2024年11月3日に第56回全日本大学駅伝対校選手権記念大会が行われました。
この記事では全チームの総合順位・タイム、上位チームの区間順位と感想について書いています。
全日本大学駅伝2024結果
※シード権は8位まで
優勝 5:09:56 國學院大學
2位 5:10:24 駒澤大学
3位 5:10:41 青山学院大学
4位 5:13:17 創価大学
5位 5:14:24 早稲田大学
6位 5:14:57 城西大学
7位 5:16:21 立教大学
8位 5:16:24 帝京大学
9位 5:17:46 東京国際大学
10位 5:17:52 日本体育大学
11位 5:18:08 大東文化大学
12位 5:19:49 中央大学
13位 5:20:08 東洋大学
OP 5:21:31 日本学連選抜
14位 5:22:42 神奈川大学
15位 5:23:43 東海大学
16位 5:28:58 京都産業大学
17位 5:31:36 皇學館大学
OP 5:32:20 東海学連選抜
18位 5:32:53 大阪経済大学
19位 5:33:52 関西大学
20位 5:35:50 札幌学院大学
21位 5:37:24 鹿児島大学
22位 5:38:18 立命館大学
23位 5:40:11 岡山大学
24位 5:40:28 新潟大学
25位 5:57:12 東北大学
区間賞
1区 平島龍斗(日本体育大学)
2区 鶴川正也(青山学院大学)
3区 ヴィクター・キムタイ(城西大学)
4区 黒田朝日(青山学院大学)※区間新記録
5区 野中恒亨(國學院大學)
6区 山本歩夢(國學院大學)※区間新記録
7区 篠原倖太朗(駒澤大学)
8区 山川拓馬(駒澤大学)
上位チームの区間順位と感想
予想記事
2024年11月3日に第56回全日本大学駅伝対校選手権記念大会が行われます。 この記事では全チームの順位予想と上位予想チームの戦力分析をしています。 全日本大学駅伝2024概要 日程:2024年11月3日 スタート時間: …
優勝 國學院大學
予想順位 2位
区間順位
1区 2位 嘉数純平(3)
2区 7位 青木瑠郁(3)
3区 3位 辻原輝(2)
4区 4位 高山豪起(3)
5区 1位 野中恒亨(2)
6区 1位 山本歩夢(4)
7区 2位 平林清澄(4)
8区 9位 上原琉翔(3)
全日本大学駅伝初優勝、出雲駅伝に続いての二冠達成です。
4区まで大きく遅れることなくつなぎました。
5区の野中恒亨選手と6区の山本歩夢選手の連続区間賞が大きすぎました。
2人でトップと1分27秒差から4秒差まで詰めました。
7区の平林清澄選手は太田蒼生選手と互角の走りで同タイムでした。
平林選手は良かったんですが、太田選手も良かったですね。
8区は青山学院大学との勝負になりました。
中盤で抜け出して、そのままトップでゴールしました。
箱根駅伝も勝って三冠達成となるでしょうか。
2位 駒澤大学
予想順位 優勝
区間順位
1区 14位 島子公佑(2)
2区 17位 桑田駿介(1)
3区 2位 伊藤蒼唯(3)
4区 3位 谷中晴(1)
5区 5位 村上響(2)
6区 3位 安原海晴(2)
7区 1位 篠原倖太朗(4)
8区 1位 山川拓馬(3)
1区は順位は後ろのほうでしたが、トップとのタイム差は7秒でした。
しかし、2区の桑田駿介選手が大きく遅れてしまいました。
区間賞から2分19秒差でした。
実力を考えると1分くらいは速く走れたと思います。
3区の伊藤蒼唯選手は序盤からハイペースで猛追しました。
最後までペースが落ちずに一気に8位まで順位を上げました。
4~6区も上手くつなぎました。
