高校駅伝2020結果と感想!女子も男子も世羅が優勝

2020年12月20日に全国高校駅伝が都大路で行われました。

この記事では女子と男子の総合順位・総合タイム・区間賞をまとめています。

区間ごとの感想や上位チームの感想についても書いています。

 

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第32回女子高校駅伝2020結果

総合順位

優勝 1:07:13 世羅(広島)

2位 1:07:38 神村学園(鹿児島) 

3位 1:07:48 仙台育英(宮城)

4位 1:08:08 北九州市立(福岡)

5位 1:08:19 立命館宇治(京都)

6位 1:08:28 須磨学園(兵庫)

7位 1:08:51 大阪薫英女学院(大阪)

8位 1:09:15 学法石川(福島)

9位 1:09:27 常磐(群馬)

10位 1:09:35 興譲館(岡山)

11位 1:10:00 成田(千葉)

12位 1:10:16 千原台(熊本)

13位 1:10:22 安城学園(愛知)

14位 1:10:36 小林(宮崎)

15位 1:10:39 西京(山口)

16位 1:10:42 昌平(埼玉)

17位 1:10:48 諫早(長崎)

18位 1:10:53 青森山田(青森)

19位 1:10:58 宇都宮文星(栃木)

20位 1:11:02 長野東(長野)

21位 1:11:19 橘(神奈川) 

22位 1:11:39 大分東明(大分)

23位 1:11:41 白石(佐賀)

24位 1:11:45 錦城学園(東京)

25位 1:11:57 平田(島根)

26位 1:12:03 鯖江(福井)

27位 1:12:25 山梨学院(山梨)

28位 1:12:28 常葉大菊川(静岡)

29位 1:12:33 美濃加茂(岐阜)

30位 1:12:38 八幡浜(愛媛)

31位 1:12:43 茨城キリスト(茨城)

32位 1:12:46 富山商(富山)

33位 1:12:53 星稜(石川)

34位 1:12:55 智弁和歌山(和歌山)

35位 1:12:58 智弁カレッジ(奈良)

36位 1:13:07 山田(高知)

37位 1:13:29 比叡山(滋賀)

38位 1:13:38 旭川龍谷(北海道)

39位 1:13:43 山形城北(山形)

40位 1:13:59 盛岡誠桜(岩手)

41位 1:14:56 新潟明訓(新潟)

42位 1:16:21 鳥取城北(鳥取)

43位 1:16:25 秋田北鷹(秋田)

44位 1:16:25 富岡東(徳島)

45位 1:17:23 津商(三重)

46位 1:18:44 高松工芸(香川)

47位 1:20:11 名護(沖縄)

 

全体的に前回より少しタイムが遅かったです。

 

順位予想は世羅が予想以上に強かったです。

他の上位は予想と近い結果となりました。

区間賞

1区 酒井美玖(北九州市立)

2区 ワングイ・エスター(興譲館)

日本人トップ 細谷愛子(立命館宇治)

3区 中須瑠菜(神村学園)

4区 鳥居華(神村学園)

5区 テレシア・ムッソーニ(世羅)

日本人トップ 米澤奈々香(仙台育英)

 

実力者が確実に区間賞・日本人トップになっています。

 

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区間ごとの感想

1区

北九州市立の酒井美玖選手がスタートから飛び出しました。

2位集団は牽制して、先頭との差が開いていきます。

最終的に22秒の差がつきました。

1区の牽制が総合成績にも大きく影響したと思います。

 

2区

立命館宇治の細谷愛子選手と仙台育英の杉森心音選手のルーキー対決でしたが、杉森選手が置いていかれました。

神村学園の久保心優選手も遅れてしまい、優勝争いが分からなくなってきました。

 

3区

神村学園の中須瑠菜選手が6人抜きの区間賞で、一気に追い上げてきました。

仙台育英の小海遥選手は調子が戻りきらない感じの走りでした。

ここでは神村学園が有利だと思いました。

 

4区

神村学園の鳥居華選手が区間賞で差を詰めました。

トップの立命館宇治とは19秒差、仙台育英とは2秒差で優勝はほぼ確実かに思えました。

 

