リオオリンピックのマラソン代表の

選考基準がややこしすぎてわからない!

というあなたのために

選考方法を簡単にまとめます。

 

勘違いしてしまう人が多いくらい

非常にわかりにくい選考方法となっています。

 

代表確定の条件

リオオリンピックで代表が

確定するための条件はたった1つです。

 

北京世界陸上で日本人最上位で入賞

 

この条件を満たしているのは

北京世界陸上で7位入賞の伊藤舞選手だけです。

 

他の選手はどんなにすばらしい成績で走っても

代表が確定することはありません。

 

ここまでは簡単です。

大丈夫ですね?

 

設定タイムとは?

選考方法をややこしくしているのは

設定タイムの存在です。

 

設定タイムを満たした人の中から1名だけ

優先して選考するという条件になっています。

 

 

わかりやすいように女子の場合を例に出しましょう。

代表枠は残り2つです。

 

そして、3つの代表選考レースがこうなったとしましょう。

※設定タイムは2時間22分30秒

 

Aさん

さいたま国際マラソン 優勝

タイム:2時間22分50秒

 

Bさん

大阪国際女子マラソン 3位(日本人1位)

タイム:2時間22分22秒

 

Cさん

名古屋ウィメンズマラソン 優勝

タイム:2時間22分31秒

 

この場合、Bさんの代表が確定し、

残り1つの枠をAさんとCさんが争うことになります。

 

Cさんも設定タイム以内で走った場合は

Bさんとどちらか1人が代表に選ばれて

残りの1人がAさんと争うことになります。

 

つまり、設定タイム以内で走った選手が2人の場合は、

設定タイム以内で走った2人で確定とはならないのです。

 

 

さらに、設定タイムにはもう1つ意味があります。

 

陸連は選考レースに複数参加することを認めています

 

しかし、

2回目以降に参加したレースに関しては

設定タイム以内でないと評価の対象にはならない

ということになっています。

 

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まとめ

簡単に説明すると

以上のような選考方法になっています。

 

設定タイムはいらないし、

複数の参加は禁止した方がいいと思います。

 

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