2023年12月30日に全日本大学女子選抜駅伝競走大会(富士山女子駅伝)が行われました。
この記事では総合の順位とタイム、区間賞、大学別の区間順位と感想について書いています。
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富士山女子駅伝2023結果
総合順位・タイム
優勝 2:22:42 名城大学
2位 2:24:04 日本体育大学
3位 2:24:24 大東文化大学
4位 2:25:13 立命館大学
5位 2:26:23 大阪学院大学
6位 2:26:37 城西大学
7位 2:26:59 拓殖大学
8位 2:27:01 東北福祉大学
9位 2:27:29 大阪芸術大学
10位 2:27:34 中央大学
11位 2:28:07 全日本大学選抜
12位 2:28:49 関西大学
13位 2:29:09 玉川大学
14位 2:30:19 立教大学
15位 2:30:35 城西国際大学
16位 2:31:01 順天堂大学
17位 2:31:47 東洋大学
18位 2:32:28 亜細亜大学
19位 2:32:35 中京学院大学
20位 2:32:59 東京農業大学
21位 2:33:17 筑波大学
22位 2:33:32 関西外国語大学
23位 2:35:30 神戸学院大学
24位 2:38:13 静岡県学生選抜
区間賞
1区 柳樂あずみ(名城大学)
2区 米澤奈々香(名城大学)
3区 山田未唯(名城大学)
4区 石松愛朱加(名城大学)
5区 サラ・ワンジル(大東文化大学)
6区 増渕祐香(名城大学)※区間新記録
7区 新井沙希(拓殖大学)
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大学別区間順位と感想
予想記事
2023年12月30日に全日本大学女子選抜駅伝競走大会(富士山女子駅伝)が行われます。 この記事では全チームの順位予想と上位予想チームの戦力分析をしています。 富士山女子駅伝2023の概要 開催日:2023 …
優勝 名城大学
予想順位 優勝
全日本大学女子駅伝 優勝
1区 1位 柳樂あずみ(2)
2区 1位 米澤奈々香(2)
3区 1位 山田未唯(1)
4区 1位 石松愛朱加(2)
5区 2位 谷本七星(3)
6区 1位 増渕祐香(4)
7区 5位 原田紗希(2)
6連覇達成です。
今回も圧倒的な強さでした。
1区からずっとトップ、区間賞を5つ獲得しました。
7区の原田紗希選手だけは良くなかったと思います。
状態が良くなかったのか、コースが合っていなかったのか。
実力を考えると30秒以上遅いです。
6区の増渕祐香選手は区間新記録でした。
全日本では欠場でしたが、最後の富士山では素晴らしい走りでした。
トラックシーズンは全体的に成績が良くなかった名城大学ですが、全日本、富士山とどんどん状態を上げてきました。
来年度も戦力が落ちないので、他校が勝つのは大変です。
2位 日本体育大学
予想順位 4位
全日本大学女子駅伝 5位
1区 2位 齋藤みう(3)
2区 5位 尾方唯莉(3)
3区 8位 田中希実(1)
4区 9位 柳井桜子(2)
5区 3位 山﨑りさ(3)
6区 3位 嶋田桃子(3)
7区 2位 保坂晴子(4)
過去最高順位でした。
4区までは大きく遅れず、5区以降は強かったです。
5区の山﨑りさ選手は出来れば谷本選手に勝ちたかったですね。
前回11位だった7区は保坂晴子選手が走り区間2位でした。
区間賞と1秒差でした。
戦力が落ちなさそうなので来年度も楽しみなチームです。
3位 大東文化大学
予想順位 2位
全日本大学女子駅伝 2位
1区 5位 吉井優唯(1)
2区 11位 蔦野萌々香(1)
3区 4位 森彩純(1)
4区 3位 四元桃奈(3)
5区 1位 サラ・ワンジル(1)
6区 7位 藤原唯奈(3)
7区 3位 野田真理耶(1)
2区で大きく遅れてしまい、名城大学と1分4秒差になりました。
この時点で優勝はかなり厳しくなったと思いました。
5区のサラ・ワンジル選手は名城大学との差を24秒しか詰めることができませんでした。
ゆっくり入ったのは良かったと思いますが、後半が伸びてこなかったです。
7区の野田真理耶選手は区間3位ですが、区間賞とは2秒差でした。
来年度は今回のメンバーが全員残るので、名城大学にどこまで迫れるのか注目です。
4位 立命館大学
予想順位 3位
全日本大学女子駅伝 3位
1区 3位 太田咲雪(1)
2区 2位 村松灯(3)
3区 2位 小林朝(4)
4区 4位 外間礼那(2)
5区 7位 福永楓花(3)
6区 4位 荒田悠良(1)
7区 8位 中地こころ(3)
全体的に良くもなく悪くもなくという成績でした。
3区までは名城大学と互角の戦力だったと思いますが、少しずつ負けました。
他の大学とも大きな貯金を作れなかったので、総合3位以内には入れませんでした。
5位 大阪学院大学
予想順位 5位
全日本大学女子駅伝 6位
1区 9位 山下彩菜(2)
2区 8位 依田来巳(3)
3区 5位 山中ほの香(4)
4区 4位 千葉妃華(1)