5区

神村学園のバイレ・シンシア選手が前半でトップになって、優勝は決まったと思いました。

しかし、テレシア・ムッソーニ選手が猛追してきて、大逆転優勝となりました。

区間記録を27秒も更新しました。

上位チームの感想

世羅

1区で4位の好位置につけて、2~4区は入賞ライン付近をキープしていました。

5区のテレシア・ムッソーニ選手はペース配分が素晴らしかったです。

留学生は前半で飛ばしすぎて後半失速することが多いのですが、後半も強かったです。

 

神村学園

1・2区で遅れてしまいました。

3・4区は素晴らしい追い上げでした。

アンカーのシンシア選手は後半に失速してしまいましたが、優勝するには14分台を出さないといけなかったので、1・2区の遅れが大きかったと思います。

 

仙台育英

ベストオーダーを組めず、戦力ダウンとなってしまいました。

2区と3区は予想よりも遅かったです。

5区の米澤奈々香選手は日本人トップの好走でした。

 

北九州市立

1区の酒井美玖選手の積極的な飛び出しが上手くいきました。

5区の野田真理耶選手はルーキーですが、日本人2位の好走でした。

 

立命館宇治

村松結選手が欠場でしたが、全体的に良かったと思います。

ルーキーの細谷愛子選手が2区で日本人トップの好走でした。

 

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第71回男子高校駅伝2020結果速報

総合順位

優勝 2:01:31 世羅(広島) 

2位 2:01:44 仙台育英(宮城)

3位 2:02:07 洛南(京都)

4位 2:02:08 倉敷(岡山)

5位 2:02:30 佐久長聖(長野)

6位 2:03:35 九州学院(熊本) 

7位 2:03:44 須磨学園(兵庫)

8位 2:04:18 大牟田(福岡)

9位 2:04:27 大分東明(大分)

10位 2:04:29 智弁カレッジ(奈良)

11位 2:04:32 東農大二(群馬)

12位 2:04:35 滋賀学園(滋賀)

13位 2:04:41 埼玉栄(埼玉)

14位 2:04:48 小林(宮崎)

15位 2:05:12 青森山田(青森)

16位 2:05:18 学法石川(福島)

17位 2:05:20 八千代松陰(千葉)

18位 2:05:26 一関学院(岩手) 

19位 2:05:27 国学院久我山(東京)

20位 2:05:33 浜松商(静岡)

21位 2:05:57 鎮西学院(長崎)

22位 2:06:01 鳥栖工(佐賀)

23位 2:06:08 水城(茨城) 

24位 2:06:10 秋田工(秋田)

25位 2:06:28 四日市工(三重)

26位 2:06:11 西京(山口) 

27位 2:06:37 札幌山の手(北海道)

28位 2:06:40 豊川(愛知) 

29位 2:06:42 大阪(大阪)

30位 2:06:53 東海大山形(山形)

31位 2:06:53 中越(新潟) 

32位 2:07:18 鹿児島実業(鹿児島)

33位 2:07:29 高岡向陵(富山)

34位 2:07:31 北山(沖縄)

35位 2:07:55 益田清風(岐阜) 

36位 2:07:58 敦賀気比(福井)

37位 2:08:36 相洋(神奈川)

38位 2:09:16 那須拓陽(栃木)

39位 2:09:22 宇和島東(愛媛)

40位 2:09:55 智弁和歌山(和歌山)

41位 2:09:57 遊学館(石川)

42位 2:10:30 小豆島中央(香川) 

43位 2:11:32 平田(島根) 

44位 2:11:55 鳥取城北(鳥取)

45位 2:11:59 つるぎ(徳島)

46位 2:12:44 山梨学院(山梨)

失格 高知中央(高知)

第2中継所の手前でたすきリレーしてしまったため

 

優勝タイムは前回とほぼ同じです。

しかし、入賞ラインは前回より1分以上遅いです。

トラックで好タイムが続出していたことを考えると意外な結果です。

 

順位予想はだいぶ違いました。

洛南と倉敷はもう少し上げても良かったですね。

区間賞

1区 鶴川正也(九州学院)

2区 村尾雄己(佐久長聖)

3区 コスマス・ムワンギ(世羅)

