2021年4月10日に第29回金栗記念選抜陸上中長距離大会が行われました。
この記事では好記録を出した選手の結果と感想について書いています。
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金栗記念選抜陸上2021結果
女子1500m
優勝 4:09.31 田中希実(豊田自動織機TC)
2位 4:11.94 卜部蘭(積水化学工業)
3位 4:13.24 後藤夢(豊田自動織機TC)
4位 4:20.24 樫原沙紀(筑波大学)
5位 4:20.41 菊地梨紅(肥後銀行)
6位 4:22.01 西出優月(関西外国語大学)
7位 4:24.19 飯野摩耶(埼玉医科大学G)
8位 4:27.00 土田佳奈(埼玉医科大学G)
9位 4:27.12 藤田あい(小林高校)
10位 4:27.99 陣内綾子(九電工)
11位 4:28.11 平野綾子(関彰商事株式会社)
12位 4:30.40 髙松智美ムセンビ(名城大学)
13位 4:32.73 樽本つかさ(第一生命グループ)
14位 4:33.16 逸見亜優(京都産業大学)
15位 4:33.54 堤好伽(肥後銀行)
田中希実選手が今回も圧倒的な強さでした。
4分10秒切りで記録も素晴らしいです。
田中選手は4週連続でレースに出場していますが、全て好走で優勝しています。
卜部蘭選手は自己ベストに近いタイムでした。
今シーズン中に4分10秒切りもありそうです。
後藤夢選手は自己ベスト更新です。
昨シーズンから安定して好記録を出しています。
男子1500m
優勝 3:38.83 河村一輝(トーエネック)※日本歴代9位
2位 3:39.37 森田佳祐(小森コーポレーション)
3位 3:40.28 飯澤千翔(東海大学)
4位 3:40.36 佐藤圭汰(洛南高校)※高校歴代2位
5位 3:43.57 ジャスティス・ソゲット(Honda)
6位 3:44.43 舟津彰馬(九電工)
7位 3:44.79 館澤亨次(DeNA)
8位 3:44.80 木村理来(愛三工業)
河村一輝選手が日本歴代9位の記録を出しています。
ラスト200mが強かったです。
佐藤圭汰選手は高校歴代2位の記録でした。
高校記録は22年前に佐藤清治選手が出した3分38秒49です。
歴代2位に6秒以上の差をつけ続けていて圧倒的な記録だったんですが、更新できるかもしれません。
佐藤選手は5月4日に行われるGGNで5000mA組にエントリーしています。
ビダン・カロキ選手がペースメーカーとして引っ張ってくれる予定です。
高校記録を狙うには丁度いいペースになりそうなので、結果が楽しみです。
相澤晃選手もエントリーしています。
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女子5000m
2組
1位 15:47.09 兼友良夏(京セラ)
2位 15:47.56 片貝洋美(三井住友海上)
3位 15:54.92 山中柚乃(愛媛銀行)
兼友良夏選手が10秒以上自己ベストを更新しています。
最近は走るたびに自己ベストを更新していて急成長中の選手です。
3組
1位 15:32.49 デスタ・ブルカ(デンソー)
2位 15:49.19 大西ひかり(JP日本郵政G)
3位 15:51.97 原田紋里(第一生命グループ)
4位 15:54.89 筒井咲帆(ヤマダホールディングス)
5位 15:58.96 林田美咲(九電工)
日本人トップのタイムは2組より遅かったです。
4組
優勝 15:30.45 キプケモイ・ジョアン(九電工)
2位 15:31.77 バイレ・シンシア(日立)
3位 15:32.18 アグネス・ムカリ(京セラ)
4位 15:32.34 カマウ・タビタ・ジェリ(三井住友海上)
5位 15:33.31 ゼイトナ・フーサン(デンソー)
6位 15:35.02 川口桃佳(豊田自動織機)
7位 15:35.81 岡本春美(ヤマダホールディングス)
8位 15:36.42 カリウキ・ナオミ・ムッソーニ(ユニバーサルエンターテインメント)
9位 15:38.98 モカヤ・マータ(キヤノン)
10位 15:44.49 田﨑優理(ヤマダホールディングス)
11位 16:00.06 シェイラ・チェロティチ(明治国際医療大学)
