2020年2月22日に福岡クロカン日本選手権が行われました。
この記事では上位に入った選手の結果をまとめています。
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福岡クロカン日本選手権2020結果
U20女子6km
優勝 20:19 小坂井智絵(成田高校)
2位 20:21 増渕祐香(錦城学園高校)
3位 20:21 村松結(立命館宇治高校)
4位 20:27 星野輝麗(常磐高校)
5位 20:33 村松灯(立命館宇治高校)
6位 20:35 城所⽇和(岡崎学園高校)
7位 20:38 髙橋葵(⽇本体育⼤学柏⾼校)
8位 20:42 中本⾹(宝塚高校)
9位 20:44 三輪南菜⼦(錦城学園高校)
10位 20:45 弟子丸小春(諫早高校)
11位 20:49 森⽥真帆(諫早高校)
12位 20:54 川野朱莉(ルーテル学院高校)
13位 20:55 並⽊美乃(常磐高校)
14位 20:59 ⾕本七星(舟入高校)
15位 21:02 永⻑⾥緒(筑紫女学園高校)
16位 21:05 安なつ美(大阪薫英女学院高校)
17位 21:06 柳楽あずみ(筑紫女学園高校)
18位 21:07 島貫恵梨⼦(錦城学園高校)
19位 21:08 畑本夏萌(諫早高校)
20位 21:10 兼友良夏(沼田高校)
今回は風が強めでタイムが出にくいコンディションでした。
タイムは前回より20秒くらい遅いです。
今回はトップ5のうち4人が2年生以下でした。
小坂井智絵選手は前回3位でした。
高校駅伝では5区4位、都道府県対抗女子駅伝では2区10位でした。
トラックや駅伝で安定して強い選手ですが、クロカンはさらに強い印象です。
増渕祐香選手は前回17位でした。
高校駅伝では1区19位、都道府県対抗女子駅伝では4区5位でした。
村松結選手は1年生ですが力がありますね。
高校駅伝では2区4位、都道府県対抗女子駅伝では7区区間賞でした。
U20男子8km
優勝 23:48 石田洸介(東京農業大学第二高校)
2位 24:03 佐藤一世(八千代松陰高校)
3位 24:05 ⽯井⼀希(八千代松陰高校)
4位 24:11 中野翔太(世羅高校)
5位 24:14 ⾚星雄⽃(洛南高校)
6位 24:16 ⽯原翔太郎(倉敷高校)
7位 24:24 倉本玄太(世羅高校)
8位 24:26 三浦龍司(洛南高校)
9位 24:31 佐藤真優(東洋⼤学⽜久大学)
10位 24:31 中川雄太(秋⽥⼯業高校)
11位 24:34 安原太陽(滋賀学園高校)
12位 24:35 ⽥中悠登(敦賀気⽐高校)
13位 24:36 久保⽥徹(聖望学園高校)
14位 24:36 麓逸希(開新高校)
15位 24:37 ⼩林亮太(豊川高校)
16位 24:38 松尾昂来(⻄脇⼯業高校)
17位 24:38 沼井優⽃(國學院⼤學久我⼭高校)
18位 24:39 倉掛響(⼩林高校)
19位 24:41 内藤⼀輝(洛南高校)
20位 24:41 川畑昇⼤(須磨学園高校)
優勝タイムは前回と同タイムでした。
他の上位選手も前回と同じくらいのタイムでした。
優勝した石田洸介選手は前回38位でしたが、今回は圧倒的な強さでした。
3周目から独走状態になりました。
高校駅伝では1区8位、都道府県対抗男子駅伝では5区2位でした。
佐藤一世選手は前回に続いて2位でした。
石田洸介選手選手のペースアップに無理についていかずに、冷静に対応していました。
高校駅伝では1区区間賞、都道府県対抗男子駅伝では5区3位でした。
⽯井⼀希選手は常に3番手くらいのポジションを走っていました。
高校駅伝では3区6位、都道府県対抗男子駅伝では1区16位でした。
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シニア女子8km
優勝 26:57 石澤ゆかり(エディオン)
2位 26:58 和⽥有菜(名城大学)
3位 26:59 萩⾕楓(エディオン)
4位 27:06 川口桃佳(豊田自動織機)
5位 27:07 岡本春美(三井住友海上)
6位 27:08 五島莉乃(中央大学)
7位 27:12 加世田梨花(名城大学)
8位 27:25 吉川侑美(ユニクロ)
