金栗記念選抜陸上2022結果と感想

2022年4月9日に第30回金栗記念選抜陸上中長距離大会が行われました。

この記事では好記録を出した選手の結果と感想について書いています。

 

金栗記念選抜陸上2022結果

競技別一覧表

女子1500m

1組

1位 4:15.68 ツラカ・エスタ・ムソニ(ニトリ)

2位 4:15.71 柳楽あずみ(名城大学)

3位 4:17.87 田島愛梨(神村学園高校)

 

名城大学ルーキーの柳楽あずみ選手が好タイムを出しています。

名城大学は米澤奈々香選手も入ってきたので、今年度も総合力が高くなりそうです。

 

田島愛梨選手も高校生で好タイムを出しています。

どこまで伸ばしていけるでしょうか。

2組

1位 4:13.08 卜部蘭(積水化学)

2位 4:13.57 後藤夢(豊田自動織機)

3位 4:18.35 米澤奈々香(名城大学)

4位 4:18.46 森智香子(積水化学)

5位 4:18.52 山本有真(名城大学)

6位 4:18.73 道下美槻(立教大学)

7位 4:19.63 山中柚乃(愛媛銀行)

 

800mまではペースメーカーがいました。

ペースメーカーが抜けてからは卜部蘭選手がずっと先頭を走っていました。

卜部選手はトップでゴールしましたが、調子はまだまだといった感じです。

 

後藤夢選手もまずまずの出来だったと思います。

卜部選手と競るようになってくれば、面白くなります。

 

米澤奈々香選手は第2集団の後ろの方にいて、ラスト1周で3位まで持ってきました。

今回は調子が良くなさそうなレースでした。

男子1500m

1位 3:36.59 三浦龍司(順天堂大学)※日本歴代2位

2位 3:36.69 遠藤日向(住友電工)※日本歴代3位

3位 3:40.14 高橋佑輔(北海道大学)

4位 3:40.48 木村理来(愛三工業)

5位 3:41.20 荒井七海(Honda)

6位 3:41.42 森田佳祐(茨城陸協)

7位 3:42.02 佐藤圭汰(駒澤大学)

8位 3:42.03 砂岡拓磨(コニカミノルタ)

9位 3:42.54 飯澤千翔(東海大学)

10位 3:44.38 飯島陸斗(阿見AC)

 

三浦龍司選手が日本歴代2位のタイムを出しました。

ラスト100mが速すぎました。

次は織田記念の5000mに出場予定のようです。

こちらも好記録を期待しています。

 

遠藤日向選手も良かったです。

ラスト100mで少し止まってしまったのは残念です。

遠藤選手も織田記念の5000mに出場しそうなので、また三浦選手との対決が見られるかもしれません。

 

ハイレベルなメンバーの中で3位以下は全体的に良くなかったですが、北海道大学の高橋佑輔選手が好タイムを出しています。

 

佐藤圭汰選手はラスト1周で全然伸びませんでした。

 

女子5000m

2組

1位 15:50.07 シェイラ・チェロティチ(明治国際医療大学)

2位 15:55.35 猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント)

3位 15:58.35 下田平渚(センコー)

4位 15:58.50 西谷沙綾(ルートイングランティア)

5位 15:58.53 中野円花(岩谷産業)

 

下田平渚選手がセンコーに移籍しています。

3組

1位 15:03.51 カマウ・タビタ(三井住友海上)

2位 15:03.94 ヘレン・エカラレ(豊田自動織機)

3位 15:05.89 アグネス・ムカリ(京セラ)

4位 15:10.43 ジェプングティチ・ジュディ(資生堂)

5位 15:11.09 オマレ・ドルフィン・ニャボケ(ユー・エス・イー)

6位 15:26.53 田中希実(豊田自動織機)

7位 15:29.78 川口桃佳(豊田自動織機)

8位 15:30.80 五島莉乃(資生堂)

9位 15:40.41 佐藤早也伽(積水化学)

10位 15:53.26 佐々木梨七(積水化学)

11位 15:59.05 カリウキ・ナオミ・ムッソーニ(ユニバーサルエンターテインメント)