5区 7位 永長里緒(3)
6区 9位 小林舞妃留(3)
7区 7位 佐藤千紘(4)
3区4区はまずまずで、他の区間は少し悪いかなと思います。
前回が2位で戦力が落ちていないので、 今回も2位を獲れる力があったと思います。
永長里緒選手は日本選手権から状態を上げてきました。
駅伝では大崩れしない選手です。
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6位 城西大学
予想順位 6位
全日本大学女子駅伝 4位
1区 15位 村上礼乃(4)
2区 4位 兼子心晴(2)
3区 6位 澤井風月(1)
4区 2位 石川苺(1)
5区 17位 髙橋葵(2)
6区 2位 白木ひなの(1)
7区 10位 金子陽向(2)
1区は15位でしたが、タイム差はありませんでした。
2区で10人抜きをして、その後はずっと6位以内を走っていました。
4区の石川苺選手は区間賞と3秒差の区間2位でした。
全日本も4区2位で好走していました。
5区の髙橋葵選手は1分くらい遅かったです。
全日本では5区5位の良い走りをしていたんですけどね。
7位 拓殖大学
予想順位 7位
全日本大学女子駅伝 12位
1区 6位 岩崎麻知子(1)
2区 12位 小野真緒(1)
3区 3位 池主茉弥(2)
4区 7位 土井菜摘(4)
5区 15位 山田愛(2)
6区 12位 片桐紫音(3)
7区 1位 新井沙希(2)
不破聖衣来選手と門脇奈穂選手が欠場でした。
入賞は難しくなったと思いましたが、まさかの7位入賞でした。
五十嵐監督はこのオーダーでも5番は難しくないと自信のコメントをしていました。
5位まで36秒差なので、上手くいけば目標達成もありましたね。
7区の新井沙希選手が区間賞の素晴らしい走りでした。
上りが強いですね。
8位 東北福祉大学
予想順位 10位
全日本大学女子駅伝 8位
1区 14位 矢内楓恋(3)
2区 6位 佐々木菜月(1)
3区 10位 武田莉奈(1)
4区 11位 柴田梨花(3)
5区 11位 小林日香莉(1)
6区 9位 平藤楠菜(2)
7区 4位 村山愛美沙(1)
過去最高順位です。
全日本で初入賞をして、富士山でも初入賞です。
1年生が強いです。
1年生が2区5区7区を好走しているので、4年連続の入賞もありそうです。
最高順位もどこまで更新するのか楽しみです。
9位 大阪芸術大学
予想順位 9位
全日本大学女子駅伝 14位
1区 22位 菅﨑南花(2)
2区 14位 古原夏音(4)
3区 12位 青栁朋花(2)
4区 13位 進藤小春(1)
5区 5位 北川星瑠(4)
6区 15位 小倉侑々(1)
7区 9位 鈴木杏奈(4)
入賞まで28秒でした。
1区の菅﨑南花選手が遅れてしまいました。
全日本でアクシデントがあった選手なので、リベンジしてほしかったですが、今回も厳しい結果となってしまいました。
北川星瑠選手は初めての5区で6人抜きの5位でした。
卒業後は松竹芸能とユニバーサルエンターテインメントに所属しての二刀流がどうなるのか注目の選手です。
10位 中央大学
予想順位 15位
全日本大学女子駅伝 15位
1区 4位 鈴木梨々亜(4)
2区 17位 杉田久瑠美(4)
3区 6位 木下紗那(2)
4区 11位 並木美乃(2)
5区 9位 風間歩佳(4)
6区 6位 浜野光(2)
7区 11位 加藤礼菜(4)
入賞まで33秒でした。
1区で好スタートを切って、入賞争いをしていましたが、少し届きませんでした。
競技引退となる風間歩佳選手は満足できる走りだったんじゃないでしょうか。
他のチームの注目選手
結果を見て1番驚いたのは城西国際大学1年生の長島奈南選手です。
なんと5区4位でした。
北川星瑠選手や永長里緒選手に勝ってますからね。
5区には他にも注目ルーキーが走っていました。
関西大学の前田彩花選手は6位、小川陽香選手は10位でした。
玉川大学の山田桃愛選手は2区で12人抜きの3位でした。
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前回の結果
2022年12月30日に全日本大学女子選抜駅伝競走大会(富士山女子駅伝)が行われました。 この記事では総合の順位とタイム、区間賞、大学別の区間順位と感想について書いています。 富士山女子駅伝2022結果 総 …
名城の凄みは3区に山田選手のように大学駅伝初出走でもアッサリ区間賞取ってしまうところ。東日本女子駅伝1区で絞りきれてないような状態ながらラスト1㎞まで先頭集団にいたので実力は相当に高いのでしょうね。絞れて、ダイナミックで切れのある走りでした。かつての小鳥田選手を彷彿とさせます。
原田選手は、走り自体は苦しそうにも見えなかったので、予想以上の大量リードで終盤少し気が抜けたのかも知れませんね。1分前後のリード辺りなら、走りも違ったかも。
今年の名城は主力の故障も多く、戦力的には「谷間の年」で各校が勝つなら絶好のタイミングだったと思いますが、それでも終わってみれば大差で2冠……..コリャ勝てないな。余計に自信つけてしまったはず。
来年は5区米澤、7区谷本かな?
