2020年10月1日、2日に第104回日本陸上競技選手権大会の女子1500mが行われました。
この記事では予選と決勝の結果と感想をまとめています。
[ad#co-1]
2020日本選手権女子1500m結果
予選
通過条件:5着+2
Q:着順通過
q:タイム通過
1組
1位 4:25.92 卜部蘭(積水化学)Q
2位 4:26.27 髙松智美ムセンビ(名城大学)Q
3位 4:26.44 後藤夢(豊田織機TC)Q
4位 4:27.12 菊地梨紅(肥後銀行)Q
5位 4:27.35 吉村玲美(大東文化大学)Q
6位 4:27.51 樫原沙紀(筑波大学)q
7位 4:28.17 山中菜摘(仙台育英高校)
8位 4:33.35 飯野摩耶(埼玉医科大学グループ)
9位 4:35.83 橋本充央(福知山成美高校)
スローペースで、実力者が順当に通過しています。
2組
1位 4:25.22 田中希実(豊田織機TC)Q
2位 4:26.48 米澤奈々香(仙台育英高校)Q
3位 4:26.56 清水真帆(ヤマダ)Q
4位 4:26.69 和田有菜(名城大学)Q
5位 4:26.93 道下美槻(立教大学)Q
6位 4:27.01 福田有以(豊田自動織機)q
7位 4:27.65 竹内麻里子(愛媛銀行)
8位 4:30.25 杉森心音(仙台育英高校)
9位 4:30.29 吉川侑美(ユニクロ)
10位 4:32.27 岩川侑樹(TOTO)
田中希実選手は1周目を67秒で走り、中盤は緩めて、ラスト300mくらいから上げていました。
スタートから独走状態で、予選から楽しませてくれました。
残りの選手は田中希実選手には付いていかず、1組と同じくらいのペースでした。
高校生の米澤奈々香選手が2位通過しています。
[ad#co-2]
決勝
優勝 4:10.21 田中希実(豊田織機TC)
2位 4:15.62 米澤奈々香(仙台育英高校)
3位 4:16.18 後藤夢(豊田織機TC)
4位 4:16.33 卜部蘭(積水化学)
5位 4:18.65 吉村玲美(大東文化大学)
6位 4:18.99 清水真帆(ヤマダ)
7位 4:20.24 髙松智美ムセンビ(名城大学)
8位 4:22.53 福田有以(豊田自動織機)
9位 4:22.91 道下美槻(立教大学)
10位 4:23.26 菊地梨紅(肥後銀行)
11位 4:27.22 和田有菜(名城大学)
12位 4:37.18 樫原沙紀(筑波大学)
田中希実選手が残り900mから飛び出して、そのまま大差で優勝しました。
日本選手権は初優勝でした。
調子が良さそうで、800mも優勝争いができそうです。
米澤奈々香選手は高校歴代4位のタイムでした。
3番手を走っていた髙松智美ムセンビ選手に付いて、上手くレースを進めていたように見えました。
後藤夢選手も自己ベスト更新です。
米澤選手といっしょに走っていました。
卜部蘭選手は2番手を走っていましたが、最後は伸びませんでした。
単純にバテたのか、心が折れてしまったのか、800mに切り替えたのか、どうだったんでしょうか。
髙松智美ムセンビ選手は積極的でした。
600mまで先頭を走り、田中希実選手がペースを上げた後は3番手で前を追っていました。
[ad#co-3]
優勝した田中希実選手は、次種目の800mを想定したのか? ラスト約2周からのスパートでしたが、相変わらずの圧勝でした。
ちなみに、本日の800m決勝で田中選手は惜しくも4位でしたが、元々長距離が得意な選手が800mでトップ争いが出来る事自体が凄いと思います。
2位の米澤奈々香選手は、予選の走りを見て 決勝も注目してましたが…
好タイムでの2位と言う事で、まだ伸びしろもありそうなので 駅伝も含めて今後も注目です。
卜部蘭選手は、ラスト約100mでは2位は確保出来たと思いましたが、結局 ゴール直前に失速したので、やはり今回は不調だったのかもしれません。
転倒した和田有菜選手は、田中選手と卜部選手に挟まれてのスタートだった事もあってか? スタート前からかなりナーバスになっている感じがしました。
スタートしてからも2選手を意識して?直ぐ後ろに付きましたが、結局 意識し過ぎたのか? 他の選手の動きに臨機応変に対応出来なかった感じがします。
田中希実選手は800mのことも考えてだったと思います。
色んなレースを経験したかったのかもしれません。
卜部蘭選手は800mも良くなかったので、不調なのかなと思います。
和田有菜選手は転倒してしまって残念でした。
転倒していなければ3番手集団に付いていった感じでしょうか。