東京マラソン2021結果

2022年3月6日に東京マラソンが行われました。

この記事では上位選手と注目選手の結果、オレゴン世界陸上とJMCシリーズについて書いています。

 

【男子】東京マラソン2021

結果

優勝 2:02:40 エリウド・キプチョゲ(ケニア)※大会記録

2位 2:03:13 アモス・キプルト(ケニア)※世界歴代9位タイ

3位 2:04:14 タミラト・トラ(エチオピア)

4位 2:05:28 鈴木健吾(富士通)

5位 2:06:12 シュラ・キタタ(エチオピア)

6位 2:06:37 ラバン・コリル(ケニア)

7位 2:07:23 其田健也(JR東日本)

8位 2:07:31 湯澤舜(SGホールディングス)

9位 2:07:55 聞谷賢人(トヨタ紡織)

10位 2:07:55 マイケル・ギザエ(スズキ)

11位 2:08:02 土方英和(Honda)

12位 2:08:04 ジョナサン・コリル(ケニア)

13位 2:08:17 佐藤悠基(SGホールディングス)

14位 2:08:21 林奎介(GMOインターネットグループ)

15位 2:08:25 堀尾謙介(トヨタ自動車)

16位 2:08:31 河合代二(トーエネック)

17位 2:08:33 井上大仁(三菱重工)

18位 2:08:33 定方俊樹(三菱重工)

19位 2:08:35 下田裕太(GMOインターネットグループ)

20位 2:08:48 久保和馬(西鉄)

21位 2:08:55 富安央(東京陸協)

22位 2:08:59 小山直城(Honda)

23位 2:09:18 細谷翔馬(帝京大学)

24位 2:09:20 吉田祐也(GMOインターネットグループ)

25位 2:09:27 田口雅也(Honda)

26位 2:09:41 足羽純実(Honda)

27位 2:09:48 松尾淳之介(NTT西日本)

29位 2:10:43 作田直也(JR東日本)

30位 2:10:45 大津顕杜(トヨタ自動車九州)

31位 2:10:48 小森稜太(NTN)

32位 2:10:57 上門大祐(大塚製薬)

33位 2:10:58 秋山清仁(愛知製鋼)

34位 2:11:01 髙久龍(ヤクルト)

40位 2:12:41 宮脇千博(トヨタ自動車)

44位 2:13:34 作田将希(JR東日本)

50位 2:14:58 菊地賢人(コニカミノルタ)

54位 2:15:33 湯浅仁(中央大学)

55位 2:15:43 荻久保寛也(ヤクルト)

56位 2:15:44 細森大輔(YKK)

57位 2:15:53 片西景(JR東日本)

58位 2:15:56 津田将希(順天堂大学)

63位 2:16:56 中澤雄大(中央大学)

98位 2:22:54 藤本拓(トヨタ自動車)

 

途中棄権

モシネト・ゲレメウ(エチオピア)

清谷匠(中国電力)

 

JMCシリーズについて

鈴木健吾選手が逆転して、優勝がほぼ確実となりました。

オレゴン世界陸上の代表もほぼ確実です。

オレゴン世界陸上とMGCの条件を満たした選手

オレゴン世界陸上

日本人2位以内で2時間07分53秒

※JMCシリーズ優勝者がいれば除く

 

其田健也(JR東日本)

湯澤舜(SGホールディングス)

 

MGC

日本人1~3位 2時間10分以内

日本人4~6位 2時間09分以内

対象2レースの平均が2時間10分以内

 

鈴木健吾(富士通)

其田健也(JR東日本)

湯澤舜(SGホールディングス)

聞谷賢人(トヨタ紡織)

土方英和(Honda)

佐藤悠基(SGホールディングス)

定方俊樹(三菱重工)

田口雅也(Honda)

オレゴン世界陸上代表はどうなる?

まず、鈴木健吾選手は確実です。

残り2枠を西山雄介選手・星岳選手・其田健也選手の3人の中から選ばれると思います。

優勝を評価して、西山選手と星選手になりそうです。

 

感想

第1ペースメーカーは1km2分54秒ペースで30kmまでの予定でした。

しかし、25kmまでしか引っ張れませんでした。

ペースが速すぎて、最後まで引っ張るのは力がいります。

 

25kmからはエリウド・キプチョゲ選手が積極的にレースを進めました。

アモス・キプルト選手も付いていきましたが、キプチョゲ選手が圧倒的な強さで優勝しました。

大会記録を大幅に更新して、国内最高記録でした。

37歳になっても強さを維持していて、素晴らしいレースでした。

 

アモス・キプルト選手も自己ベストで良い内容だったと思います。

 