新戦力も育つはずなので、両駅伝10連覇まで行ってしまうかな?
山田選手は初駅伝なので、どうなのかなと思っていましたが、きっちりと力を出してきました。
原田選手はよく分からなかったので、次回も7区を走ってほしいです。
2区米澤選手で、5区7区は同じか入れ替わりだと予想しています。
ふーむ。
たしか来年名和(長野東)は入らんけど(エディオン?)、都王路不出場組No.1の近藤(東海大相模・9:07)が加入するはず。最速・奥本(大分東明)は実業団へ行ってしまうから、大学加入の最速は名城に。来年は本来のエース候補村岡も復活してくるだろう事や、山田、力丸のように無名から区間賞が飛び出ても来るだろう。近藤村岡米澤谷本と揃ったら手がつけられなそう。石松も主要区間に入ってくるのかな?
長野東、育英からの進学は無さそうなので、トップ乱獲はせずに育成中心に切り替えている途上なのかな?余計に隙がない。その辺り駒大とは少し違うところか?
奥本、澤田以上に伸び代抜群そうな近藤を日本のエースに出来るかにまずは注目したい。
信州人さんなら長野東ルートの件に関しては知ってそうだけど、名和のように名城へエースはしばらくはいかない流れなのかな?それともルートに異変あったか?
東海大相模は地区代表枠で出場しましたよ。
近藤選手は1区11位でした。
近藤選手が入ってきて村岡選手が復活してくると、チーム内競争のレベルが高くなりますね。
石松選手は谷本原田米澤の3選手に勝っていくと主要区間入りもあると思います。
名和選手は、長野東の歴代選手の中でもポテンシャルの高さはトップクラスだと思うので、エディオン入りは良かったと思います。
そして、エディオン入りについて「マラソン」と言うワードを口にしていたので、それを見据えての選択だったかもしれません。
ところで、今回の都大路で気になった選手の一人に 新潟明訓の橋本選手がいます。
橋本選手は20数年振りに3千mの新潟県高校記録を更新して話題になり、北信越大会でも最後まで名和選手と1区で区間賞争いのデットヒートを演じましたが、流石に都大路は厳しいかな?と思いきや いい勝負をしてました。
まだ2年生なので、来年は長野東 窪田選手とライバル関係になると思うので注目です。
失敬失敬
近藤選手出場してましたね。
ただ、まだ区間賞には絡めなかったのでロード対応はまだ未知数。まずはトラックで15:20~30辺りを目指すのかな?米澤選手に良い刺激になりそう。チームも強豪では無いから「使い減り」感じず、谷本力丸のように伸び代は半端無くありそう。
個人的に柳樂選手の使い方が気に入っている。富士山1区は距離的にもコース的にも彼女のスピード活かすには最高のコース。箱根6区みたいなもので、4年間走って欲しい。杜の都は実力で外れたのでなく、コースへの適性、新戦力の台頭等の「チーム事情」な気がする。何となくだけど、来年も余程故障者でも出ない限り杜の都は走らずに、富士山1区区間新に照準絞ってきそう。逆に言えば今回区間賞の柳樂、増渕、山田抜きで杜の都を勝ってしまう事も恐ろしい……..
杜の都は「新戦力」も加えてるけど、富士山は1年の総決算」だろうから名城真のベストオーダーで良いのだろうな。
よくよく振り返ると、これで大学駅伝12連勝なんだよな……..これって大偉業だからもっと取り上げて欲しいな。帝京のラグビー9連覇より凄いよ!きっと。
名城のVインタビューを聞いていると、戦力以前に選手一人一人が絶対に連覇を止めないと言う強い意思か伝わって来ます。
だから、他チームは戦力UP以前に まず部員全員が絶対名城の連覇を阻止すると言う意思を今まで以上に強く持たないと、なかなか厳しいかもしれません。
確かに強い意志を感じます。
そうなると他校が勝つのは大変です。
余談ですが、長野東から名城にいった、小田切さんすきだったなぁ。名城と言えば加世田さん以降→和田さん、高松さん、→山本さん、小林さん……等毎年有望な選手が複数人入ってきて米田さんも勝って当たり前な状況が相当プレッシャーかと思います。
更に2023の余談ですが名城といえば、高松さんがレイリーと結婚してたのは驚きでした。
あと、長野東と言えば、萩谷さんがいつの間にかエディオンをやめられていたのには驚きました。
はりくぶさま、2024もよろしくお願いいたします。
毎年安定して強いのは凄いと思います。
駅伝の好走率が高すぎます。
今年もよろしくお願いいたします。