2018年11月4日に第50回全日本大学駅伝対校選手権記念大会が行われました。
この記事では総合順位・タイム、上位チームの区間順位と感想について書いています。
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全日本大学駅伝2018結果速報
優勝 5:13:11 青山学院大学
2位 5:15:31 東海大学
3位 5:15:57 東洋大学
4位 5:17:29 駒澤大学
5位 5:18:34 帝京大学
6位 5:19:50 國學院大學
7位 5:20:21 法政大学
8位 5:20:29 城西大学
↑ここまでシード権獲得
9位 5:20:37 明治大学
10位 5:21:06 神奈川大学
11位 5:21:08 日本大学
12位 5:21:39 日本体育大学
13位 5:22:14 順天堂大学
14位 5:22:18 中央学院大学
15位 5:23:21 早稲田大学
16位 5:24:46 立命館大学
17位 5:28:56 京都産業大学
18位 5:31:59 皇學館大学
19位 5:32:01 第一工業大学
20位 5:32:33 新潟医療福祉大学
21位 5:32:35 東北大学
22位 5:33:04 広島経済大学
23位 5:33:12 札幌学院大学
24位 5:33:25 愛知工業大学
25位 5:33:31 大阪経済大学
オープン参加
5:26:50 日本学連選抜
5:32:22 東海学連選抜
区間賞
1区 石井優樹(日本学連選抜)
2区 荻久保寛也(城西大学)
3区 館澤亨次(東海大学)
4区 塩尻和也(順天堂大学)
5区 吉田祐也(青山学院大学)
6区 吉田圭太(青山学院大学)
7区 パトリック・ワンブィ(日本大学)
8区 相澤晃(東洋大学)
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上位チームの区間順位と感想
今回から区間距離が大幅に変わりました。
前半が短くなりましたが、前半重視のオーダーを組んでいる大学が多かったです。
特に2区はエースが多く集まる区間になっていました。
優勝 青山学院大学
予想順位 優勝
区間順位
1区 3位 小野田勇次
2区 5位 橋詰大慧
3区 3位 鈴木塁人
4区 2位 林奎介
5区 1位 吉田祐也
6区 1位 吉田圭太
7区 2位 森田歩希
8区 3位 梶谷瑠哉
出雲駅伝に続いて失敗区間がありませんでした。
この安定感はすばらしいです。
比較的メンバーが弱い5区・6区で区間賞を獲れたのが大きかったと思います。
この2区間で東海大学との差を詰めたことで、東海大学へのプレッシャーになりました。
2位 東海大学
予想順位 4位
区間順位
1区 4位 西川雄一朗
2区 4位 關颯人
3区 1位 館澤亨次
4区 3位 西田壮志
5区 2位 鬼塚翔太
6区 2位 郡司陽大
7区 9位 湊谷春紀
8区 4位 湯澤舜
全体的に出雲駅伝より調子が良かったです。
3大駅伝初出場の西田壮志選手は箱根駅伝5区に向けて良い結果を残せたと思います。
鬼塚翔太選手も故障からだいぶ調子を戻してきました。
しかし、東海大学は箱根駅伝に続いて4年生の采配に失敗しました。
3位 東洋大学
予想順位 2位
区間順位
1区 11位 田上建
2区 14位 西山和弥
3区 4位 今西駿介
4区 7位 浅井崚雅
5区 3位 小笹椋
6区 5位 鈴木宗孝
7区 3位 山本修二
8区 1位 相澤晃
東洋大学は層が薄いので吉川洋次選手の欠場で戦力が大幅に落ちました。
序盤は1区で少し遅れて、2区はハイペースで入って失速という悪い流れでした。
しかし、その後は追い上げて少しずつ順位を上げていきました。
浅井崚雅選手と鈴木宗孝選手がある程度走れたのは収穫だったと思います。
