2023年12月10日に第107回日本陸上競技選手権大会の男子10000mが行われました。
この記事では結果と感想、パリオリンピックの代表について書いています。
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2023日本選手権男子10000m結果
パリオリンピックの参加標準記録
27:00.00
優勝 27:09.80 塩尻和也(富士通)※日本記録
2位 27:12.53 太田智樹(トヨタ自動車)※日本歴代2位
3位 27:13.04 相澤晃(旭化成)※日本歴代3位
4位 27:22.31 田澤廉(トヨタ自動車)※日本歴代4位
5位 27:28.13 小林歩(NTT西日本※日本歴代7位
6位 27:45.55 大川歩夢(プレス工業)
7位 27:46.66 難波天(トーエネック)
8位 27:46.99 田村友佑(黒崎播磨)
9位 27:47.76 菊地駿弥(中国電力)
10位 27:50.32 清水歓太(SUBARU)
11位 27:52.10 太田直希(ヤクルト)
12位 27:57.08 市田孝(旭化成)
13位 28:09.76 池田耀平(Kao)
14位 28:10.50 大石港与(トヨタ自動車)
15位 28:14.07 今江勇人(GMOインターネットグループ)
16位 28:32.85 伊藤達彦(Honda)
17位 28:34.07 大池達也(トヨタ紡織)
18位 28:34.55 服部弾馬(NTT西日本)
19位 28:38.22 服部大暉(トヨタ紡織)
20位 28:38.27 横田玖磨(トヨタ自動車九州)
21位 28:43.88 森山真伍(YKK)
22位 28:51.79 北﨑拓矢(NTT西日本)
23位 29:26.86 清水颯大(大塚製薬)
途中棄権 梶原有高(コモディイイダ)
オープン参加 27:12.27 シトニック・キプロノ(黒崎播磨)
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2023日本選手権男子10000m感想
優勝は塩尻和也選手で5000mとの2冠となりました。
前の年になりますが、3000mSCの優勝経験もあります。
シトニック・キプロノ選手が良いペースで引っ張ってくれて、残り1000mくらいからのロングスパートで逃げ切りました。
日本記録を更新する素晴らしいタイムでした。
ここまでのタイムが出るとは思っていませんでした。
これでパリオリンピックのワールドランキングで出場圏内に入ってきました。
日本人の中では2番目です。
今のままでも落ちなさそうですが、セカンドスコアが低いので伸ばして確実な状況にしたいです。
2位には太田智樹選手が入りました。
日本歴代2位の好タイムです。
今シーズン好調だったので上位に入ってくると思っていましたが、予想以上のタイムでした。
太田選手もワールドランキングの出場圏内に入ってきました。
日本人の中では3番目です。
塩尻選手と同じでセカンドスコアが低いので、伸ばしていきたいです。
3位には元日本記録保持者の相澤晃選手が入りました。
自己ベスト更新だったんですが、上位2人が速すぎました。
故障明けで状態が気になっていましたが、完全復活ですね。
相澤選手はパリオリンピックの有効期間内1本目なので、もう1回走って高得点を獲得すれば、出場圏内に入ってきます。
田澤廉選手は4位でした。
今シーズンはレースに多く出ていて疲れがあったでしょうか。
しかし、自己ベストで日本歴代4位の好タイムでした。
ワールドランキングのスコアを更新して、日本人の中では1番上です。
小林歩選手も日本歴代7位の好タイムでした。
終盤まで先頭集団に付いていっていました。
このタイムでも5位なのでレベルが高すぎました。
シトニック・キプロノ選手は26分台を出す力があると思います。
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パリオリンピック代表について
今回はパリオリンピックの代表内定者はいませんでした。
来年の日本選手権が大事になってきます。
ワールドランキングで出場圏内にいる選手
田澤廉、塩尻和也、太田智樹
相澤晃選手と小林歩選手はセカンドスコアを伸ばせば、入ってくる可能性が高いです。
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前回の結果
2022年5月7日に第106回日本陸上競技選手権大会の男子10000mが行われました。 この記事では結果と感想、オレゴン世界陸上の代表について書いています。
塩尻選手は連戦はきくタイプだとは思いますが、正月は2区を強行するでしょうか?五輪考えると出しきるのは危険な気もしますが。
コエチ、ワイザカ選手辺りも26分台ではPM出来るでしょうか?次はキプロノ選手も加えて27:00に挑んでほしいですね。日本は優秀な助っ人が各チームにいます。
余談ですが、薄底の時代に独走で26分台出してたダビリ(流経大柏出身)は化け物ですね。世陸5位までいきましたね。
日本選手権を走った選手はニューイヤー駅伝も走ると思います。
塩尻選手は5区か6区を予想しています。
ペースメーカーはコエチ選手とかワイザカ選手も候補になりますね。
あとはクルガト選手ですね。
1人ではなく2人ほしいですね。
今回は3人が日本記録と言うことで、タイム的には収穫の有るレースだったと思いますが、やはりこの時期だと学生の有力選手の出場は厳しいので、今後の課題だと思います。
今回は色々な思惑が有って この時期の開催だったと思いますが…
とにかく、日本選手権は国内最高峰の大会なので、全ての選手がベストな状態で出場しやすい時期、また 五輪or世陸での勝負を意識するなら もっと気温が高い時期の開催が理想だと思います。
理想はそうですね。
今は日本選手権でスコアを稼がないと出場するのは難しい状況です。
まずは全体的にレベルをどんどん上げていってほしいです。
3月に伊藤選手が海外で26分狙う発言してるから、塩尻、相澤、太田辺りも帯同して走る可能性あるのかな?ニューイヤー後、都道府県駅伝等のレースを回避してじっくり「溜め」を作ればまだ暑くなる前なので可能性はあるか?
