
2025年1月19日に第30回全国都道府県対抗男子駅伝が行われました。
この記事では結果速報(総合順位・タイム・区間賞)と感想について書いています。
都道府県対抗男子駅伝2025結果
総合順位・タイム
優勝 2:16:55 長野※大会新記録
2位 2:17:39 千葉
3位 2:18:02 福島
4位 2:18:12 広島
5位 2:18:20 埼玉
6位 2:18:25 佐賀
7位 2:18:57 福岡
8位 2:18:58 京都
9位 2:19:01 大阪
10位 2:19:05 兵庫
11位 2:19:15 東京
12位 2:19:39 熊本
13位 2:19:40 群馬
14位 2:19:46 宮城
15位 2:19:48 茨城
16位 2:19:56 宮崎
17位 2:20:24 長崎
18位 2:20:27 岡山
19位 2:20:33 神奈川
20位 2:20:38 和歌山
21位 2:20:49 鹿児島
22位 2:21:01 愛知
23位 2:21:07 静岡
24位 2:21:08 栃木
25位 2:21:12 青森
26位 2:21:26 三重
27位 2:21:30 福井
28位 2:22:13 山口
29位 2:22:29 岐阜
30位 2:22:36 北海道
31位 2:22:42 新潟
32位 2:22:45 大分
33位 2:22:47 鳥取
34位 2:22:54 愛媛
35位 2:22:57 奈良
36位 2:23:20 山形
37位 2:23:25 徳島
38位 2:23:33 岩手
39位 2:23:33 山梨
40位 2:23:56 秋田
41位 2:24:02 富山
42位 2:24:10 滋賀
43位 2:24:15 島根
44位 2:24:15 高知
45位 2:24:51 香川
46位 2:26:09 沖縄
47位 2:28:13 石川
区間賞
1区 濵口大和(長野)
2区 稲垣翔馴(神奈川)
3区 塩尻和也(群馬)
4区 森本守勇(福岡)
5区 佐々木哲(長野)※区間新記録
6区 小笠原慶翔(埼玉)
7区 菊地駿弥(広島)
区間ごとの感想
1区
前半は兵庫の新妻遼己選手と福島の増子陽太選手が区間記録ペースで引っ張りました。
ラストは長野の濵口大和選手と宮城の近江亮選手とのスパート勝負になり、濱口選手が勝ちました。
区間記録には2秒届きませんでした。
増子選手と新妻選手は3位と4位に入り、終盤も力を見せました。
2区
3000m中学記録保持者である神奈川の稲垣翔馴選手が区間賞でした。
区間記録も期待していましたが、序盤を速く入りすぎたでしょうか。
後半は伸びませんでしたが、区間2位に15秒差をつける強さを見せました。
3区
ニューイヤー駅伝では良くなかった塩尻和也選手が区間賞でした。
鶴川正也選手は区間賞まで1秒差の2位でした。
3位にはまさかの上野裕一郎選手が入りました。
39歳になっても速いです。
4区
福岡の森本守勇選手が区間賞でした。
高校駅伝でも6区で区間賞を獲得しています。
タイムも速く、区間記録まで3秒でした。
5区
長野の佐々木哲選手が区間新記録の素晴らしい走りでした。
序盤から突っ込んで入って後半大丈夫かなと思いましたが、落ちませんでした。
千葉の鈴木琉胤選手も区間新記録でした。
14人抜きで鈴木選手も良い走りだったと思います。
2人とも早稲田大学に進む予定です。
6区
区間賞争いは1秒差で埼玉の小笠原慶翔選手が勝ちました。
7区
広島の菊地駿弥選手が区間賞でした。
7区歴代2位の好タイムです。
前回も7区2位と好成績でした。
千葉の羽生拓矢選手も7区歴代3位の好タイムでした。
千葉の過去最高順位に大きく貢献する素晴らしい走りでした。
上位チームの感想
優勝 長野
予想順位 優勝
区間順位 1-20-29-3-1-3-14
大会記録で4連覇でした。
大会記録は予想外でした。
高校生が強かったです。
特に5区の佐々木哲選手は速すぎました。
7区の伊藤大志選手は箱根駅伝から調子を上げていました。
