2019年1月13日に第37回全国都道府県対抗女子駅伝が行われました。
この記事では都道府県対抗女子駅伝2019の結果速報(総合順位・タイム・区間賞)と感想について書いています。
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都道府県対抗女子駅伝2019結果速報
総合順位・タイム
優勝 2:15:43 愛知
2位 2:16:45 京都
3位 2:17:01 大阪
4位 2:17:13 兵庫
5位 2:17:26 千葉
6位 2:17:47 長野
7位 2:18:15 神奈川
8位 2:18:38 静岡
9位 2:18:54 東京
10位 2:19:11 岡山
11位 2:19:27 長崎
12位 2:20:06 福岡
13位 2:20:16 群馬
14位 2:20:38 鹿児島
15位 2:20:42 広島
16位 2:20:45 宮城
17位 2:20:51 大分
18位 2:20:57 埼玉
19位 2:21:37 山形
20位 2:22:03 愛媛
21位 2:22:40 宮崎
22位 2:22:42 茨城
23位 2:23:00 和歌山
24位 2:23:29 北海道
25位 2:23:34 熊本
26位 2:23:42 秋田
27位 2:23:48 山梨
28位 2:23:52 高知
29位 2:23:59 佐賀
30位 2:24:11 石川
31位 2:24:12 富山
32位 2:24:16 福島
33位 2:24:18 三重
34位 2:24:22 山口
35位 2:24:30 滋賀
36位 2:24:38 岩手
37位 2:24:46 新潟
38位 2:25:09 岐阜
39位 2:25:10 奈良
40位 2:25:23 栃木
41位 2:25:35 福井
42位 2:25:56 徳島
43位 2:29:15 香川
44位 2:29:32 鳥取
45位 2:29:53 青森
46位 2:30:25 沖縄
47位 2:30:35 島根
前回よりも全体的に1分くらい遅いです。
区間賞
1区 廣中璃梨佳(長崎)
2区 藤中佑美(愛知)
西脇舞(岡山)
3区 南日向(千葉)
4区 小林成美(長野)
5区 三原梓(京都)
6区 大西ひかり(兵庫)
7区 松室真優(大阪)
荒井優奈(兵庫)
8区 石松 愛朱加(兵庫)
9区 新谷仁美(東京)
優秀選手
廣中璃梨佳(長崎)
小林成美(長野)
新谷仁美(東京)
未来くん賞
大西ひかり(兵庫)
南日向(千葉)
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全体の感想
1区は予想外のスローペースとなりました。
中盤から長崎の廣中璃梨佳選手が引っ張って、最後は高知の鍋島莉奈選手との勝負になりました。
早い段階で離せなかったので鍋島選手有利かと思いましたが、ラスト勝負でも廣中選手は強いですね。
東京は大きく遅れてしまいました。
2区は長崎の弟子丸小春選手が粘っていましたが、最後は愛知の藤中佑美選手が抜きました。
3区は千葉の南日向選手が序盤から積極的な走りで、最後まで落ちることなく区間タイ記録でした。
4区は大阪の松田瑞生選手と長野の小林成美選手が2人で追い上げていきました。
松田選手はMGCに向けてお休み期間でしたが良い走りでした。
小林選手はラストの力があります。
5区は高校1年生の活躍が目立ちました。
区間3位まで全て高校1年生でした。
愛知の永井美希選手と福岡の酒井美玖選手は持ちタイムはそんなに速くない選手です。
6区は兵庫の大西ひかり選手と千葉の内藤早紀子選手が少し抜けたタイムで前との差を詰めました。
7区は高校生が多い区間でした。
大阪の松室真優選手と兵庫の荒井優奈選手が実力通りの区間トップ2でした。
8区は兵庫の石松愛朱加選手がハイペースで走り猛追しました。
中盤からペースが落ちてしまい、区間記録の更新は出来ませんでしたが、2年連続で8区区間賞でした。
9区は京都の一山麻緒選手と愛知の鈴木亜由子選手の勝負となりました。
互角の勝負だと見ていましたが、マラソン練習の影響の差が大きく結果に出ました。
鈴木亜由子選手はMGCに向けた調整をしているのかと思うくらいの出来でした。
注目の新谷仁美選手は9区歴代4位のタイムで追い上げましたが、東京は入賞まで少し届きませんでした。
入賞チームの感想
愛知
1区で良い位置につけて、その後の選手も全員良い走りでした。
特に5区以降が予想よりも速かったです。
京都
エントリー変更になった6区柴田来夢選手のところで遅れてしまいました。
9区の一山麻緒選手は前回よりもタイムが遅く、マラソン練習の影響が出ている感じでした。
大阪
1区の髙松智美ムセンビ選手は富士山女子駅伝の疲れがあったのか元気がなかったです。
前田穂南選手は今シーズンはトラック・駅伝・マラソンと全て安定した好成績を残しています。
東京マラソンに出場予定です。
兵庫
1区の田中希実選手は飛び出さなかったので、調子が良くないのかなと思いました。
2区の樽本知夏選手と3区の塚本衣音選手も良くない結果でした。
4区から追い上げて6~8区は3連続区間賞で一気に先頭付近までいきました。
千葉
3区までは理想的な展開でした。
4区以降も一般が予想以上に速かったです。
今回走った成田高校の3人は2年生以下なので、来年度の高校駅伝と都道府県対抗女子駅伝が楽しみです。
長野
6位は過去最高順位です。
