本人最上位で入賞

という条件は東京オリンピックでも

変わらないんでしょうか?

 

これは、今後の日本人選手の成績次第です。

低迷が続くようなら同じ条件でいいと思います。

 

リオオリンピックと2017年に行われる

ロンドン世界陸上の成績で

判断していくことになるでしょう。

 

まとめ

マラソンの選考方法は

他の競技に比べると難しいです。

 

競技のために長期間の準備期間が必要なことと、

成績が安定しないので、

力のある人を選ぶのは簡単なことではありません。

 

私は設定タイムを無くせば

今の選考方法でいいと思っています。

 

もうちょっと実績重視でも良い気がしますが、

じゃあリオオリンピック選考で言えば

野口みずき選手を選ぶのか?

ということになってくるので

本当に難しいんですよね。

 

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