12位 15:59.30 佐藤成葉(資生堂)

13位 16:02.53 井手彩乃(ワコール)

14位 16:03.54 兼友良夏(京セラ)

15位 16:04.36 佐藤奈々(スターツ)

16位 16:15.52 山ノ内みなみ(ラフィネ)

17位 16:17.45 内藤早紀子(パナソニック)

 

先頭集団は速いペースで進み、大会記録が出ました。

オレゴン世界陸上の参加標準記録を突破するには良いペースだったんですが、日本人は誰も付いていけませんでした。

五島莉乃選手は積極的にいってもよかったと思いました。

 

日本人トップはラスト1周でペースを上げた田中希実選手でした。

調子は良くなさそうで、レース後のコメントも不満そうでした。

調子が良ければ、面白いトップ争いになっていたと思います。

 

日本人選手は全体的に良くなかったです。

 

男子5000m

1組

1位 13:56.75 アニーダ・サレー(第一工科大学)

2位 13:58.95 大川歩夢(東京経済大学)

3位 14:01.78 伊東夢翔(中央大学)

2組

1位 13:37.57 ノア・キプリモ(日本薬科大学)

2位 13:56.33 上野裕一郎(セントポールクラブ)

3位 13:56.97 臼井健太(マツダ)

 

立教大学監督の上野裕一郎選手が日本人トップになっています。

3組

1位 13:32.77 ドナルド・ミティ(中電工)

2位 13:38.43 ジョエル・ムァゥラ(黒崎播磨)

3位 13:44.13 ポール・オニエゴ(富士山の銘水)

4位 13:49.37 松村陣之助(コモディイイダ)

5位 13:49.97 上田結也(ひらまつ病院)

6位 13:52.63 加藤淳(住友電工)

7位 13:54.07 楠康成(阿見AC)

8位 13:57.06 川端千都(SGホールディングス)

9位 13:58.41 及川瑠音(東洋大学)

10位 14:01.84 土井大輔(黒崎播磨)

4組

1位 13:34.50 フィレモン・キプラガット(愛三工業)

2位 13:34.54 ドミニク・ランガット(コニカミノルタ)

3位 13:35.68 コスマス・ムワンギ(中国電力)

4位 13:37.49 ンガンガ・ワウエル(中国電力)

5位 13:38.08 岡本雄大(サンベルクス)

6位 13:41.55 市村朋樹(サンベルクス)

7位 13:42.21 イェネブロ・ビヤゼン(ひらまつ病院)

8位 13:42.33 ベナード・キベット・コエチ(九電工)

9位 13:49.39 野中優志(大阪ガス)

10位 13:49.80 鈴木勝彦(SUBARU)

11位 13:50.70 梶谷瑠哉(SUBARU)

12位 13:51.42 山田泰史(愛知製鋼)

13位 13:51.68 池田耀平(カネボウ)

14位 13:52.17 西川雄一朗(住友電工)

15位 13:57.15 鈴木塁人(SGホールディングス)

16位 14:03.67 井川龍人(早稲田大学)

17位 14:05.27 鎧坂哲哉(旭化成)

18位 14:13.55 阿部弘輝(住友電工)

 

サンベルクスが日本人ワンツーフィニッシュしています。

ルーキーの市村朋樹選手は初戦から良いですね。

5組

1位 13:16.48 キプランガット・ベンソン(SUBARU)

2位 13:17.26 スタンネリー・ワイザカ(ヤクルト)

3位 13:18.29 ジャクソン・カベサ(Honda)

4位 13:21.02 イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)

5位 13:22.60 田澤廉(駒澤大学)

6位 13:26.67 ジェームス・ムオキ(コニカミノルタ)

7位 13:31.31 塩澤稀夕(富士通)

8位 13:36.41 ジョナサン・ディク(日立物流)

9位 13:37.77 塩尻和也(富士通)

10位 13:43.26 坂東悠汰(富士通)

11位 13:43.61 服部弾馬(トーエネック)

12位 13:44.12 田中秀幸(トヨタ自動車)

13位 13:45.05 ジャスティス・ソゲット(Honda)

14位 13:45.21 小袖英人(Honda)

