2020年2月9日に第48回全日本実業団ハーフマラソン大会が行われました。
この記事では上位選手の結果をまとめています。
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全日本実業団山口ハーフマラソン2020結果
男子(上位50位)
優勝 1:00:27 ルンガル・ジェームス(中央発條)
2位 1:00:49 古賀淳紫(安川電機)
3位 1:00:50 鈴木大貴(YKK)
4位 1:00:53 パトリック・ムエンド・ムワカ(愛三工業)
5位 1:00:54 木村慎(Honda)
6位 1:00:55 西山雄介(トヨタ自動車)
7位 1:00:56 延藤潤(マツダ)
8位 1:00:57 中村高洋(京セラ鹿児島)
9位 1:00:58 野中優志(大阪ガス)
10位 1:00:59 堀合大輔(ヤクルト)
11位 1:01:01 佐藤諒太(警視庁)
12位 1:01:02 馬場祐輔(小森コーポレーション)
13位 1:01:03 原法利(Honda)
14位 1:01:05 細森大輔(YKK)
15位 1:01:08 小山直城(Honda)
16位 1:01:14 市山翼(埼玉医科大学グループ)
17位 1:01:18 坂東剛(大阪ガス)
18位 1:01:23 大池達也(トヨタ紡織)
19位 1:01:26 村山謙太(旭化成)
20位 1:01:27 清谷匠(中国電力)
21位 1:01:37 内田健太(埼玉医科大学グループ)
22位 1:01:41 大隅裕介(JR東日本)
23位 1:01:42 相葉直紀(中電工)
24位 1:01:42 吉岡幸輝(中央発條)
25位 1:01:43 丸山文裕(旭化成)
26位 1:01:43 小松巧弥(NTT西日本)
27位 1:01:44 高橋尚弥(安川電機)
28位 1:01:45 向晃平(マツダ)
29位 1:01:46 小野田勇次(トヨタ紡織)
30位 1:01:47 熊橋弘将(山陽特殊製鋼)
31位 1:01:47 朝賀勇也(高田自衛隊)
32位 1:01:49 堀尾謙介(トヨタ自動車)
33位 1:01:50 林竜之介(SGHグループ)
34位 1:01:50 土井大輔(黒崎播磨)
35位 1:01:50 竹下凱(SGHグループ)
36位 1:01:51 山本修二(旭化成)
37位 1:01:51 上村和生(大塚製薬)
38位 1:01:51 イェネブロ・ビヤゼン(八千代工業)
39位 1:01:52 廣佳樹(マツダ)
40位 1:01:52 森本卓司(中国電力)
41位 1:01:54 熊谷拓馬(住友電工)
42位 1:01:55 黒川翔矢(JR東日本)
43位 1:01:57 鈴木勝彦(SGHグループ)
44位 1:01:58 浅岡満憲(日立物流)
45位 1:01:58 山本憲二(マツダ)
46位 1:01:58 辻横浩輝(大阪ガス)
47位 1:02:04 目良隼人(MHPS)
48位 1:02:07 谷原先嘉(大阪府警)
49位 1:02:10 坂田昌駿(中央発條)
50位 1:02:14 岡野佑輝(八千代工業)
タイムは前回より1分くらい速いです。
優勝したルンガル・ジェームス選手は序盤から飛び出して、そのままペースを落とさずにゴールしています。
2位争いは大集団で進んで、20km手前から古賀淳紫選手がスパートしました。
古賀選手はニューイヤー駅伝で4区11位、都道府県対抗男子駅伝で3区4位で走っていました。
今シーズンはトラックでも自己ベストを更新していて、力をつけてきています。
日本人2位の鈴木大貴選手はニューイヤー駅伝で3区14位、都道府県対抗男子駅伝で7区11位でした。
トラックでも自己ベストを更新しています。
今シーズンの目標である5000m13分台、ハーフマラソン61分台を見事に達成しています。
チームメイトの細森大輔選手も好走しています。
上位にHondaの選手が3人入っています。
Hondaは伊藤達彦選手、土方英和選手、青木涼真選手が入ってくるので、強いチームになりそうです。
中村高洋選手は前回9位で、今回も8位に入ってきています。
36歳の市民ランナーですが、最近はレベルの高い大会でも上位に入ってくることが多いです。
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女子(上位30位)
優勝 1:09:12 竹山楓菜(ダイハツ)
2位 1:09:14 筒井咲帆(ヤマダ電機)
3位 1:09:16 池満綾乃(鹿児島銀行)
4位 1:09:55 市川珠李(ヤマダ電機)
5位 1:09:58 福良郁美(大塚製薬)
6位 1:10:04 山本菜緒(豊田自動織機)
7位 1:10:13 出水田眞紀(第一生命グループ)
8位 1:10:17 上杉真穂(スターツ)
9位 1:10:39 逸木和香菜(九電工)
10位 1:10:50 松下菜摘(天満屋)
11位 1:11:13 田村紀薫(日立)
12位 1:11:25 竹本香奈子(ダイハツ)
13位 1:11:28 鈴木千晴(日立)
14位 1:11:36 佐藤奈々(スターツ)
15位 1:11:37 加藤岬(九電工)
