日本時間で2017年9月24日16時15分にベルリンマラソンが開催されます。
ベルリンマラソンは毎年、有力選手が出場していて、好記録が何回も出ている大会です。
男子マラソンの世界記録はベルリンマラソンで出ています。
今年のベルリンマラソンは、注目度の高いレースとなっています。
なぜ注目度が高いのかを、この記事で紹介していきます。
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優勝候補の注目選手
ベルリンマラソン2017には男子マラソン歴代10位に入っている選手の中で、4人もエントリーしています。
1人ずつ紹介します。
ケネニサ・ベケレ
自己ベスト:2時間03分03秒(歴代2位)
ベルリンマラソン2016:優勝
ロンドンマラソン2017:2位
5000mと10000mの世界記録保持者
エリウド・キプチョゲ
自己ベスト:2時間03分05秒(歴代3位)
ロンドンマラソン2016:優勝
リオデジャネイロオリンピック:優勝
非公認レースで2時間00分25秒を記録
ウィルソン・キプサング・キプロティチ
自己ベスト:2時間03分13秒(歴代4位)
ベルリンマラソン2016:2位
東京マラソン2017:優勝
パトリック・マカウ
自己ベスト:2時間03分38秒(歴代6位)
福岡国際マラソン2014:優勝
福岡国際マラソン2015:優勝
福岡国際マラソン2016:2位
優勝予想
優勝予想はキプチョゲ選手です。
キプチョゲ選手のマラソンの成績はすばらしく、8戦7勝・2着1回です。
ロンドンマラソン・ベルリンマラソンといった、レベルの高いレースに出場して勝っているので、優勝の可能性は1番高そうに見えます。
しかし、今回はライバルが強いので、負ける可能性も高いです。
世界記録の可能性は?
男子マラソンの世界記録は2時間02分57秒です。
優勝タイムは2時間03分30秒くらいだと予想しています。
ペースメーカーの設定タイムは分かりませんが、ハーフは1時間1分10秒~20秒くらいで通過すると思います。
そのままのペースでゴールすれば世界記録更新となるわけですが、記録より目の前の勝負にこだわると思うんですよ。
ライバルが強く、力が接近しているので、大幅なペースダウンの可能性も高いです。
ということで、早めに独走状態にならないと、世界記録更新の可能性は低いと思います。
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日本人の注目選手は?
佐野広明(Honda)
自己ベスト:2時間09分12秒
五ヶ谷宏司(JR東日本)
自己ベスト:2時間09分21秒
設楽悠太(Honda)
自己ベスト:2時間09分27秒
菊地賢人(コニカミノルタ)
自己ベスト:2時間17分23秒
この4選手の中で1番楽しみなのは設楽悠太選手です。
設楽悠太の日本記録更新の可能性は?
設楽悠太選手は初マラソンの東京マラソン2017で、ハーフ1時間01分55秒というハイペースで入って、2時間09分27秒という好記録でゴールしました。
さらに、2017年9月16日に開催されたハーフマラソンで、1時間00分17秒の日本記録を出しました。
この好調を維持できれば、日本記録(2時間06分16秒)更新も十分にありえます。
レース展開は東京マラソン2017と同じで、先頭集団から少し遅れながらハイペースで入って、粘るという感じになると思います。
もしかしたら今回は、ペースを抑えて入るかもしれません。
というのも今回、設楽悠太選手は日本記録以外にも狙う記録がもう1つあります。
狙う記録は2時間08分30秒です。
これは何の記録かというと、MGCレースのワイルドカード枠の条件になっているタイムなんです。
東京オリンピックに出場するために、2時間08分30秒という記録は出して欲しいです。
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トラツクの記録保持者がなにゆえにロードで勝てないかあるいは記録を出せないか。それは足を跳ね上げるからです。沢木さんがそうでした。それで自分は分かりました。腕は足についてくるしね。ベケレ君キプチョンゲ君を負かしてほしいけど。
キプサングの間違いでした。日本人で気になるのはむしろ女子です。そのキプサングが勝つた東京で4位だつた京セラの藤本さんが不調です。まつたく別人です。どうしたんですかね。
藤本選手は全日本実業団の女子5000mにエントリーしていますので、そこでどうなるかですね。
最近の海外のレースは、誰が勝つか?より どんなタイムが出るか?といった 競技と言うより「ギネス記録に挑戦」的なイメージです。
まぁ自分みたいな 瀬古、宗兄弟、中山、谷口などを見て育ったオッちゃん世代からすれば、ペースメーカーを付けて出した記録が公認される事に今だに違和感がありますが…
其れはさて置き…
やはり注目は設楽悠太選手ですね。
2月の東京初マラソンでの好走、先日のハーフ日本記録更新とかなり順調に来ているので、条件次第では日本記録更新&1億円GETもかなり期待出来ると思います。
そして、同じ東洋大繋がりと言う訳では無いですが、先日の桐生選手の100m9秒台でいい風が吹いている感じです。
8月の世界陸上で川内優輝選手が区切りを付けた事で、日本マラソン界も小さな時代が終わったと言う印象です。
今後は2020年に向けて、かつて箱根などで活躍した 北海道マラソン優勝の村澤明伸選手や今回期待の設楽悠太選手、そして昨日 福岡国際への出場を表明した大迫傑選手などの世代を中心に時代が流れて行く感じがします。
楽しみな選手が多いです。
東京オリンピックのマラソン代表は誰になるか全然分かりません。
福岡国際マラソンも楽しみです。
知名度のある選手が多いので、注目される大会になるでしょう。