9位 27:34 平井⾒季(肥後銀行)
10位 27:36 髙松智美ムセンビ(名城大学)
11位 27:43 逸⽊和⾹菜(九電工)
12位 27:44 ⼭本菜緒(豊田自動織機)
13位 27:45 倉岡奈々(デンソー)
14位 27:51 猿⾒⽥裕⾹(ユニバーサルエンターテインメント)
15位 27:51 ⽥邉美咲(三井住友海上)
16位 27:54 ⾶⽥凛⾹(立命館大学)
17位 27:57 ⼩林成美(名城大学)
18位 28:02 横江⾥沙(大塚製薬)
19位 28:04 野崎光(大阪学院大学)
20位 28:05 ⽚⾙洋美(三井住友海上)
優勝タイムは前回より14秒遅いですが、全体的には前回と同じくらいのタイムでした。
⽯澤ゆかり選手は前回は5位でした。
ずっと集団で力を溜めていて、ラスト100mのスパート勝負で勝ちました。
クイーンズ駅伝では3区13位でした。
和田有菜選手は3周目から先頭を走っていましたが、ラスト勝負で石澤ゆかり選手に負けました。
全日本大学女子駅伝では3区2位、都道府県対抗女子駅伝では2区5位でした。
萩谷楓選手は15oomがメインの選手ですが、長い距離でも強いです。
クイーンズ駅伝では1区7kmで4位、今回はさらに長い距離でしたが、終盤まで落ちませんでした。
10000mでも良いタイムが出せそうです。
シニア男子10km
優勝 29:18 浦野雄平(國學院大學)
2位 29:24 田村和希(住友電工)
3位 29:34 田村友佑(黒崎播磨)
4位 29:44 池⽥耀平(日本体育大学)
5位 29:46 梶⾕瑠哉 (SUBARU)
6位 29:48 島貫温太(帝京大学)
7位 29:50 鈴⽊祐希(カネボウ)
8位 29:50 橋詰⼤慧(SGHグループ)
9位 29:59 鬼塚翔太(東海大学)
10位 30:04 物江雄利(カネボウ)
11位 30:06 松崎咲⼈(東海大学)
12位 30:11 ⼩野知⼤(旭化成)
13位 30:17 安藤⼤樹(旭化成)
14位 30:23 林⻯之介(SGHグループ)
15位 30:23 ⼤塚倭(NTT西日本)
16位 30:24 ⼤森樹(JFEスチール)
17位 30:30 葛⻄潤(創価大学)
18位 30:38 市村朋樹(東海大学)
19位 30:39 原法利(Honda)
20位 30:44 ⽵下凱(SGHグループ)
優勝タイムは前回より18秒速いですが、20位のタイムは前回より13秒遅いという結果でした。
浦野雄平選手は集団で力を溜めていて、ラスト1kmで抜け出しました。
箱根駅伝5区で2年連続好走しましたが、クロカンも強いですね。
前回優勝した坂東悠汰選手と同じ富士通に進む予定です。
2位と3位は前回と同じでした。
タイムは2人とも前回より速いです。
田村兄弟は都道府県対抗男子駅伝でも好走していました。
池⽥耀平選手は箱根駅伝、丸亀ハーフに続いての好走です。
来年度が楽しみな選手です。
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ここのコースは埋め立て地で ゼロから人の手で造ったコースなので、海外などでよく目にする自然の地形を利用して造ったコースとは違って 条件的にはロードに近い感じがしますし、海上の真ん中と言う事もあって 毎年やたらと風が強いです。
また クロカンは五輪や世界陸上の種目では無いので、練習の一環や調整として走る選手も多く 今回で言ば 相澤晃選手や田中希実選手など 多くの実力者の欠場も多いので…
今後 正式種目として採用されれば選手のクロカンに対しての考え方なども変わったり、コース改善も必要になって来ると思います。
日本選手権なのでもう少し有力選手に出場してほしいです。
東京マラソンがありますが、まだ出場していない選手が多いです。
福岡クロカンは走りやすいコースだと思います。
相澤晃選手は体調不良、田中希実選手は海外のレースへの出場により欠場になっています。
相澤選手の状態が気になりますが、箱根や都道府県対抗での激走の疲れが影響してるかもしれませんね。
確か東京マラソンも最初は出場予定だったと思いますが…
どうやら 東洋大学側と旭化成側が色々と協議して欠場を決めたみたいです。
田中選手は、ニュージーランドで 新谷仁美選手らと一緒に5000mの競技会に出てますね。