2位 千葉
予想順位 2位
区間順位 19-10-16-26-2-8-2
過去最高順位です。
5区の鈴木琉胤選手と7区の羽生拓矢選手の走りが良かったです。
他の区間も悪くなかったと思いますが、長野が強すぎました。
3位 福島
予想順位 9位
区間順位 3-7-12-2-24-6-4
全体的に良かったと思いますが、4区と5区の配置が逆じゃなかった理由が気になります。
4区の栗村凌選手は高校駅伝1区6位で、今回の調子も良さそうですからね。
4位 広島
予想順位 5位
区間順位 11-16-26-7-7-14-1
高校生が3人とも良かったです。
7区の菊地駿弥選手が区間賞の走りで、9位から4位まで順位を上げました。
5位 埼玉
予想順位 23位
区間順位 17-3-4-12-6-1-14
予想よりかなり速かったです。
岸本駿吾選手は高校駅伝は1区31位だったんですが、5区6位と大きく調子を上げてきました。
他の区間も予想より速く、この大会に強いなと思いました。
6位 佐賀
予想順位 14位
区間順位 10-25-3-4-5-46-8
鳥栖工業の3人が高校駅伝に続いて好成績でした。
3区の上野裕一郎選手が予想以上に頑張っていました。
ニューイヤー駅伝も好走で、調子を落とさずに上手く合わせてきました。
7位 福岡
予想順位 3位
区間順位 16-12-9-1-9-4-28
高校駅伝1区2位の本田桜二郎選手が欠場でした。
森本守勇選手が高校駅伝に続いて区間賞獲得です。
9位から2位まで順位を上げる良い走りでした。
8位 京都
予想順位 4位
区間順位 7-16-22-28-3-21-10
4区の橋本颯人選手が高校駅伝1区29位から調子を上げることが出来ませんでした。
1区の井上朋哉選手は高校駅伝から少し上がっていそうな結果です。
9位 大阪
予想順位 10位
区間順位 5-25-8-6-21-42-5
葛西潤選手は欠場でした。
それでも一般区間は強かったです。
岡田開成選手は全く外さないですね。
10位 兵庫
予想順位 8位
区間順位 4-11-38-4-4-8-17
長嶋幸宝選手が欠場でした。
長嶋選手が3区を走れていれば、3位まであったかもしれません。
中高生が全員良かったです。
前回の結果
2024年1月21日に第29回全国都道府県対抗男子駅伝が行われました。 この記事では結果速報(総合順位・タイム・区間賞)と感想について書いています。 都道府県対抗男子駅伝2024結果 公式結果サイト 総合順 …
京都の井上は年末が最短区間の5区で快走とは言い難い結果だったので、復調に驚いた人いたかも。ラスト勝負に参加出来なかったのは故障して練習不足だった分だろう。世界クロカンでノンアフリカ1位の本来なら世代No.1猛者なので、故障無ければ大学で濱口、鈴木、佐々木を上回る気がする。
埼玉はHONDA勢が参加してれば表彰台だったと思うけど、それでも今大会で下馬評を1番覆したかも。一般選手が予想外の踏ん張り見せた。
千葉は1区鈴木だったら面白かったかも?上位の流れに乗れば1分以内で羽生に渡せたと思う。それだとアンカー勝負が白熱したはず。
最後に、青学贔屓丸出し放送に抗議は来なかったのだろうか?3区で区間賞は塩尻なのに若林に先にインタビューするのは塩尻に対してあまりに敬意に欠けてないか?最終区も田中にインタビューするのでなく、羽生、菊地にインタビューして欲しかった。これだと公共国営放送の意義も問われそうな気もするが?
井上選手は1区に入っていたので、高校駅伝から調子が上がっているんだろうなと思いました。
大学での活躍が楽しみですね。
埼玉は高校生が予想を大きく上回りました。
千葉は鈴木選手が1区でも2位だったと思います。
今回は長野が強すぎました。
菊地選手のインタビューはありましたが、田中選手の方が先で時間も長かったですね。
塩尻選手のインタビューも欲しかったです。
抗議はあったでしょうから、次回は変わってくれることを期待しましょう。
ふーむ……..
