この記事では2019年7月17日に行われた北見ホクレンディスタンスチャレンジの注目選手の結果をまとめています。
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北見ホクレンディスタンスチャレンジ2019結果
女子3000mB
9:15:01 ゼイトナ・フーサン(デンソー)
9:15:96 佐藤早也伽(積水化学)※自己ベスト
9:19.13 西原加純(ヤマダ電機)
佐藤早也伽選手は自己ベスト更新ですが、5000mの自己ベストが15分27秒47なので、まだ10秒以上は更新できると思います。
女子3000mPrj-N(日本陸連強化特別レース)
8:48.38 田中希実(豊田自動織機TC)※日本歴代3位
8:49.19 ヘレン・エカラレ(豊田自動織機)
8:57.04 木村友香(資生堂)
9:00.78 鍋島莉奈(JP日本郵政グループ)
9:05.34 福田有以(豊田自動織機)※自己ベスト
9:05.72 萩谷楓(エディオン)※自己ベスト
9:07.00 山ノ内みなみ(京セラ)
9:08.02 後藤夢(豊田自動織機TC)※自己ベスト
9:13.67 小笠原朱里(デンソー)
田中希実選手が周回数を勘違いしていて早めにスパートしてしまいましたが、日本歴代3位の好記録でした。
木村友香選手と鍋島莉奈選手相手に圧倒的な強さでした。
17年以上更新されていない日本記録の更新もできそうです。
日本選手権の1500m3位の萩谷楓選手、5位の後藤夢選手、6位の福田有以選手も自己ベスト更新です。
女子5000mA
15:08.77 カマウ・タビタ(三井住友海上)※自己ベスト
15:17.13 メリー・シプコ(日立)※自己ベスト
15:20.50 キプケモイ・ジョアン(九電工)※自己ベスト
15:24.80 マータ・モカヤ(キヤノンAC九州)
15:47.02 矢野栞理(キヤノンAC九州)
15:48.21 萩原歩美(豊田自動織機)
15:48.88 松田杏奈(京セラ)※自己ベスト
15:50.46 長谷川詩乃(ワコール)
15:52.25 堀優花(パナソニック)
15:58.28 加藤岬(九電工)
16:00.20 大同美空(岩谷産業)
高校駅伝で優勝した神村学園から三井住友海上に所属しているカマウ・タビタ選手が良いタイムを出しています。
持ちタイムの良い矢野栞理選手と萩原歩美選手が日本人ワンツーです。
この2人だと満足いってないタイムかもしれません。
松田杏奈選手は士別大会に続いて連続で自己ベストを更新しました。
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男子3000m
7:58.39 秦将吾(大塚製薬)※自己ベスト
8:04.18 物江雄利(カネボウ)
8:05.50 中谷雄飛(早稲田大学)※自己ベスト
8:06.72 今﨑俊樹(大阪ガス)※自己ベスト
8:07.34 才記壮人(YKK)※自己ベスト
8:09.20 竹内大地(トーエネック)
8:09.76 千明龍之佑(早稲田大学)※自己ベスト
秦将吾選手がこの組で圧倒的な強さで8分を切ってきました。
千歳大会の5000m、深川大会の1500mでも良いタイムを出していました。
早稲田大学の中谷雄飛選手と千明龍之佑選手も自己ベスト更新で、良いたいむだと思います。
男子5000mD
14:29.98 川内優輝(あいおいニッセイ同和損害保険)
士別大会より少し速いタイムでしたが、スピード強化が必要なようです。
男子5000mB
13:46.76 長谷川柊(専修大学)※自己ベスト
13:49.33 吉田圭太(青山学院大学)※自己ベスト
13:57.38 藤原直樹(山陽特殊製鋼)※自己ベスト
13:57.79 藤原滋記(SUBARU)※自己ベスト
長谷川柊選手が約10秒の自己ベスト更新です。
全日本大学駅伝予選会でも4組日本人トップと好成績でした。
吉田圭太選手は高校2年生に出した自己ベストを更新しました。
最近は安定して好走しているので、3大駅伝も楽しみです。
男子5000mA
13:25.07 サイディム・サイモン・ムシオ(中央発條)※自己ベスト
13:27.16 アモス・クルガト(中電工)※自己ベスト
13:30.57 ローレンス・グレ(札幌学院大学)※自己ベスト
13:33.74 キムタイ・ウェスリー(中国電力)※自己ベスト
13:35.07 市田孝(旭化成)
13:50.82 矢野圭吾(カネボウ)※自己ベスト
13:57.92 文元慧(カネボウ)
13:58.74 坂東剛(大阪ガス)
13:59.49 森田歩希(GMOアスリーツ)
市田孝選手が自己ベストに近いタイムで走っています。
今シーズンは5000mと10000mで安定して結果を出しています。
矢野圭吾選手は日清食品からカネボウに移籍しましたが、上手くいっているようで良かったです。