ちなみに そこで新谷選手は五輪標準記録をクリアして優勝、田中選手は2位でした。
新谷仁美選手はハーフマラソン・5000mと自己ベストを更新しているので、次はメインの10000mがどうなるかに注目です。
U20女子6㎞優勝の小坂井智絵選手は、去年は3位という事で トラックや駅伝も含めて好不調の波がほとんど無く コンスタントに実力を発揮出来るので、今年も世代の中心的な存在で活躍が期待出来そうです。
2位の増渕祐香選手は 来シーズンは名城大学へ進学しますが、選手層が超厚い名城大でも 常に今回の様な走りが出来れば、1年目から即戦力として 出場の機会は十分にあると思います。
小坂井智絵選手の世代はレベルが高いので、ハイレベルな争いをしてほしいです。
名城大学の今年度の駅伝メンバーは全員3年生以下で好走していたので、増渕祐香選手が出場できるレベルになれば、恐ろしいほど強いチームになりそうです。
また 名城大の対抗馬だった 大東文化大は関谷夏希選手、立命館大は佐藤成葉選手と エースが卒業するので名城大は今年度以上に優位になると思いますが…
中央大や東洋大など新戦力に力を入れた大学が有ったり、鈴木優花選手みたいに高校時代はほとんど無名でも 大学に入ってから大ブレイクする選手もいるので、分かりませんね。
名城大学は圧倒的ですが、2番手は新戦力次第でどうなるか分かりません。
戦力が落ちてもまだ大東文化大学が強そうです。
シニア男子10㎞優勝の浦野雄平選手は、かつてはスキーのクロスカンの選手だったと言う事で、今回のレースや箱根5区での好走も説得力があると思います。
今回の優勝で、今年の日本選手権1万mの出場権を獲得しましたが…
今回は 去年日本選手権1万m優勝の田村和希選手に勝ったので、今後 トラックでの2人の対決も楽しみになりました。
シニア女子8㎞は、最後のキャメルヒルズで 萩谷楓選手がスパートして その後を和田有菜選手が後に続いた時は、たぶんゴール前はこの2人のデットヒートで どちらかが勝つのかな?と思いましたが…
まさか、その2人を石澤ゆかり選手が ゴール直前でかわしての優勝には驚きました。
ベテラン選手としての経験値が活かされたと思いますが…
東京五輪代表争いは 3千m障害で勝負すると思うので、吉村玲美選手との対決も楽しみになりました。
和田有菜選手は、終盤から集団の先頭に立って引っ張りましたが…
最近の和田選手は、今回の様な積極的なレースが多い感じがしますが、好結果に繋がっているので 今後も似た様なスタイルになると思います。
萩谷楓選手は、将来的にマラソンを見据えて 今はマンツーマンの指導を受けているそうなので、今回はその成果が出たレースだったと思います。
浦野雄平選手はクロカンに強いですね。
相澤選手との対決が見たかったです。
相澤選手はまだ日本選手権10000mの出場権がないですが、権利を獲って出場して欲しいです。
オリンピックイヤーでハイレベルな争いになると思います。
和田有菜選手の積極的な走りは良い経験になると思います。
ラストに強いので、今回も勝つのかなと思いました。
萩谷楓選手はマラソンを考えているんですね。
それでしたら10000mも近いうちに走りそうです。
長い距離も強そうな気がします。
相澤選手は、仮に日本選手権の参加標準記録をクリア出来なくても 今シーズンの実績が凄いので、陸連強化委員会の推薦枠での出場の可能性があるかもしれません。
ただ 去年この推薦枠で大迫傑選手が出場を希望しましたが、陸連側に拒否されて物議を呼んだ経緯が有って 陸連側も慎重になっていると思うので、やはり参加標準記録を確実にクリアして出場してほしいです。
大迫傑選手がダメだったので、推薦枠での出場はないと思います。
相澤晃選手はトラックでは圧倒的な実績はないですからね。
今回は 石澤ゆかり選手が優勝 萩谷楓選手が3位、先月の都道府県対抗&大阪国際では 西田美咲選手が好走、来シーズンは 都大路1区で好走した 小倉稜央選手が入社予定など…
最近のエディオンは勢いを感じます。
今シーズンはエディオンの勢いがすごかったですね。
特に萩谷楓選手は一気に伸びました。
エディオンは去年の春頃に 陸上部の活動拠点を広島から大阪に移したので、全国的に有望な選手を獲得しやすい環境になったと思います。