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2025年2月24日に第13回大阪マラソンが行われました。
この記事では上位選手・注目選手の結果と感想について書いています。
大阪マラソン2025男子
結果
優勝 2:05:37 イフニリグ・アダン(エチオピア)※大会記録
2位 2:05:39 近藤亮太(三菱重工)※初マラソン日本記録、日本歴代5位
3位 2:05:52 アブディサ・トラ(エチオピア)
4位 2:05:58 細谷恭平(黒崎播磨)※日本歴代7位
5位 2:06:04 ゲタネ・モラ(エチオピア)
6位 2:06:05 黒田朝日(青山学院大学)※日本学生記録、日本歴代9位
7位 2:06:06 菊地駿弥(中国電力)※日本歴代10位
8位 2:06:18 鈴木健吾(富士通)
9位 2:06:28 柏優吾(コニカミノルタ)
10位 2:07:28 ベナード・キメニ(コモディイイダ)
11位 2:07:29 中西亮貴(トーエネック)
12位 2:07:34 定方俊樹(三菱重工)
13位 2:07:48 細谷翔馬(ロジスティード)
14位 2:07:53 聞谷賢人(トヨタ紡織)
15位 2:07:57 高田康暉(住友電工)
16位 2:08:06 竹井祐貴(JR東日本)
17位 2:08:17 町田康誠(中央発條)
18位 2:08:19 西脇翔太(JR東日本)
19位 2:08:24 小松巧弥(NTT西日本)
20位 2:08:25 岩崎大洋(JFEスチール)
21位 2:08:37 小山裕太(トーエネック)
35位 2:10:13 小山直城(Honda)
36位 2:10:21 作田将希(JR東日本)
38位 2:10:34 西山和弥(トヨタ自動車)
39位 2:10:46 福谷颯太(黒崎播磨)
56位 2:13:00 ボンフェイス・キムタイ(ケニア)
75位 2:16:21 野中優志(トヨタ自動車)
78位 2:17:23 鎌田航生(ヤクルト)
途中棄権
ロナルド・コリル(ケニア)
デルセ・キンディ(エチオピア)
予想記事
2025年2月24日に第13回大阪マラソンが行われます。 この記事では大会の概要と招待選手・注目選手の紹介、優勝候補と順位予想について書いています。 大阪マラソン2025概要 日程:2025年2月24日 スタート時間:9 …
感想
気温が低く、5℃くらいでした。
ペースメーカーは1km2分58秒ペースで30kmまででした。
30kmまでは順調だったんですが、30km過ぎの折り返しで先頭集団が全員コースを間違えてしまいました。
これは運営のカラーコーン設置忘れミスでした。
少し走る距離が長くなってしまいましたが、記録は公認となりました。
優勝争いはペースメーカーが抜けてからアブディサ・トラ選手の仕掛けがありましたが、決めきれずに最後はイフニリグ・アダン選手が勝ちました。
海外招待選手の中では自己ベストが1番遅かったんですが、強かったですね。
大会記録更新、自己ベストでの優勝となりました。
2位には2秒差で近藤亮太選手が入りました。
最後は逆転されてしまいましたが、終盤の走りは見事でした。
タイムは初マラソンの日本記録、日本歴代5位でした。
ついに初マラソンでも2時間5分台に突入しました。
近藤選手はハーフマラソンでも60分32秒の記録を持っていて、長い距離に強いです。
次回の走りに注目です。
今回は目標が2時間8分切りということで、気楽にいけたのが良かったと思います。
細谷恭平選手は2時間5分台の自己ベストが出たんですが、全くうれしくなさそうでした。
JMCシリーズⅣ優勝の可能性が無くなったからですね。
レース後のインタビューを聞いていると、正確な優勝条件を把握していたんでしょう。
先頭集団から遅れてからの粘りの走りは素晴らしかったです。
追いついたときは日本人トップあるんじゃないかと思いました。
黒田朝日選手は日本学生記録でした。
終盤は苦しそうで、日本学生記録は微妙だと思っていたんですが、更新できて良かったです。
トラックでも駅伝でも必ず好走するのは素晴らしいです。
菊地駿弥選手は駅伝では好走実績が多かったんですが、マラソンでも結果を出してきました。
鈴木健吾選手は久しぶりの好走ですね。
吉田祐也選手のタイムを意識していたようです。
ということで、積極的に先頭集団に付いていくという判断だったんでしょう。
柏優吾選手も好タイムが出ています。
スピードはない選手ですが、マラソンは強いですね。
小山直城選手は後半でペースが大幅に落ちてしまいました。
しかし、JMCシリーズⅣ優勝がほぼ確実という状況になりました。
東京世界陸上では良い走りを見せてほしいです。
東京世界陸上代表について
JMCシリーズⅣ優勝は小山直城選手になりそうです。
小山選手は参加標準記録を突破していないのですが、世界ランキングで条件を満たす可能性が非常に高いので、東京世界陸上の代表はほぼ確実といっていいと思います。
残りの枠は2つです。
1番手は吉田祐也選手、2番手は近藤亮太選手だと思います。
吉田祐也選手はほぼ決まりで、近藤亮太選手と東京マラソンの日本人トップで争うことになります。
大阪マラソン2025女子
結果
優勝 2:26:33 ワガネシュ・メカシャ(エチオピア)
2位 2:26:40 アフェラ・ゴドファ(エチオピア)
3位 2:26:43 クバ・アレム(エチオピア)
4位 2:28:26 ダイアナ・オカンポ(アルゼンチン)
5位 2:28:50 松田杏奈(三井住友海上)
7位 2:39:05 青木奈波(岩谷産業)
感想
オカンポ選手が抜け出したけど、吸収されて上位3選手の争いになりました。
メカシャ選手が勝って連覇となりました。
40kmまでスローペースでした。
日本人トップの松田杏奈選手は自己ベストでした。
前回の結果
2024年2月25日に第12回大阪マラソンが行われました。 この記事では上位選手・注目選手の結果と感想について書いています。 大阪マラソン2024男子 結果 優勝 2:06:18 平林清澄(國學院大學)※初 …
ふーむ…!
小山が世陸か!?最近は快走がないから、期待できるんかな?
MGC前のルールなら吉田近藤、黒田or東京マラソントップの近年最強トリオ組めるんだが、こういう時に限って組めない皮肉。
太田蒼は、東京マラソンは先頭集団での経験値積み公言してるから無いか?以前宗茂御大が、村山謙の初マラソンへの取り組みについて、身の丈にあってない等で苦言呈してた気がする。実際村山謙は、初マラソンの失敗でマラソンを「難しいもの」にしてしまったと思う。太田は、マラソンを「難しいもの」にしないためにも、まずは近藤黒田選手のような「分かりやすい成功」を手にしてもらいたい。第1集団は次の機会にして、今回は2:58ペースで行ってほしい。
以前、ひげ御大がハーフマラソン解説した時に「ハーフの力を磨けば、そのリズムで30㎞まではいける。後は残り12・195の練習をすればいいだけだ。マラソンは難しくない」と語ってた気がするので、箱根に取り組むメカニズムとマラソンはリンクしてるということを、ひげ御大は気付いていたということか?最近になってその見識の深さが分かってきつつある。