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間違えてスパートして自己記録を更新したのは私も学生時代によくあり冷やかされました。本当の力がつけばよいですね。松田アンナさん1万で記録を出せるはずです。足が上がるからです。腕振りも悪くないです。福田あいさんスタイルが良いしこのままいけるはずです。
松田杏奈選手は網走大会で10000mに出場する予定です。
31分台が出るかもしれません。
女子3000mBでは、スタートしてからペースが上がらないのを見たMCの方が『けん制してたらタイムなんか出ないよー』『これは記録会だよー』などと何回も強い口調で言っていたのが印象的でしたが…
他のレースもそうですが その掛け声に後押しされて好タイムを出す選手も多いと思いました。
田中希実選手は、日本選手権優勝の2選手に圧勝しての好タイムと言う事で…
現時点では3千mがベスト距離なのかもしれません。
周回数の間違いについては、例えば5千mや1万mだと周回数が多いので注意深くチェックしていると思いますが、3千mだと多からず少なからずで間違いやすいのかもしれなません。
また ラスト1周で鐘が鳴るとは言っても、走りにかなり集中していたり、考え事などをしていたら 分からない場合もあると思います。
ちなみに…映像を見直すと、周回数の間違いに気付く直前にかなりペースダウンしている場面もあるので、もし間違えていなかったら日本記録を更新していたかもしれません。
萩谷楓選手や後藤夢選手の自己ベストは…
格上の選手と いい緊張感の中でレースが出来たのが大きかったと思います。
余談ですが…
わざわざ『日本陸連強化特別レース』と銘打つなら、優勝者や出場者にそれなりの報酬があってもいいと思いますが…
田中希実選手は今は3000mが強いですが、長い距離も強くなると思います。
終盤で失速しないのがすばらしいです。
日本陸連強化特別レースは報酬は出ないんでしょうか?
無かったとしても遠征費用は出してくれるでしょうし、ペースメーカーを用意してもらえて、レベルの高いメンバーと走ることができるのでメリットは多いと思います。
メリー・シプコ選手は、新潟の高校時代は北信越大会などで和田有菜選手とほぼ互角の勝負をしていて 特別強い留学生と言う訳ではなかったので、日立に入ってから力を付けている感じがします。
矢野圭吾選手は、同じカネボウには佐久長聖時代の同期 代田修平選手がいるので、負けられないと言う意地もあるのかもしれません。
是非また都道府県対抗駅伝での活躍を期待したいです。
確かにメリー・シプコ選手は高校時代は強い印象はありませんでした。
同期がいるのは良いですね。
都道府県対抗男子駅伝の長野はレベルが高いので、今年度は誰が走るのか楽しみです。
ちなみに 調べてみたら…
代田修平選手は高校時代 都大路を走っていますが、矢野圭吾選手は高校3年間 登録メンバーにすら入った事がないので、代田選手に対しては負けられないと言う意地が強そうです。
矢野圭吾選手は日本体育大学に入ってから一気に強くなっています。
ちなみに…
メリー・シプコ選手の出身校 開志国際高校(新潟県)には 今年もマーガレット・アキドル選手と言うそこそこ強い留学生がいて、先日の北信越総体では1500m&3000mの2冠が有力視されてましたが…
3000mは圧勝でしたが、1500mはスタートから超ハイペースで飛び出して そのまま凄いタイムで圧勝かと思いきや、終盤に失速してゴール前 約10mで高松いずみ選手に大逆転されてしまいました。
まだレースに慣れていない感じでしょうか。
ペース配分が分かってくれば、安定して結果を出すかもしれません。
マーガレット選手はまだ2年生で、走りを見ていても経験不足な感じはしますが…
それ以前に長距離選手にしては、大柄というか体型がやや太いです。
ただ それでも圧勝するので今後の伸び代がありそうで、とりあえずは来月の全国総体に注目です。
網走大会のスタートリストを見ましたが…
最終レースの男子10000mAは 豪華メンバーが揃いましたが、やはり大迫傑選手vs設楽悠太選手が楽しみです。
また 日本選手権優勝の田村和希選手がどんな走りをするのか?
MGCを逃した旭化成勢が、MGC組に対して意地を見せるか?
見どころが多そうです。
10000mAも面白そうですが、5000mAは大学生の有力選手が多数エントリーされていますし、女子5000mはターゲットタイムが15分10秒になっているので楽しみです。
これだけ日本の男女のトップ選手が出場して1日で複数のレースを開催するのはホクレンならではと言うか…それを間近で見れる網走の人達が羨ましいです。
(この様なパターンは、日体大記録会と福岡のクロカンくらいだと思います)
ちなみに、もっと集客が見込める地域&会場で週末にやって入場料取れば、大迫選手vs設楽選手もあるのでMGCのPRにもなって そこそこの経済効果が見込めると思いますが…(笑)