4位 駒澤大学
予想順位 3位
区間順位
1区 8位 加藤淳
2区 5位 片西景
3区 9位 伊勢翔吾
4区 8位 中村大成
5区 5位 伊東颯汰
6区 4位 中村大聖
7区 8位 堀合大輔
8区 2位 山下一貴
箱根予選会に比べると調子を落とした選手が多かったです。
2区片西景選手のところで先頭に追いついておきたかったです。
しかし、8区の山下一貴選手が好走したことで、箱根駅伝は1区片西選手、2区山下選手でいけそうな感じになりました。
5位 帝京大学
予想順位 5位
区間順位
1区 2位 竹下凱
2区 8位 横井裕仁
3区 7位 岩佐壱誠
4区 3位 遠藤大地
5区 4位 小森稜太
6区 9位 谷村龍生
7区 7位 畔上和弥
8区 14位 平田幸四郎
過去最高順位の5位で、初シードでした。
1区の竹下凱選手が良い流れを作りました。
その後も安定していましたが、特に4区の遠藤大地選手が良い成績でした。
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6位 國學院大學
予想順位 13位
区間順位
1区 19位 臼井健太
2区 3位 浦野雄平
3区 11位 青木祐人
4区 6位 藤木宏太
5区 6位 江島崚太
6区 8位 茂原大悟
7区 6位 土方英和
8区 15位 長谷勇汰
1区で遅れましたが、2区の浦野雄平選手が12人抜きの7位まで上げました。
3区以降も大きく遅れることなく、過去最高順位の6位で初シードとなりました
箱根予選会より状態が良かったんじゃないでしょうか。
7位 法政大学
予想順位 6位
区間順位
1区 5位 青木涼真
2区 15位 鎌田航生
3区 8位 佐藤敏也
4区 5位 岡原仁志
5区 10位 狩野琢巳
6区 6位 坂東悠汰
7区 15位 土井大輔
8区 9位 大畑和真
1区の青木涼真選手が積極的な走りで好位置につけました。
出雲駅伝で大きく遅れてしまった坂東悠汰選手は6区だと少し物足りない結果です。
7区の土井大輔選手も良くなかったので、箱根駅伝の往路区間がどう配置してくるのか分からなくなりました。
8位 城西大学
予想順位 8位
区間順位
1区 16位 西嶋雄伸
2区 1位 荻久保寛也
3区 12位 大里凌央
4区 12位 服部 潤哉
5区 12位 中原 佑仁
6区 14位 峐下拓斗
7区 5位 鈴木勝彦
8区 5位 金子元気
2区の荻久保寛也選手がエース区間で区間賞を獲りました。
出雲駅伝でも1区3位と好走していました。
6区までは苦しい区間が続きましたが、距離の長い7区で8区で一気に追い上げました。
城西大学の結果を見ると、7・8区に強い選手を置くオーダーも良いなと思いました。
9位 明治大学
予想順位 14位
区間順位
1区 15位 鈴木聖人
2区 2位 阿部弘輝
3区 6位 三輪軌道
4区 9位 小袖英人
5区 7位 村上純大
6区 11位 斉藤寛明
7区 12位 角出龍哉
8区 13位 佐々木大輔
注目のルーキー鈴木聖人選手が遅れましたが、2区の阿部弘輝選手がハイペースで入って、すぐに3位集団に入っていたのは驚きました。
3区以降は少しずつ区間順位が落ちています。
最後はシード権まで8秒という惜しい結果でした。
10位 神奈川大学
予想順位 11位
区間順位
1区 9位 山藤篤司
2区 9位 安田共貴
3区 14位 多和田涼介
4区 16位 北崎拓矢
5区 8位 荻野太成
6区 7位 森淳喜
7区 9位 井手孝一
8区 6位 越川堅太
1区にエースの山藤篤司選手を使って貯金を作れなかったので、苦しいスタートになりました。
強い4年生が卒業して、戦力が大幅に落ちましたね。
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11位 日本大学
