オレゴン世界陸上女子1500m結果と感想

2022年7月16日にオレゴン世界陸上の女子1500mの予選、7月17日に準決勝、7月19日に決勝が行われました。

日本人選手は田中希実・卜部蘭の2選手が出場していました。

この記事では結果と感想について書いています。

 

オレゴン世界陸上女子1500m予選結果と感想

通過条件:6着+6

Q:着順通過、q:タイム通過

1組

1位 4:07.05Q ヒルト・メシェシャ(エチオピア)

2位 4:07.53Q ローラ・ミューア(イギリス)

3位 4:07.65Q ジョージア・グリフィス(オーストラリア)

4位 4:07.68Q シンクレア・ジョンソン(アメリカ)

5位 4:07.82Q ガイア・サバティーニ(イタリア)

6位 4:08.43Q クリスティーナ・マキ(チェコ)

7位 4:08.58 マルタ・ペン・フレイタス(ポルトガル)

8位 4:09.15 ヨランダ・ヌガランベ(スウェーデン)

9位 4:09.30 ジュディス・キエング(ケニア)

10位 4:09.67 ルシア・スタフォード(カナダ)

11位 4:10.45 エリス・ファンデルエルスト(ベルギー)

12位 4:11.31 サラ・ヒーリー(アイルランド)

13位 4:12.67 シラン・アイユルドゥズ(トルコ)

14位 4:14.82 卜部蘭(積水化学)

 

前半は予選3組の中で1番遅かったです。

卜部蘭選手は後半伸びませんでした。

良くなかった日本選手権から調子が上がってきませんね。

2組

1位 4:04.53Q フェイス・キピエゴン(ケニア)

2位 4:04.68Q ジェシカ・ハル(オーストラリア)

3位 4:04.85Q フレウェイニ・ハイル(エチオピア)

4位 4:04.94Q エル・サン・ピエール(アメリカ)

5位 4:05.13Q ハンナ・クライン(ドイツ)

6位 4:05.14Q アデル・トレイシー(ジャマイカ)

7位 4:05.30q 田中希実(豊田自動織機)

8位 4:05.92q マルタ・ペレス(スペイン)

9位 4:06.30q ハンナ・ハーマンソン(スウェーデン)

10位 4:06.92q ケイティ・スノーデン(イギリス)

11位 4:07.25 ローラ・ガルバン(メキシコ)

12位 4:07.33 シンタエフ・ビッサ(イタリア)

13位 4:07.37 ナタリア・ホーソーン(カナダ)

14位 4:23.84 アンジェリーナ・ナダイ・ロハリス(Athlete Refugee Team)

 

前半は田中希実選手が引っ張りました。

タイム通過しやすくするために、スローペースにしないことは良いことだと思います。

後半のペースアップに対応できていましたが、わずかに着順通過を逃しました。

しかし、タイムで通過することが出来ました。

世界陸上で初めて日本人が予選を通過しました。

3組

1位 4:02.68Q グダフ・ツェガイ(エチオピア)

2位 4:03.12Q ウィニー・チェベト(ケニア)

3位 4:03.21Q リンデン・ホール(オーストラリア)

4位 4:03.52Q ソフィア・エナウィ(ポーランド)

5位 4:03.53Q カタリナ・トロスト(ドイツ)

6位 4:03.61Q コリー・アン・マギー(アメリカ)

7位 4:03.81q ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)

8位 4:06.55q ディアナ・メズリアニコワ(チェコ)

9位 4:07.12 エディナ・ジェビトク(ケニア)

10位 4:08.42 フェデリカ・デル・ブオーノ(イタリア)

11位 4:09.07 メリッサ・コートニー・ブライアント(イギリス)

12位 4:11.98 ナタリー・ブロンクビスト(フィンランド)

13位 4:13.92 アルマ・デリア・コルテス(メキシコ)

14位 4:22.77 グレサ・バクラチ(コソボ)

 

準決勝の結果と感想

通過条件:5着+2

Q:着順通過、q:タイム通過

1組

1位 4:01.28Q グダフ・ツェガイ(エチオピア)

2位 4:01.78Q ローラ・ミューア(イギリス)

3位 4:01.81Q ジェシカ・ハル(オーストラリア)

4位 4:02.28Q フレウェイニ・ハイル(エチオピア)

5位 4:02.74Q コリー・アン・マギー(アメリカ)

6位 4:03.08q ウィニー・チェベト(ケニア)

7位 4:04.24q マルタ・ペレス(スペイン)

8位 4:04.62 ハンナ・クライン(ドイツ)

9位 4:04.65 リンデン・ホール(オーストラリア)

10位 4:06.70 ハンナ・ハーマンソン(スウェーデン)

11位 4:09.84 エル・サン・ピエール(アメリカ)

12位 4:21.67 クリスティーナ・マキ(チェコ)

2組

1位 4:03.98Q フェイス・キピエゴン(ケニア)

2位 4:04.05Q ヒルト・メシェシャ(エチオピア)

3位 4:04.51Q シンクレア・ジョンソン(アメリカ)

4位 4:05.16Q ジョージア・グリフィス(オーストラリア)

5位 4:05.17Q ソフィア・エナウィ(ポーランド)

6位 4:05.79 田中希実(豊田自動織機)

7位 4:05.85 カタリナ・トロスト(ドイツ)

8位 4:06.96 アデル・トレイシー(ジャマイカ)

9位 4:07.62 ディアナ・メズリアニコワ(チェコ)

10位 4:08.29 ケイティ・スノーデン(イギリス)

途中棄権 ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)※救済措置

失格 ガイア・サバティーニ(イタリア)

 

田中希実選手はラストのスピードに付いていけていましたが、少し届きませんでした。

近くで転倒した選手の影響を受けてしまった不運もありました。

残念ながら決勝進出は出来ませんでしたが、準決勝のレベルでもいい勝負が出来ますね。

来年行われるブダペスト世界陸上では、日本人初のファイナリストが誕生するんじゃないでしょうか。

 

決勝の結果と感想

1位 3:52.96 フェイス・キピエゴン(ケニア)

2位 3:54.52 グダフ・ツェガイ(エチオピア)

3位 3:55.28 ローラ・ミューア(イギリス)

4位 4:01.28 フレウェイニ・ハイル(エチオピア)

5位 4:01.43 ソフィア・エナウィ(ポーランド)

6位 4:01.63 シンクレア・ジョンソン(アメリカ)

7位 4:01.82 ジェシカ・ハル(オーストラリア)

8位 4:01.98 ウィニー・ナニョンド(ウガンダ)

9位 4:03.26 ジョージア・グリフィス(オーストラリア)

10位 4:03.70 コリー・アン・マギー(アメリカ)

11位 4:04.25 マルタ・ペレス(スペイン)

12位 4:05.86 ヒルト・メシェシャ(エチオピア)

13位 4:15.13 ウィニー・チェベト(ケニア)

 

最初の400mが58秒台と超ハイペースで入りました。

後ろの集団も61秒台だったので速いです。

 

超ハイペースでもキピエゴン選手が金メダルでした。

どんな展開でも強いです。

 

ツェガイ選手は超ハイペースで引っ張りました。

キピエゴン選手対策だったのか、メダルは確保しておきたかったのか、どういう狙いだったんでしょうか。

今回はキピエゴン選手に勝つのは難しかったと思います。

 

ミューア選手も超ハイペースに付いていけていました。

 

3位と4位は6秒の差がついています。

後ろの集団もハイペースだったので、ラスト1周はペースが上がりませんでした。

上位3人とは力の差がありました。