不安だった中学生と一般選手も良い走りで、9区の細田あい選手は区間9位の好走でした。
4区の小林成美選手が良い位置まで持ってこれたのも良かったです。
神奈川
中学生区間が弱かったのと、残りの区間も少し物足りない結果が多かったです。
静岡
失敗区間がなかったのが、入賞できた要因だと思います。
中学生区間が強く、高校生区間も区間15位前後で順位をキープできていました。
清田真央選手は前回よりもタイムが遅く、MGC獲得に向けて微妙な結果でした。
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何がすごいといつて新谷さんです。ずつと前に千葉で出た時9区でしたがそれほどすごい記録ではなかつた。足の運びが良くなつてるのだと思います。それに腕がついてきてる。マラソンも全然でしたがこれならいけると思います。トラツクでも日本記録位わけないと思います。ワコールの加代さんそして天満屋の前田さんこの3人ですね。赤羽さんがまたふつかつするのではないかと思いますが。
新谷仁美選手は日本記録も期待できそうです。
でも、マラソンは全く考えていないみたいです。
期待していた長野は、選手それぞれが持ち味を十分発揮出来たレースだったと思います。
特に4区・小林成美選手は、先月の都大路後の報告会で玉城監督が「メンバーは全員普通の高校生」などと言っていましたが…
その普通の高校生が、万全ではないにせよ日本のトップ選手の松田瑞生選手などに競り勝っての区間賞は凄いと思いました。
小林選手は、とにかく駅伝ではトラック以上に強さを発揮しますが、やはり幼少期から地元のクラブチームに所属しての駅伝経験が豊富と言う事で、他の選手を上手く利用するなど…駅伝での走り方を熟知している感じがします。
2区・和田有菜選手は、去年の東日本&富士山よりは明らかに良くなっていて、自慢のスパート力が発揮出来ての9人抜き(区間賞に1秒及ばずの区間3位)でしたが、TVにはほとんど映らなかったのは残念でした。
そんな訳で…今回の長野は過去最高の6位入賞でしたが、来年以降 その上を目指すとなると、やはり中学生選手の強化というのが最大のポイントだと思います。
小林成美選手は松田瑞生選手に競り勝ったのを高く評価されての優秀選手だと思います。
駅伝が上手いので後半区間に配置したい選手です。
長野は1区で少し遅れてしまったのと、先頭争いが激しかったので、和田有菜選手が映る暇がなかったですね。
中学生が強くなれば、もっと上の順位が狙えます。
長野の1区・高松いずみ選手は、終盤に脱水症状を起こして失速したそうです。
中学生の強化については…
昔 現・東海大の両角監督が佐久長聖に来て駅伝部を創設した頃に、自分の地域でも小・中学生を対象としたランニングクラブが出来て、そこで育った生徒が小・中学の全国大会で活躍したりして、その後 男子→佐久長聖、女子→長野東 へ進学するのが盛んな時期がありました。
(確か仙台育英に進学した生徒も何人かいました)
和田有菜選手や小林成美選手などはその典型だと思いますが、最近では 少子化などの影響?もあって 昔に比べて下火になっているみたいです。
大阪、京都、兵庫などは長野に比べて人口も多いので、その辺の育成プランみたいな物が上手く確立されている感じがします。
高松いずみ選手は脱水症状だったんですね。
終盤で一気に遅れていってました。
京都は毎年強い選手を2人揃えてくるので、すごいことだと思います。
以前 何かの大会を見に行った時、高松選手がサブグランドでウォーミングアップをしている時に声を掛けた事があって、そのときにやたらと息が上がって汗ダクだったので、レース前なのに大丈夫かな?と思った事がありますが…
まぁ今回の件とは関係無いとは思いますが、それらの事も含めて調整方法に何か問題があるのかもしれません。
(都大路でもラストはやや失速気味でした)
距離が長くなってくると、今までの調整方法では上手くいかないのかもしれませんね。
細田あい選手は、初マラソンとなる名古屋ウィメンズを見据えて…自ら志願してのアンカーだったそうです。
そうだったんですね。
楽しみな選手が1人増えました。
廣中璃梨佳選手は、ぺースや展開云々とか全く関係無しの区間賞で、今更 高校生なのに凄いなどと言ってもしょうが無いですが…
これだけの逸材を今後受け入れて指導する日本郵政グループの監督やコーチなどの関係者は責任重大だと感じました(笑)
新谷仁美選手は、コメントなどを聞くと他の選手とは違って 徹底的に勝負に拘るプロ意識の高さが伝わって来ますが…
やはり五輪での敗北の悔しさが復帰の理由であったり 今回の走りに現れていると思います。
廣中璃梨佳選手は完勝でした。
今回1区を経験したことで、また強くなったと思います。
どこまで伸びるか楽しみな選手です。
新谷仁美選手は気持ちの強さが全然違います。
次の兵庫リレーカーニバルも楽しみです。
新谷選手は、かつて 福岡クロカン3連覇の実績があるので、是非来月の福岡クロカン日本選手権に出場してほしいです。
次の試合は兵庫リレーカーニバルで決まっているみたいです。
今回アンカー対決となった 鈴木亜由子選手と一山麻緒選手は、共に来月の丸亀ハーフに招待選手としてエントリーされたので 再戦が楽しみです。
丸亀ハーフは面白いメンバーになっています。
男子のほうも楽しみです。
公式ポスターのセンターは、昨日東京マラソン欠場を発表した設楽悠太選手ですが…