2019年6月30日に第103回日本陸上競技選手権大会の女子5000mが行われました。
この記事では女子5000m決勝の結果をまとめています。
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日本選手権2019女子5000m結果速報
1位 15:22.53 木村友香(資生堂)※ドーハ世界陸上内定
2位 15:23.46 鍋島莉奈(JP日本郵政グループ)
3位 15:26.58 廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)
4位 15:29.00 田中希実(豊田織機TC)
5位 15:30.41 佐藤早也伽(積水化学)
6位 15:38.20 渡邊菜々美(パナソニック)
7位 15:44.56 森田香織(パナソニック)
8位 15:45.54 堀優花(パナソニック)
9位 15:57.51 矢野栞理(キヤノンAC九州)
10位 16:00.93 長谷川詩乃(ワコール)
11位 16:01.47 加世田梨花(名城大学)
12位 16:02.91 上原美幸(第一生命グループ)
13位 16:03.34 筒井咲帆(ヤマダ電機)
14位 16:07.07 荘司麻衣(デンソー)
15位 16:07.22 加藤岬(九電工)
16位 16:11.33 福田有以(豊田自動織機)
17位 16:12.01 山ノ内みなみ(京セラ)
18位 16:12.96 矢田みくに(デンソー)
19位 16:14.48 佐藤成葉(立命館大学)
20位 16:47.29 篠塚麻衣(ユニバーサルエンターテインメント)
21位 16:55.08 森林未来(デンソー)
オープン参加
15:21.48 バイレ・シンシア(神村学園高校)
15:21.80 カマウ・タビタ・ジェリ(三井住友海上)
15:34.24 モカヤ・マータ(キヤノンAC九州)
15:50.57 ゼイトナ・フーサン(デンソー)
欠場 新谷仁美(NTTC)
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レース展開
初めの1kmは上原美幸選手が3分10秒で引っ張る。
その後は外国人選手が前に出て、日本人選手がついていく展開がラスト一周まで続く。
ラスト一周になってから鍋島莉奈選手がスパートするが、木村友香選手が残り250m付近で追い抜いて、そのままトップでゴール。
感想
今回は木村友香選手と鍋島莉奈選手の優勝争いになると思いましたが、やっぱりこの2人が強かったです。
木村友香選手は最近絶好調で負け無し。
タイムも毎回好タイムを出しています。
ただ、今回はいつもと違って余裕のあるゴールではありませんでした。
ゴール手前で少し失速し、ゴール後は倒れ込んでしまいました。
木村選手はドーハ世界陸上の参加標準記録を突破して日本選手権優勝なので、日本代表内定です。
鍋島莉奈選手は連覇は出来ませんでしたが、10000mに続いて上位に入りました。
廣中璃梨佳選手は前回の9位から順位を上げました。
今回は赤と白の帽子をかぶっていました。
田中希実選手は1500mに続いての上位入賞です。
クロカンや駅伝でも確実に好走していて素晴らしいです。
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目についたのは九電工の加藤さんが左腕の振りが少しは矯正されてましたね。トラツクは左回りだから左は抱えるように走れば早く走れます。アヤナさんが良い例です。トヨタの福田あいさんが元気に出てました。jpの廣中さんも首を前ほどにはふらなくなりました。
加藤岬選手はクイーンズ駅伝の途中棄権から復帰できて良かったです。
やはり最後は木村友香選手と鍋島莉奈選手の争いになりましたが…
木村選手はラスト一周まで集団の真ん中くらいのポジションをキープして 落ち着き感があったのに対して、鍋島選手は木村選手を意識し過ぎていたのか?ポジションも微妙に変えたりして、落ち着が感じられませんでした。
結局 ラスト一周で鐘が鳴った瞬間に鍋島選手がスパートして先頭に立ちましたが、すぐに木村選手にかわされて全く着いて行けずに、そこで勝負が決まった感じでした。
ただ木村選手もラストは GGNや織田記念のときよりスピードが無くて、ゴール前では失速気味でした。
そしてゴール後は倒れ込んで、息づかいも大きかったので たぶん雨で梅雨時期特有の湿度の影響も大きかったかもしれません。
廣中璃梨佳選手と田中希実選手は、ラスト勝負になった時のキレのあるスパート力を身に付けないと勝ち切るには難しいと思いました。
鍋島莉奈選手は余計な力を使いすぎてしまったのかもしれません。
ラストのキレが無かったです。
木村友香選手だけでなく、鍋島選手もコンディションの影響があった可能性もあります。
廣中璃梨佳選手は実業団1年目なので十分な結果だったと思います。
本人も満足しているようです。
今大会は雨が多かったと思いますが、このレースも『コンディション』という事を考えれば 雨の影響が少なからずあったかもしれません。
自分は 2日目の女子・1500m決勝を現地で見てましが、その時はレース前には止みましたが それまでは約2時間降り続いていて やや強く降っている時間もありました。
そのため、選手が会場入りしてからウォームアップをやるべき時間帯はほとんど降っていたので、十分にウォームアップ出来ずにレースに臨んだ選手も多かったと思います。
(実際 サブグラウンドでは、雨の間はほとんどの選手はウォームアップせずにテントの中で待機していました)
それらの状況を実際見て感じたのは…
レース時の天候より、どんな天候でも まず十分にウォームアップ出来る様な環境(ちょっとした室内練習場的な施設)も必要なのかな?と思いました。
確かにウォームアップ出来るような環境があればいいですね。
簡単に出来るようなら用意してほしいです。
先日 建設中の新国立競技場の内部が報道陣に公開されてTVで見ましたが…
当然 大金をかけただけあって凄かったですが、やはりサブグランドがどんな物か?気になりました。
ちなみに…オリンピックのチケットは全滅でした(笑)
今回のレースは、NHKのTV中継があったので楽しみにしてましたが…
何と! レースがスタートする直前に突発的に開催された米朝首脳会談を終えてコメントしているトランプさんの映像に切り替わり、そのままレースは放送されませんでした。
結局 ライブ配信に切り替えて見ましたが フィールド競技の映像で、レース映像は木村選手がスパートしてゴールしたシーンだけでした。
(本来 TV中継の間はライブ配信はSTOPしてますが、そのような事情という事で 再開したみたいです)
例えば 地震、台風など緊急を要する場合はしょうがないにせよ、重大ニュースとは言え特に緊急性は無いので、せめてワイプで放送する位にしてほしかったです。
また今回は、オープン参加のバイレ・シンシア選手が日本のトップ選手と走って、どんな走りをするか?注目してましたが…
まだ高校2年生という事ですが、こんな選手が日本の高校生と一緒に走って勝負を競うのは 何だかなぁ?と率直に思いました(笑)
スポーツ中継は出来るだけ放送してほしいです。
米朝首脳会談後のコメントを生で見たい人は日本選手権を見たい人より少なかったと思います。
陸上は人気がありますからね。
長距離種目は駅伝に出場する選手も多数出場しています。