予想順位 16位以下
区間順位
1区 7位 横山徹
2区 12位 武田悠太郎
3区 17位 野田啓太
4区 18位 鈴木康平
5区 18位 松木之衣
6区 13位 北野太翔
7区 1位 パトリック・ワンブィ
8区 8位 阿部涼
日本人選手は全て二桁順位だと思っていましたが速かったです。
箱根駅伝ではワンブィ選手は2区は向いてなさそうなので、2区に阿部涼選手を配置する作戦もありそうです。
12位 日本体育大学
予想順位 12位
区間順位
1区 13位 池田耀平
2区 17位 中川翔太
3区 13位 宮崎勇将
4区 11位 林田元輝
5区 11位 志賀康太
6区 3位 岩室天輝
7区 4位 廻谷賢
8区 18位 山口和也
出雲駅伝で好走した岩室天輝選手と廻谷賢選手が全日本大学駅伝でも好走したという結果でした。
しかし、主力の中川翔太選手と山口和也選手は大きく遅れてしまっています。
13位 順天堂大学
予想順位 10位
区間順位
1区 14位 野口雄大
2区 11位 藤曲寛人
3区 15位 橋本龍一
4区 1位 塩尻和也
5区 9位 澤藤響
6区 19位 小島優作
7区 14位 山田攻
8区 17位 難波皓平
順天堂鬼門の1区でまた遅れてしまいました。
4区の塩尻和也選手のところで見せ場はありましたが、全体的に残念な結果となりました。
箱根駅伝の1区は誰になるのか注目です。
14位 中央学院大学
予想順位 7位
区間順位
1区 6位 高橋翔也
2区 10位 廣佳樹
3区 9位 栗原啓吾
4区 14位 吉田光汰
5区 13位 藤井雄大
6区 10位 石綿宏人
7区 12位 釜谷直樹
8区 11位 有馬圭哉
主力の故障が多い中で、川村悠登選手まで欠場になってしまいました。
10000mの記録ベスト5のうち今回走ったのは高橋翔也選手だけです。
3区まではシード権ボーダーラインにいましたが、4区から少しずつ遅れていきました。
15位 早稲田大学
予想順位 9位
区間順位
1区 12位 千明龍之佑
2区 13位 宍倉健浩
3区 2位 中谷雄飛
4区 10位 太田直希
5区 14位 半澤黎斗
6区 12位 小澤直人
7区 16位 遠藤宏夢
8区 10位 清水歓太
出雲駅伝欠場の太田智樹選手が今回も欠場で厳しい結果になりました。
半澤黎斗選手は出雲駅伝後の記録会では10000mを29分台前半で走っていましたが、駅伝になると上手くいきませんね。
中谷雄飛選手はシーズン前半のトラックでは微妙な成績でしたが、世代ナンバーワンの強さになってきました。
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青学大は、3区で東海大・館澤亨次選手に約40秒離されましたが、4区〜5区はよく粘ってそれ以上離されなかったのが良かったと思います。もし1分近く離されていたら6区・吉田圭太選手の追い上げも厳しかったかもしれません。
逆に東海大からすれば、5区・鬼塚翔太選手でもっと離したかったですが…まぁその辺が今の青学大と東海大の実力差を象徴している部分だと思います。
東海大の館澤亨次選手は、もはや東海大のエースですね。中&長距離の二刀流?で 箱根では館澤選手の起用法が順位に大きく影響して来る気がします。
東洋大は、出雲と同じく2区起用の西山和弥選手の遅れが痛かったですね。
こうなると箱根での起用法が難しくなりましたが、やはり1区がベストだと思います。
駒澤大は、箱根予選会の影響などで今回は調整不足もあったかもしれないので、箱根本番では巻き返しを期待したいです。
館澤亨次選手は箱根は8区がいいと思いますが、違う区間に配置されそうな気もします。
東洋大学は吉川選手が戻ってくれば、往路は前回と全く同じオーダーだと思います。