15位 13:52.17 茂木圭次郎(旭化成)

 

キプランガット・ベンソン選手がトップでした。

ニューイヤー駅伝2区で区間賞を獲った選手です。

強いですね。

 

日本人トップは田澤廉選手でした。

自己ベストで日本人学生歴代6位のタイムでした。

来月の日本選手権10000mに向けて、良い内容だったと思います。

 

日本人選手は全体的に良いタイムが出ています。

ただ、オレゴン世界陸上の参加標準記録までは遠いので、伸ばしていって欲しいです。

 

女子10000m

1位 32:32.83 吉川侑美(ユニクロ)

2位 32:55.65 小海遥(第一生命グループ)

3位 33:07.41 鈴木亜由子(JP日本郵政グループ)

4位 33:14.42 小井戸涼(日立)

5位 33:36.25 棚池穂乃香(大塚製薬)

6位 34:32.47 湯澤ほのか(スズキ)

7位 35:10.73 籔下明音(豊田自動織機)

8位 35:17.90 清田真央(スズキ)

9位 36:25.23 西川真由(スターツ)

 

気温が高かった中で、吉川侑美選手が好走しています。

昨年度は絶好調でしたが、今年度も良いスタートを切っています。

男子10000m

1組

1位 28:34.64 照井明人(SUBARU)

2位 28:36.73 ベナード・キマニ(コモディイイダ)

3位 28:40.00 服部大暉(トヨタ紡織)

4位 28:42.17 松山和希(東洋大学)

5位 28:44.09 大塚祥平(九電工)

6位 28:56.57 横手健(富士通)

7位 29:11.42 中村大成(富士通)

8位 29:13.19 山野力(駒澤大学)

9位 29:14.65 東瑞基(愛三工業)

10位 29:19.77 横山徹(日立物流)

11位 29:29.67 中西玄気(愛三工業)

12位 29:31.96 山田滉介(トヨタ紡織)

13位 29:32.27 四釜峻佑(順天堂大学)

14位 29:33.60 金子晃裕(コモディイイダ)

15位 29:39.99 河合代二(トーエネック)

16位 29:58.83 清水颯大(大塚製薬)

2組

1位 27:42.46 エバンス・ケイタニー(トヨタ紡織)

2位 27:42.48 伊藤達彦(Honda)

3位 27:43.86 サムソン・ディラング(サンベルクス)

4位 27:44.92 キプランガット・デービス(旭化成)

5位 27:45.26 相澤晃(旭化成)

6位 27:46.39 マゴマ・ベヌエル・モゲニ(旭化成)

7位 27:46.73 ロロット・アンドリュー(SUBARU)

8位 27:48.22 市田孝(旭化成)

9位 28:00.58 エドウィン・キプケモイ(SGホールディングス)

10位 28:03.12 丸山竜也(トヨタ自動車)

11位 28:09.07 林田洋翔(三菱重工)

12位 28:17.50 大池達也(トヨタ紡織)

13位 28:20.39 イエゴ・エバンス(サンベルクス)

14位 28:23.19 大六野秀畝(旭化成)

15位 28:28.48 小林歩(NTT西日本)

16位 28:47.38 中山顕(Honda)

17位 28:47.53 川瀬翔矢(Honda)

18位 28:53.53 中村高洋(京セラ鹿児島)

19位 29:19.91 荻久保寛也(ヤクルト)

20位 29:36.64 川田裕也(SUBARU)

21位 29:43.48 難波天(トーエネック)

22位 29:48.64 田村和希(住友電工)

23位 30:03.87 相葉直紀(中電工)

 

オレゴン世界陸上の参加標準記録狙いで、ペースメーカーが引っ張りました。

しかし、気温が高かった影響が大きかったのか、1周で1秒くらい遅いペースでした。

 

伊藤達彦選手は調子が良さそうで、ラストスパートも速かったんですが、目標タイムには届かず、トップ争いも負けてしまいました。

内容は良かったので、日本選手権が楽しみです。

 

相澤晃選手も好走しています。

有力選手が順調で、日本選手権が面白くなりそうです。

 

 

去年の結果