12位 16:00.25 鍋島莉奈(JP日本郵政G)
13位 16:02.80 清水真帆(ヤマダホールディングス)
14位 16:32.39 平井見季(肥後銀行)
スローペースからラスト1周勝負となりました。
昨シーズン絶好調だった川口桃佳選手は今シーズンも好成績です。
ヤマダに移籍した岡本春美選手も好成績でした。
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男子5000m
1組
1位 13:41.32 若林宏樹(青山学院大学)
2位 13:41.73 野村優作(順天堂大学)
3位 13:43.71 伊豫田達弥(順天堂大学)
4位 13:48.01 ポール・オニエゴ(山梨学院大学)
5位 13:53.50 目良隼人(三菱重工)
6位 13:54.28 中村高洋(京セラ鹿児島)
1組からレベルの高い争いでした。
青山学院大学ルーキーの若林宏樹選手が強かったです。
昨シーズン強かった順天堂大学の野村優作選手と伊豫田達弥選手は今シーズンも良さそうです。
2組
1位 13:49.82 鈴木聖人(明治大学)
2位 13:51.89 花尾恭輔(駒澤大学)
3位 13:56.86 佐藤一世(青山学院大学)
4位 13:57.00 宮坂大器(青山学院大学)
5位 13:57.27 太田蒼生(青山学院大学)
6位 13:57.69 石井一希(順天堂大学)
7位 13:59.33 竹井祐貴(亜細亜大学)
8位 13:59.65 辻横浩輝(大阪ガス)
1組よりタイムが遅かったです。
箱根駅伝を走った選手が上位に入っています。
3組
1位 13:50.15 石井優樹(NTT西日本)
2位 13:53.74 潰滝大記(富士通)
3位 13:54.37 藤曲寛人(トヨタ自動車九州)
4位 13:56.94 福本真大(九電工)
5位 13:58.31 上田結也(ひらまつ病院)
6位 13:59.52 今井篤弥(トヨタ自動車九州)
7位 13:59.62 山藤篤司(トヨタ自動車)
8位 13:59.93 千葉直輝(SGHグループ)
ペースが遅くタイムが伸びませんでした。
4組
1位 13:37.06 鈴木塁人(SGHグループ)
2位 13:38.63 村山紘太(GMOインターネットグループ)
3位 13:38.94 梶谷瑠哉(SUBARU)
4位 13:39.76 田村友佑(黒崎播磨)
5位 13:40.39 太田智樹(トヨタ自動車)
6位 13:41.69 小袖英人(Honda)
7位 13:42.76 鈴木勝彦(SGHグループ)
8位 13:43.96 鶴川正也(青山学院大学)
9位 13:46.62 ジェームズ・ブヌカ(駿河台大学)
10位 13:47.25 川端千都(SGHグループ)
11位 13:50.74 細谷恭平(黒崎播磨)
12位 13:52.38 中村友哉(大阪ガス)
13位 13:53.49 定方俊樹(三菱重工)
14位 13:55.16 中村信一郎(九電工)
15位 13:57.52 塩澤稀夕(富士通)
13分40秒切りが4人出ています。
鈴木塁人選手が素晴らしいラストスパートで自己ベスト更新です。
GMOに移籍した村山紘太選手も好走しています。
青山学院大学ルーキーの鶴川正也選手は自己ベスト更新です。
5組
1位 13:34.15 キプロノ・シトニック(小森コーポレーション)
2位 13:37.71 茂木圭次郎(旭化成)
3位 13:37.99 小林歩(NTT西日本)
4位 13:38.94 小山直城(Honda)
5位 13:40.44 高田康暉(住友電工)
6位 13:45.12 伊藤達彦(Honda)
7位 13:46.65 市川孝徳(日立物流)
8位 13:47.67 浅岡満憲(日立物流)
9位 13:48.56 アンティパス・キベット(SGHグループ)
10位 13:49.59 竹内大地(トーエネック)
11位 13:55.07 キプセレム・ウィリー(コモディイイダ)
12位 13:56.26 鈴木祐希(カネボウ)
13位 13:56.73 小椋裕介(ヤクルト)
14位 13:58.59 加藤淳(住友電工)
ニューイヤー駅伝・箱根駅伝で好走した選手が上位に入っています。