塩尻OBの順天堂が実業団助っ人呼んで挑戦記録会を開催してくれたら粋な計らいだと思うが。いずれにせよ、塩尻の試合後の余裕見ると、㎞1秒縮めるのはさほど難しい作業ではないはず。展開にもよるけど恵まれれば26:40~50は望めるか?
塩尻は隣県の群馬出身だから信州人さんもよく知ってましたかね?
長野は山に囲まれてるので、群馬は隣県とは言え なかなか その手の情報は入り難いですが、塩尻選手は実力以外に何か持っている選手だと思います。
出身がニューイヤーのコースになっている伊勢崎の出身と言う事で、幼少期の頃から走る事は身近に感じていた?かもしれませんし…
リオ五輪の時は、他国選手の辞退で繰り上げ選出されたり…
3障の主役を順大の後輩三浦選手に奪われたと思ったら、トラックでブレイク (これは実力)したりと…
やはり勝負師と言うのは、実力以外に運みたいな物を引き寄せる力も重要かもしれませんね。
ふーむ。
順天堂時代からロードへの適性は図抜けてるよね。
箱根予選快走直後の全日本2区や4区も快走していた。悲しいかなあの時代には塩尻の脇を固める陣容が整ってなかった。「順天堂1区問題」は深刻で、稼げるのも栃木、山田攻くらい。
塩尻は確かにハーフには適性あって強い。大1の時から凄かった。万全で、丸亀ハーフ出たら59分飛び越えて58分台出してしまうかな?(1万27:08だったはずの)ワンジルが58分台出してるので、比較難しくも、狙えないことはないと思う。
余談だけど塩尻の時代に「令和クインテット」がいたなら優勝もあった気がする。そして令和クインテットの時も「塩尻」がいなかった。
順天堂時代の駅伝は塩尻選手で遅れを取り戻すという展開が多かったですね。
令和クインテットに加われば優勝もあったと思います。
ハーフは展開が良ければ58分台が見えるタイムが出るかもしれません。
ふーむ。
ここに佐藤圭が参戦してたら、学生記録はいったろうか?田沢先輩いるから安心して走って日本記録近くまで行ったか?長嶋、前田がいたらU20記録は普通に出しただろうか?他にも浅井、吉岡、吉田礼、吉井兄弟等可能性ある逸材は多数控えている。
駒澤は佐藤圭走らなくても箱根を悠々勝てそうだ。箱根路線から敢えて外して、参戦させたら称賛浴びたと思う。実業団は正月普通に走るので、有力大学生も日程を言い訳せずに参戦して欲しい。させ欲しい。
佐藤圭汰選手は出場資格がなかったので、来年の日本選手権に期待しましょう。
長嶋選手も出てきそうですよね。
関東の大学に進む選手はほとんど箱根駅伝を走りたいと思うので、箱根に出場しない選択はしないと思います。
来年の日本選手権に佐藤出して欲しいけど、春開催だから大英断とはちょっと違うかな?そこで27:00でも切ろうものなら大ニュースになるけど。
3月の26分挑戦に佐藤吉岡鈴木芽と行って欲しいなー。吉岡はまず28分切りが先決かな?ここまでハイパーインフレすると高校でも27分台が出てくるだろうか?5000のタイム的には十分に出せるが、伝説のギタヒ記録が塗り替えられる時も来るのだろうか?都王路は留学生1区解禁にして欲しいな!
高校生の27分台は近いうちに出ると思います。
佐藤圭汰選手なら出せたかもしれません。
高校駅伝の留学生1区解禁希望は珍しい意見ですね。
日本人選手が戦えるようになってほしいです。
良いんじゃないかな?
塩尻筆頭に世界の扉を開け始めてるから、世界に目線を向けるためにも「留学生」から目を背けないで欲しい。1人までなら全然アリだろう。それどころか切望する。
大学駅伝は普通に走っている。実業団もかつては最長区間(18㎞)を世界クラスのギタヒ、ジェンガが走っていたはず。2区以外なら解禁して良いと思う。インターナショナル区間はちょっと失礼だとさえ思う。世界に食らい付いて戦う機会を逸してはならない。1区から登場してきたらかなり緊張感あるだろう。お年玉クイズなんぞに要らないから、助っ人との公平なガチンコが観たい。
昨年吉岡(現、順天堂)が3区で驚異の22:51をマーク。22:47のワンジルは実業団入り直後に27:08を出していた。時代は違えど恐らく、1区27:48のギタヒが3区走ってても2人と同じ位だと予想が立つ。吉岡選手は十分に27分を出せたと思う。
完全復活難しくとも、箱根で復活のきっかけ掴む狼煙はあげて欲しい。