日本人トップ 佐藤圭汰(洛南)

4区 吉岡大翔(佐久長聖)

5区 内藤一輝(洛南)

   小原快都(仙台育英)

6区 堀颯介(仙台育英)

7区 山田修人(倉敷)

 

2区と7区はトラックのタイムが上位ではない選手が区間賞を獲っています。

 

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区間ごとの感想

1区

スタートから東農大二の石田洸介選手が飛び出しました。

しかし、後半は失速してしまい、最終的に14位でした。

区間賞は九州学院の鶴川正也選手でした。

前回は2年生で3位でしたが、2年連続で良い走りでした。

3強の佐久長聖・仙台育英・世羅は差がつきませんでした。

 

2区

3強が全員区間上位で走り、九州学院との差を詰めました。

 

3区

世羅のコスマス・ムワンギ選手が速すぎました。

前半から積極的な走りで区間新記録でした。

佐久長聖と仙台育英に1分以上の差をつけて、だいぶ勝負が決まった感じになりました。

仙台育英のボニフェス・ムテチ選手は最初から最後までペースが上がりませんでした。

 

4区

佐久長聖と仙台育英が区間トップ2で世羅との差を詰めました。

世羅の新谷紘ノ介選手は腹痛があったみたいでした。

また優勝争いが分からなくなってきました。

 

5区

上位は同じくらいのタイムでした。

優勝争いは3強+洛南・倉敷に絞られました。

 

6区

仙台育英が世羅との差を詰めて31秒差になりました。

洛南が32秒差、佐久長聖が34秒差、倉敷が59秒差でした。

世羅がだいぶ有利な状況になりました。

 

7区

仙台育英の白井勇佑選手がスタートからハイペースで飛ばしました。

世羅との差を18秒詰めましたが、13秒届きませんでした。

倉敷の山田修人選手が区間タイ記録を出しています。

5000mのタイムは14分20秒ですが、13分台の選手2人に勝ちました。

上位チームの感想

世羅

4区で腹痛がありましたが、全体的に内容が良かったと思います。

3区のコスマス・ムワンギ選手の区間新記録が大きかったです。

女子の勢いがそのまま続いた感じでした。

 

仙台育英

3区のボニフェス・ムテチ選手が計算外だったと思います。

4区以降は素晴らしい追い上げでした。

 

洛南

日本高校最高記録を更新しました。

常に3位以内を走っていました。

1区の若林宏樹選手は高校陸上の時は良くなかったですが、上手く調子を上げてきました。

 

倉敷

4区の南坂柚汰選手と7区の山田修人選手が良かったです。

2人とも来年があるので、注目選手に挙げたいと思います。

 

佐久長聖

2~5区は良かったと思います。

吉岡大翔選手はルーキーで4区区間賞は素晴らしい結果です。

さすが5000m高1歴代1位という走りでした。

 

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今後の駅伝の予想記事紹介

2020年12月30日

富士山女子駅伝

 

2021年1月1日

ニューイヤー駅伝

 

2021年1月2日・3日

箱根駅伝

 

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【管理人】はりくぶ

View Comments

  • 優勝した世羅(女子)ですが、終わってみれば アンカーに去年2区 区間新のムッソーニ選手がいたので、他の選手の結果次第では優勝も考えられたかな?と思いますが…
    2強対決のインパクトが強かった事もあったので、まさか優勝するとは全く考えられませんでした。

    世羅の選手達は、1区は4位だったので 2区がスタートしてからカメラに少し映っただけで、あとはムッソーニ選手が上位に進出して来るまで 中継所以外は全く映ってなかったと思います。
    (当然 TVの実況でも全く触れてなかったと思います)

    5区 2㎞手前で神村学園・シンシア選手が先頭に立った直後に正面からの映像で、5位の須磨学園・石松愛朱加選手の直ぐ後ろにムッソーニ選手がいた時は とにかくビックリして、その時初めて「もしかしたら?」と思いました。

