2025年3月2日に東京マラソンが行われました。
この記事では上位選手・注目選手の結果と感想について書いています。
優勝 2:03:23 タデセ・タケレ(エチオピア)
2位 2:03:51 デレサ・ゲレタ(エチオピア)
3位 2:04:00 ヴィンセント・キプケモイ・ゲティッチ(ケニア)
4位 2:05:34 タイタス・キプルト(ケニア)
5位 2:05:46 ムルゲタ・アセファ・ウマ(エチオピア)
6位 2:05:46 ベンソン・キプルト(ケニア)
7位 2:05:46 ジョフリー・トロイティチ(ケニア)
8位 2:05:57 スルダン・ハサン(スウェーデン)
9位 2:05:59 ジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)
10位 2:06:00 市山翼(サンベルクス)※日本歴代9位
11位 2:06:06 ビルハヌ・レゲセ(エチオピア)
12位 2:06:14 井上大仁(三菱重工)
13位 2:06:23 浦野雄平(富士通)
14位 2:06:48 池田耀平(Kao)
15位 2:07:06 丸山竜也(トヨタ自動車)
16位 2:07:20 何傑(中国)
17位 2:07:48 赤﨑暁(九電工)
18位 2:08:05 荒生実慧(NDソフト)
19位 2:08:14 其田健也(JR東日本)
20位 2:08:24 中山顕(Honda)
21位 2:08:53 大六野秀畝(旭化成)
22位 2:08:58 ライモイ・ヴィンセント(スズキ)
23位 2:09:16 レウル・ゲブレシラシエ(エチオピア)
24位 2:09:34 楊紹輝(中国)
25位 2:09:34 スティーブン・キッサ(ウガンダ)
26位 2:09:55 中村匠吾(富士通)
27位 2:10:13 木村慎(Honda)
28位 2:10:15 古賀淳紫(安川電機)
37位 2:12:27 ヘンドリク・ファイファー(ドイツ)
40位 2:12:34 山下一貴(三菱重工)
45位 2:13:47 吉岡幸輝(九電工)
84位 2:19:34 星岳(コニカミノルタ)
103位 2:22:05 小林歩(NTT西日本)
途中棄権
ダウィト・ウォルデ(エチオピア)
ツェガエ・ゲタチョウ(エチオピア)
アメデウォルク・ワレレグン(エチオピア)
太田蒼生(青山学院大学)
優勝はタデセ・タケレ選手でした。
22歳ですが、落ち着いたレース運びでした。
東京世界陸上の代表には選ばれるんでしょうか。
直接対決でゲレタ選手に勝ったのは大きいと思います。
ジョシュア・チェプテゲイ選手は第2集団でした。
手堅くいきましたね。
日本人トップは市山翼選手でした。
第3集団から追い上げてきました。
大幅な自己ベスト更新です。
後半もほとんどペースが落ちませんでした。
暑さにも強いようですし、次のMGCの優勝候補になってきそうです。
日本人2位の井上大仁選手も自己ベストです。
市山選手と同じで第3集団で走っていました。
日本人3位の浦野雄平選手は第2集団でした。
これは意外でした。
後半も粘れていて、第2集団を走っていた日本人選手の中でトップでした。
他に第2集団で走っていた池田耀平選手と赤﨑暁選手はペースが大幅に落ちました。
池田選手は日本記録が出るかと思いましたが、気温の影響もあったでしょうか。
初マラソンの太田蒼生選手は先頭集団を走っていました。
中間点までは良かったんですが、中間点を過ぎてから遅れだしました。
結局、36kmで途中棄権となりました。
先頭集団を走った経験は大きかったと思いますが、36km以降を経験できなかったことも大きいと思います。
JMCシリーズⅣ優勝は小山直城選手になりそうです。
小山選手は参加標準記録を突破していないのですが、世界ランキングで条件を満たす可能性が非常に高いので、東京世界陸上の代表はほぼ確実といっていいと思います。
残りの枠は2つですが、吉田祐也選手と近藤亮太選手で決まりだと思います。
東京マラソンの気温がどう評価されるかですが、タイム差があるので近藤選手になると思います。
優勝 2:16:31 ストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)
2位 2:16:56 ウィンフリダ・モラー・メセティ(ケニア)
3位 2:17:00 ハウィ・フェイサ(エチオピア)
4位 2:19:28 マグダリン・マサイ(ケニア)
5位 2:19:57 ローズマリー・ワンジル(ケニア)
6位 2:20:07 デシ・ジサ・モコニン(バーレーン)
7位 2:20:25 ゴティトム・ゲブレシラシエ(エチオピア)
8位 2:20:26 デギトゥ・アジメラウ(エチオピア)