小林歩選手は自己ベスト更新です。
6組
優勝 13:22.80 塩尻和也(富士通)
2位 13:27.29 ジャクソン・カベサ(Honda)
3位 13:31.32 イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)
4位 13:35.64 エバンス・ケイタニー(トヨタ紡織)
5位 13:36.30 市田孝(旭化成)
6位 13:41.61 鎧坂哲哉(旭化成)
7位 13:43.74 村山謙太(旭化成)
8位 13:44.63 松村陣之助(コモディイイダ)
9位 13:45.95 服部弾馬(トーエネック)
10位 13:46.56 田中秀幸(トヨタ自動車)
11位 13:46.90 アントニー・マイナ(興國高校)
12位 13:47.29 川瀬翔矢(Honda)
13位 13:47.46 梶原有高(ひらまつ病院)
14位 13:49.81 的野遼大(三菱重工)
15位 13:58.10 田村和希(住友電工)
16位 14:05.59 河合代二(トーエネック)
塩尻和也選手が強い外国人選手にも圧勝でした。
自己ベスト更新です。
3000m障害の日本記録更新の期待が高まります。
兵庫リレーカーニバルで2000m障害にエントリーしています。
強いメンバーが集っています。
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女子10000m
1組
1位 33:04.76 西谷沙綾(ルートインホテルズ)
2位 33:11.32 中野円花(岩谷産業)
3位 33:23.12 上杉真穂(スターツ)
4位 33:23.60 福居紗希(三井住友海上)
5位 33:30.37 小泉直子(デンソー)
6位 33:54.89 池満綾乃(鹿児島銀行)
2組
優勝 31:30.03 廣中璃梨佳(JP日本郵政G)
2位 31:46.80 安藤友香(ワコール)
3位 32:28.60 籔下明音(豊田自動織機)
4位 32:30.41 逸木和香菜(九電工)
5位 32:30.42 西田美咲(エディオン)
6位 33:05.03 山ノ内みなみ(京セラ)
7位 33:24.84 阿部有香里(しまむら)
8位 33:27.76 野添佑莉(三井住友海上)
9位 33:43.33 小松優衣(松山大学)
10位 33:49.25 湯澤ほのか(スズキ)
11位 34:09.04 唐沢ゆり(九電工)
12位 34:21.23 西田留衣(兵庫陸協)
13位 35:03.23 福士加代子(ワコール)
廣中璃梨佳選手の初10000mでしたが、いきなり好記録を出しています。
ラスト2kmは1周72秒ペースで走りました。
長い距離も期待できそうです。
安藤友香選手も安定した強さでした。
安藤選手の好走も廣中選手の好記録につながりました。
男子10000m
優勝 27:47.15 スタンネリー・ワイザカ(ヤクルト)
2位 27:58.43 岡本雄大(サンベルクス)
3位 28:00.64 野中優志(大阪ガス)
4位 28:03.96 ロロット・アンドリュー(SUBARU)
5位 28:10.29 大池達也(トヨタ紡織)
6位 28:11.32 古賀淳紫(安川電機)
7位 28:16.32 聞谷賢人(トヨタ紡織)
8位 28:26.15 住吉秀昭(SUBARU)
9位 28:32.68 金子晃裕(コモディイイダ)
10位 28:33.77 大石巧(スズキ)
11位 28:45.28 東瑞基(愛三工業)
12位 28:45.71 加藤風磨(安川電機)
13位 29:02:44 川崎友輝(東京陸協)
14位 29:05.79 河村知樹(トヨタ紡織)
15位 29:09.65 宮本甲斐(コモディイイダ)
16位 29:13.72 大津顕杜(トヨタ自動車九州)
17位 29:26.37 坂本佳太(ひらまつ病院)
18位 29:49.04 木津晶夫(カネボウ)
岡本雄大選手が27分台を出しています。
野中優志選手はわずかに届きませんでしたが、大幅な自己ベスト更新です。
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若林、鶴川選手かなり凄いですよね。この時点で箱根一区はどちらか確定かも?