日本人の有力選手は1km2分57~58秒ペースの第2ペースメーカーに付いていました。

第2ペースメーカーはペースが安定していなかったように思いました。

 

第2ペースメーカーも25kmまでで終わってしまい、鈴木健吾選手が単独走となりました。

日本記録ペースで進んでいましたが、35km以降は少しペースダウンしました。

それでも日本歴代2位の大迫傑選手のタイムよりも速くゴールしました。

 

今シーズンは好走実績がなかったので、ここまでの好タイムが出るとは思いませんでした。

状態が悪かったみたいですが、それでこのタイムは驚きです。

2時間3分台もいけそうです。

今は日本人選手の中では抜けた力があると思います。

 

MGCはワイルドカードを含めて8人が権利を獲得しました。

2時間7分台は3人、8分台は11人でした。

日本人2位以降のタイムは、あと30秒ずつくらい速くゴールしてほしかったです。

 

土方英和選手はペースメーカーの上げ下げに力を使ってしまったように見えましたが、上位でゴールしたのは力があると思います。

 

帝京大学の細谷翔馬選手が学生歴代3位のタイムでゴールしました。

中盤で積極的に集団を引っ張る時もあり、良い内容だったと思います。

卒業後は公務員で競技は継続する予定のようです。

 

井上大仁選手は途中で消えて何があったのかと思いましたが、腹痛があったようです。

途中までは良い感じで走っているように見えたので残念です。

 

吉田祐也選手はマラソン3回目で初めて失速しました。

上手く立て直せる選手だと思うので、次は確実にMGCの出場権を獲得して欲しいです。

 

【女子】東京マラソン2021

結果

優勝 2:16:02 ブジリット・コスゲイ(ケニア)※大会記録

2位 2:17:58 アシェテ・ケベデ(エチオピア)

3位 2:18:18 ゴティトム・ゲブレシラシエ(エチオピア)

4位 2:18:42 アンジェラ・タヌイ(ケニア)

5位 2:19:10 ヒウォト・ゲブレキダン(エチオピア)

6位 2:21:02 一山麻緒(ワコール)

7位 2:21:17 新谷仁美(積水化学)※日本歴代6位

8位 2:22:56 サラ・ホール(アメリカ)

9位 2:24:33 ヘレン・ベケレ(エチオピア)

10位 2:27:38 森田香織(パナソニック)

11位 2:28:29 加世田梨花(ダイハツ)

12位 2:29:20 下門美春(埼玉医科大学G)

13位 2:29:26 兼重志帆(GRlab関東)

14位 2:30:03 岡田唯(大塚製薬)

15位 2:32:47 水口瞳(ユニクロ)

JMCシリーズについて

一山麻緒選手が逆転して、優勝がほぼ確実となりました。

オレゴン世界陸上の代表もほぼ確実です。

オレゴン世界陸上とMGCの条件を満たした選手

オレゴン世界陸上

日本人2位以内で2時間23分18秒

 

新谷仁美(積水化学)

 

MGC

日本人1~3位 2時間28分以内

日本人4~6位 2時間27分以内

 

一山麻緒(ワコール)

新谷仁美(積水化学)

森田香織(パナソニック)

オレゴン世界陸上代表はどうなる?

まず、一山麻緒選手は確実です。

松田瑞生選手もほぼ確実だと思います。

 

残り1枠は今のところは新谷仁美選手になります。

しかし、新谷選手が「もうマラソンを走らない」というコメントをしているので、名古屋ウィメンズマラソンの日本人トップの選手になりそうです。

 

感想

女子も世界記録保持者のブリジット・コスゲイ選手が大会記録で優勝しました。

圧倒的な強さで、このタイムだと誰も付いていけません。

2~5位も好タイムで日本記録よりも速いです。

 

日本人トップは一山麻緒選手でした。

タイムは予想よりも速かったです。

だいぶ戻ってきました。

 

鈴木健吾選手と夫婦で日本人トップでした。

夫婦の総合タイムは世界記録でした。

世界陸上代表・JMCシリーズ優勝もほぼ確実なのでスゴイです。

 

日本人2位の新谷仁美選手も予想より速かったです。

久しぶりのマラソンでどうなるかと思いましたが、良いタイムが出ました。

しかし、レース後のインタビューで「マラソンはもう走らない」とコメントをしています。

世界陸上は10000mで狙うんでしょうか。

 

初マラソンの森田香織選手と加世田梨花選手がまずまず良いタイムが出ています。

森田選手はMGCの出場権を獲得しています。

前回は少なかったですが、今回のMGC出場権獲得者は20人以上になりそうです。