    ムッソーニ選手のフォームは、シンシア選手と比べても ほとんどブレの無いゆったりとしたフォームですが、タイムが速い理想的なフォームだと思います。

    神村や育英は、ムッソーニ選手の追い上げを 全く想定してなかったかもしれません。

    • 女子の世羅は日本人選手の力が明らかに2強より落ちると思っていました。
      神村学園と仙台育英もノーマークだったと思います。
      1区の北九州市立も逃していたので、2強対決と決めつけていたのかもしれません。
      他の高校も神村学園との差を気にしているようでした。

  • はりくぶ様、お疲れ様です。いつも的確な予想楽しみにしてます!高校駅伝は留学生の爆発的な走りで優勝が決まってしまうので勝負としての面白味はあまりないと感じてしまいます(TДT )キプラガット選手の時もそうでしたが…
    都道府県対抗の予想楽しみにしてます!

    • 通りすがりさん、コメントありがとうございます。
      留学生は駅伝の勝負としては面白みがない部分もありますが、日本人選手のレベル向上には必要な存在だと思います。
      キプラガット選手も強かったですが、今は三浦龍司選手が互角の勝負が出来ています。

      残念ながら都道府県対抗駅伝は男女ともに中止が決まっています。

  • 神村学園は、結果的にポイントと思われていた1区での遅れが致命的だったと思います。
    黒川円佳選手の実力からすれば、普通に走れば致命的な遅れにはならなかったと思いますが…

    やはり 予選で高校最高タイムだったり 去年も優勝候補で優勝出来なくて、今回は勝って当たり前&絶対優勝しなければならないという 独特のプレッシャーがあったのかもしれませんね。

    高校野球でよく言われる『甲子園には魔物がいる!』になぞって『都大路にも魔物がいる!』って感じだと思いますが…
    改めて駅伝で勝つ事の難しさを感じました。

    ちなみに 今回 神村の1区の選手起用については、候補選手が何人かいて 直前の状態を見てから決めると監督がコメントしていましたが…

    これだと 聞こえはいいですが、直前に指名された選手は相当なプレッシャーだと思うので、もっと早い段階で決めて色々とシュミレーションして本番に備えた方が良かったのかな?と思います。
    {あくまで結果論ですが…)

    • 神村学園は実力が接近しているので、早い段階で決めにくかったんでしょう。
      1区は終盤の上りが厳しいので、上手く合っている選手を選びたいです。
      単純に速い選手を起用すればいいというわけではないので難しいと思います。
      立命館宇治は他に候補がいなかったんでしょうけど、三原梓選手は5区の方が強いと思います。

  • 留学生の起用については 今回に限らず昔から色々と賛否はありますが、特に今回は男女共に留学生の走りが勝敗に大きく影響して、しかもアベック優勝だった事もあって 例年以上に大きくなっている感じもしますが…

    まず 結論から言えば、賛否が色々あるにせよ ルールに基づいての事なので、全く問題は無いと言うか 少なくとも『否』の矛先が選手や学校側に向いてしまうと言うのは 絶対に有ってはならない事だと思います。

    ただ 今後 賛否の声がどんどん大きくなって来た場合には、ルールの見直しなども考える必要があるかもしれませが…
    結局のところ、まず 主催者側がそれらの賛否について どの様な考えを持っているのか?を示す必要もあると思います。

    • 確かに今回は男女ともに留学生の走りが決め手になりました。
      1区での起用が禁止になりましたが、最短区間のみになるかもしれませんね。

      • やはり今回は ムッソーニ選手のインパクトが強過ぎたので、賛否の声が例年以上に大きくなっている感じがします。

        ある程度注目されて優勝候補に挙げられていたならともかく、ほとんどノーマークで しかも驚異的なタイムで最後に大逆転してしまえば、賛否の声が出るのもしょうがない感じもします。

        ちなみに、ムッソーニ選手は 広島予選では 同じ5区(5㎞)を走って16分台でしたが、本番では14分37秒という事で…
        これだと、日本記録より10秒以上速いので、新谷仁美選手や廣中璃梨佳選手以上の走りだった事になりますね。
        (当然 コース条件が違うので直接比較はできませんが…)

        • 女子の世羅が優勝候補に挙げられなかったのは予選の結果が大きかったと思います。
          しかし、ムッソーニ選手の走りは素晴らしかったです。
          トラックのタイムも楽しみです。