16位 1:11:40 田邉美咲(三井住友海上)
17位 1:11:42 橋本奈海(三井住友海上)
18位 1:11:47 田中智美(第一生命グループ)
19位 1:11:50 伊藤舞(大塚製薬)
20位 1:11:53 平井見季(肥後銀行)
21位 1:12:01 萩原歩美(豊田自動織機)
22位 1:12:10 大蔵玲乃(ノーリツ)
23位 1:12:13 西原加純(ヤマダ電機)
24位 1:12:17 片貝洋美(三井住友海上)
25位 1:12:19 棚池穂乃香(大塚製薬)
26位 1:12:22 久馬萌(ダイハツ)
27位 1:12:30 吉田香澄(ニトリ)
28位 1:12:40 岡田唯(大塚製薬)
29位 1:12:52 足立由真(京セラ)
30位 1:13:02 和田優香里(積水化学)
女子も前回より1分くらいタイムが速いです。
前半は萩原歩美選手がずっと引っ張っていましたが、途中で脚を痛めたみたいで失速してしまっています。
池満綾乃選手がペースを上げて、終盤で筒井咲帆選手がスパートしましたが、結局トラック勝負になりました。
残り200mで竹山楓菜選手がスパートして優勝しました。
竹山楓菜選手は自己ベストを3分以上更新しました。
テレビ解説で増田明美さんが自己ベストを1時間13分台だと勘違いしていました。
ダイハツの陸上部サイトのプロフィールページには自己ベストが1時間13分14秒と書かれています。
増田明美さんはこのページを見たんでしょう。
どういうことなんだろうと思いましたが、謎が解けました。
竹山楓菜選手のこれまでの自己ベストは1時間12分58秒です。
この記録は2019年5月12日に行われた仙台国際ハーフマラソンで出した記録です。
この大会にはチームメイトの竹本香奈子選手が出場していて、竹本選手の記録が1時間13分14秒だったんです。
そして、ダイハツのプロフィールページに記録が逆に表記されてしまったというわけです。
名前が2人とも竹で始まるので間違えてしまったんでしょう。
竹山楓菜選手はこれまではトップレベルの結果を残していなかったんですが、一気に記録を更新しました。
トラックのタイムも速くないので、来シーズンの記録が楽しみな選手になりました。
筒井咲帆選手はクイーンズ駅伝と都道府県対抗女子駅伝では微妙な結果でしたが、今回は大幅に自己ベストを更新しています。
終盤でスパートを緩めずにいければというレースでした。
池満綾乃選手は名古屋ウィメンズマラソンに向けて良い結果だったと思います。
大幅な自己ベスト更新が期待できます。
市川珠李選手と山本菜緒選手は初ハーフマラソンで好記録を出しています。
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男子は、10位までが1時間00分台、11位〜46位までが1時間01分台と言う事でハイレベルなレースだったと思いますが…
曇り空で風の影響がほとんど無かったのも大きかったと思います。
中村高洋選手は、市民ランナー以前に年齢を感じさせない走りだったと思いますが…
最近は市民ランナーになってから自己ベストを更新する選手も珍しくないと言うか、そもそも現在の市民ランナーの定義は何なのか?がよく分からない感じがします。
村山謙太選手と山本憲二選手は、特に順位を意識した走りではなかった感じがしたので、あくまで東京マラソンの調整の一環と言う感じがしました。
女子は、20㎞手前で筒井咲帆選手がスパートしましたが…
結局 競技場で逆転されてしまったので、スパートのタイミングがどうだったのかな?と思いました。
市民ランナーは実業団からのサポートが無い選手だと思います。
フルタイムで働いている実業団選手もいますが、実業団から何らかのサポートを受けていると思うので、市民ランナーとは違います。
筒井咲帆選手のスパートのタイミングは良かったと思いますが、途中で緩めてしまったのが良くなかったです。
竹山楓菜選手が予想以上に強かったということでしょう。
竹山選手もこれからは警戒されることになるので、また優勝すれば本物だと思います。
個人的には、企業や組織などの陸上部に所属している選手が実業団選手で、それ以外が市民ランナーと言う感覚ですが…
その企業や組織の規模や知名度などによっても認識が違ってくる感じもします。
スパートのタイミングについては、当然 相手の余力なども計算して考えると思いますが…
最近は天候に関係無くサングラスを掛けている選手が多く、相手の表情などが分かりにくいので難しいと思います。
余談ですが…
鈴木亜由子選手が、右太もも裏の肉離れで出場予定だった熊日30キロを欠場するみたいですが、回復が長引けば五輪に影響が出るかもしれません。
MGCの選考要領では、代表を取り消す場合として『故障等により競技力が発揮できない事態が生じた場合』とあるので、鈴木選手側がどうであれ 最終的な判断は陸連側がどう考えるか?みたいなニュアンスなので、また議論になりそうです。
鈴木亜由子選手は心配ですね。
服部勇馬選手もそうですが、まだMGCからハーフ以上のレースに出場していません。
順調に回復して、このままのメンバーでいってほしいです。