9位 2:20:53 張徳順(中国)
10位 2:22:56 ジェシカ・ステンソン(オーストラリア)
11位 2:23:37 安藤友香(しまむら)
13位 2:27:43 細田あい(エディオン)
14位 2:29:28 川内理江(大塚製薬)
途中棄権
ティギスト・ケテマ(エチオピア)
ストゥメ・アセファ・ケベデ選手の連覇でした。
前半は大会記録を大幅に更新するペースでしたが、終盤はペースが大幅に落ちました。
ケベデ選手はパリオリンピックの時は怪我ではなかったんですね。
アレム選手よりは実績で上だったと思いますが、なぜ選ばれなかったんでしょうか。
日本人トップは安藤友香選手でした。
後半はペースが落ちてしまいました。
JMCシリーズⅣのランキングでトップになりましたが、加世田梨花選手に現実的な条件が残ってしまいました。
細田あい選手は早い段階で遅れてしまいました。
今回はかなり厳しかったですね。
JMCシリーズⅣの優勝は安藤友香選手か加世田梨花選手になりそうです。
今のトップは安藤選手です。
加世田選手の逆転条件は日本人トップで2時間19分47秒です。
厳しめですが、加世田選手なら十分に可能な条件だと思います。
残りの2人は今のところは小林香菜選手と鈴木優花選手になると思います。
あとは名古屋ウィメンズマラソンの結果次第です。
加世田梨花選手に1番注目したいです。
JMCシリーズⅣの優勝枠で選ばれるかどうかも大事になってくるので、色々なパターンが考えられます。
予想記事
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去年の結果
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昔、横浜国際女子駅伝で優勝逃してしまったルーマニアチームの監督が凡走りして、戦犯になってしまった選手に「『走りたい』と『走れる』は違う」と苦言を呈していたはず。あの言葉は意外と印象に残ってる。
今回、太田がまさにそうなのだろうな。「走れる」なら最後まで完走しないと経験にはならない。今回は無理があったと思う。以前設楽選手も61分台でハーフ突っ込んで何とか9分でまとめて飛躍に繋げた。そういう走りをしてほしかったな。それか最初から第3でよかったと思う。
太田選手は今回の走りを見ると、状態は良くなかったのかなと思います。
後ろの集団でも好記録は出ていなかったと思います。
次は完走してほしいですね。
スタート時は曇り空で気温が12~13℃の好条件でしたが、終盤は日差しが出て気温も20℃近くになったので、その影響を受けた選手も多かったと思います。
市山選手は直前まで温暖な奄美で合宿してたそうなので、その成果が出たのかも?
池田選手は その辺はどうだったのか?
日差しが出てから 急に表情が変わったので…
ただ あれだけ苦しい走りでも06分台だったので、負けて強しで 次に繋がる走りは出来たと思う。
太田選手は、若林&黒田選手の走りを意識し過ぎたのかも?
実業団になれば背負う物も違って来ると思うので、責任の持てるレースをしてほしいところ。
市山選手は合宿の成果が出たと思います。
暑いレースに強そうです。
池田選手は気温の影響でしょうか。
終盤は大幅に落ちてしまいました。
太田選手は、独りで河川敷で練習してたとのことですが、正直昨年の箱根以来注目度が上がりすぎて、気持ちの置き場が難しい気がします。原監督も持ち上げすぎかと。後年、苦しい心情が語られるかも知れませんね。ひょっとしたら、太田選手は駅伝で好走できるだけで十分満足で、マラソンには食指動いてないのかもしれません。
以前、松野明美さんが
選手はテレビで、自分が日本全国に映されているということが選手の力になる
と言ってた記憶があります。
東京マラソンで日本記録が中々出ませんが、先頭集団で勝負できないという点と無関係ではないと思います。やはり、トップ争いの注目は+αの力になるのではないでしょうか?若林選手、近藤選手はうまく力に変えたと思います。
本来東京に集まるようなメンバーが大阪に集まってきてるので、東京マラソンは海外高速レースを日本で見れる、無理せず確実に走るという位置付けに移行されてくる気がします。せめて先頭集団を㎞2:57(2:4:30ペース)にすれば、盛り上がると思いますが。今後有力選手が敬遠とかあるかも?
確かに太田選手は注目度が上がりすぎていると思います。
箱根駅伝以外はそんなに結果を残してないですからね。
コメントはマラソンにやる気ありですが、どうなんでしょうか。
東京マラソンは日本記録が2回出ているので、十分だと思います。
今後もシーズンの上位タイムは東京マラソンが多くなると思います。