佐藤選手も3月にハーフでの撃沈からは持ち直してきてまずまず良かったのでは?
ただ、例年青学主力は秋以降に上げて駅伝に合わせてくるくるイメージあるから、この時点でルーキーの好走がどうチームに影響するのかは気になるところ。原監督のことだから抜かりは無いだろうけども最近の調整ミス乱発は気になるな。
塩尻選手筆頭に、順大関係者の好走目立ちましたね。
野村、伊豫田、石井は、かなり良さそうですね。冬季練習の疲れもあるだろうから、シーズンインでこのタイムなら、これからの上昇に期待できますよね?順大記録は破りそうです。特に伊豫田は、学生ハーフから連戦続きでこのタイムは凄い。キチンと合わせたら20台は出そう。例年順大勢は夏から秋に伸びてくるから。青学とは少し成長曲線が違ってる。
三浦の欠場だけが気がかりですが、今年は時を超えた紫紺対決が復活しそう。ここに佐藤選手が加入すると、三冠も見えてくるのでしょうが……..佐藤選手の進路が順大なら、駅伝が更に拮抗して面白くなるのですが。
塩尻選手がやったことって、実はとんでもない快挙なのでは?かなり格上の外国人選手をちぎりましたよね?それも独走で。これって少なくとも13分一桁の走力ないと出来ない。3000SCより、5000で12分台出す方に可能性感じました。シーズンインでこのタイムは破格すぎる。どこかで狙って欲しいけど本人の意識は違うところにありそうなのが惜しいと言えば惜しい。12分台は夢のある数字。
びわ湖ビッグバンから凄い流れが陸上界に来てる気がするのは気のせいでしょうか?次々とニューカマーが出てきている。
若林選手と鶴川選手は凄かったですが、箱根駅伝1区はルーキーではないと予想しています。
来年の箱根駅伝1区もスローペースで駆け引き勝負になりそうなので、安定感のある上級生を起用したいです。
佐藤一世選手は駅伝には仕上げてくると思います。
順天堂大学の主力も良い結果でした。
三浦選手は兵庫リレーカーニバルの2000mSCにエントリーしていて塩尻選手との対決になります。
塩尻選手の走りは驚きました。
3000mSCでもとんでもない快挙がありそうです。
5000m12分台は日本に所属している外国人選手でも誰も達成できていないので、達成するのが難しい記録だと思います。
最近は好記録が連発しているので、今シーズンも記録ラッシュになると思います。
青学は、佐藤選手を3区、鶴川を7、8区に配置できたら強そうですね。アップダウン強い若林は4、5区でも面白いかも?巻き返してくるでしょうね。
駒澤は鈴木芽が覚醒してきましたね。優勝効果は凄そう。早稲田も27トリオ誕生。
そして覚醒著しい、順天堂、國學院。出雲限定で優勝しそうな東京国際。
今年は8強位になってきそうですね。ベスト8
個人的に三浦選手に3000SC7分台、中谷選手に27分20台+2区65分台を期待したいですね。
過去最大の戦国駅伝になるかも?
青山学院大学は層が厚すぎて色々なパターンが考えられますね。
他にも有力なルーキーが多いですからね。
鈴木芽吹選手は幅広く活躍しています。
他の2年生選手も楽しみな選手が多いです。
今年の出雲・全日本は過去最大の戦国駅伝になると思います。
順位予想が難しくなりそうです。