早稲田進学コンビは、順調に伸びるかは「?」だと思う。早稲田に進学したエリートで大化けしたのは大迫以来いないような?太田は決してエリートではなかったはず。
手堅く走って上位には来るけど、爆走するには至ってない。本来なら青学とも戦えるはず。何気にここ数年で佐久中心にトップクラス複数獲ってるけど、中央含めて駅伝タイトルを獲らないとそのうち明治化するような気さえする。3000SCトップでロード適性も高い佐々木は駒澤か順天堂へ行った方が伸びる気がするが。吉岡のことあって順大ルートは失くなったのかな?
鈴木選手は伸びるかなと思っています。
早稲田は今良い感じなので、チーム全体で伸びていってほしいです。
佐久長聖から順大はまだあるんじゃないでしょうか。
長野は4連覇で11回目のVでしたが、本来なら これだけの実力差は無いと思う。
この大会の考え方がそれぞれの都道府県で微妙に違うのかも?とにかく勝負に拘って本気でメンバー集めて準備すれば、強いチームは多いと思う。
長野は放送でも紹介されてましたが、毎回普通にそれをやっていて 正月返上での合宿もやっていて 選手も理解しているので 箱根組もすぐ切り替えて合宿に合流するのがパターンなので、その差が大きいんだと思います。
昔のプロ野球オールスターゲームで、お祭り感覚のセリーグに対して真剣勝負のパリーグが対戦してるのに似てるかも?
今回の長野は佐々木選手が鈴木選手より速かったのが大きかったと思います。
毎年高校生が強いので、優勝回数も多くなってきます。
昔の都道府県女子駅伝は、その後の横浜、北京、ソウルと国際駅伝大会に繋がっていたので、かなり真剣度があったように思います。今より国際駅伝開催されてた時代の方がレベルが高かったようにも思えます。
対して男子は価値付けが難しいですよね。長野、埼玉はかなり合わせてきますよね。今回は長野以上に埼玉の大健闘に驚きました。例えば男女の都道府県対抗駅伝で優勝すると、優勝県の全国高校中学駅伝割り当てが1枠増えるとか、何かしらの特典ないと盛り上がらないとは思えます。長野などもし増枠されれば佐久長野東以外の学校も出てこれますよね。地域の長距離活性化という意味では、かなり有益有意義な駅伝になると思いますが。大学、社会人は日本選手権枠与えるで良い気がします。改革はありますかね?
長年この大会を見ていて感じるのは、毎回 同じ選手や同じ学校の選手が多くて新鮮味に欠ける事です。
まぁ勝負最優先って事なら当然なんでしょうけど、もっとエンタメ性を持たせるというか 幅広く多くの選手に出場のチャンスを与えてもいいのかな?と思います。
例えば、選手に出場回数の制限を設けたり 男子だと高校生3人のうち同一校選手の出場は2人までとか…
開催時期も問題ですけど、2月に持ち越すと、それ以降のマラソンやトラックに影響出てしまいますよね。だとすると、一般枠は箱根やニューイヤー走った選手の制限、高校は一チーム一人までの制限はあっても良いと思います。ただ、回数制限すると岡本選手のような夢与える鉄人が出てこなくもなりますよね。回数制限はチームの裁量で良い気がします。
中学生以外、高校生一般区間の制限無くして高校大学社会人を同一区間で走らせるとかすれば、エンタメ要素も入って正真正銘の総力戦になりそうで面白いです。濱口、佐々木、鈴木レベルなら大学社会人相手でも区間賞狙えそうな気がします。最終区を13㎞から10㎞に変更して、4区を8㎞に変更するなどすれば十分に距離対応出来そうな気がします。大学社会人も高校生相手には負けられないと思うので意地を見せてレースがバチバチに白熱すると思います。これなら見てみなくなりませんか?
高校生一般の制限無しは良いと思います。
高校生と一般のトップ同士の対決は見たいです。
今回の佐々木選手なら塩尻選手にも勝てたかもしれません。