7区の篠原倖太朗選手と8区の山川拓馬選手は連続区間賞でした。
篠原選手は7区歴代3位、山川選手は8区日本人歴代2位でした。
山川選手は2位と2分33秒差でスタートしたんですが、まさかの逆転2位でした。
レース前に藤田監督が平林清澄選手にも勝てると言ったのも納得の走りです。
3位 青山学院大学
予想順位 3位
区間順位
1区 4位 野村昭夢(4)
2区 1位 鶴川正也(4)
3区 5位 折田壮太(1)
4区 1位 黒田朝日(3)
5区 4位 田中悠登(4)
6区 2位 白石光星(4)
7区 2位 太田蒼生(4)
8区 15位 塩出翔太(3)
2区で吉田響選手が良いペースで引っ張ってくれたことで、青山学院大学にとってはラッキーな展開だったと思います。
最後まで競り合った鶴川正也選手が区間賞を獲得しました。
4区の黒田朝日選手は区間新記録の走りで、2位との差は1分16秒になりました。
5区6区は悪くなかったんですが、國學院大學の選手が速すぎました。
7区の太田蒼生選手は予想以上の走りで平林清澄選手と同タイムでした。
しかし、8区の塩出翔太選手が遅かったです。
実力を考えると1分くらいは速く走れると思います。
4位 創価大学
予想順位 4位
区間順位
1区 3位 小暮栄輝(4)
2区 2位 吉田響(4)
3区 10位 石丸惇那(3)
4区 8位 山口翔輝(1)
5区 2位 スティーブン・ムチーニ(2)
6区 9位 山口翔輝(3)
7区 12位 吉田凌(4)
8区 2位 野沢悠真(3)
1区で良い位置につけて2区の吉田響選手でトップになるかと思いましたが、鶴川正也選手を離すことは出来ませんでした。
区間賞は獲れませんでしたが、1番強い走りだったと思います。
3区以降も上手くつなぎました。
8区の野沢悠真選手は57分台の素晴らしい走りでした。
まだ3強とは差がありますが、総合力が上がってきていると思います。
5位 早稲田大学
予想順位 5位
区間順位
1区 19位 間瀬田純平(3)
2区 5位 山口智規(3)
3区 15位 藤本進次郎(3)
4区 5位 伊藤大志(4)
5区 3位 山口竣平(1)
6区 10位 伊福陽太(4)
7区 5位 長屋匡起(2)
8区 3位 工藤慎作(2)
7区の長屋匡起選手と8区の工藤慎作選手が出雲駅伝に続いての好走でした。
6区終了時点では9位と1分3秒差で、シードは安心できる状況ではなかったんですが、7区8区で一気に差を広げました。
出雲で良くなかった山口智規選手、伊藤大志選手、山口竣平選手は全日本では区間上位で走りました。
前回はシード落ちとなってしまいましたが、1年でシード復帰です。
6位 城西大学
予想順位 7位
区間順位
1区 7位 鈴木健真(3)
2区 11位 柴田侑(2)
3区 1位 ヴィクター・キムタイ(3)
4区 2位 斎藤将也(3)
5区 7位 林晃耀(4)
6区 11位 桜井優我(3)
7区 11位 久保出雄太(4)
8区 5位 平林樹(4)
キムタイ選手は2年連続で3区区間賞、斎藤将也選手は前回4区区間賞で今回は2位でした。
前回もそうでしたが、この2人の走りがシード獲得に大きく貢献しました。
他の区間も前回と同じような成績になっています。
出雲で良くなかった斎藤将也選手の好走は箱根駅伝に向けて好材料です。
7位 立教大学
予想順位 13位
区間順位
1区 6位 吉屋佑晟(3)
2区 15位 國安広人(3)
3区 12位 林虎大朗(4)
4区 7位 稲塚大祐(4)
5区 10位 小倉史也(3)
6区 5位 山口史朗(4)
7区 4位 馬場賢人(3)
8区 8位 安藤圭佑(4)
初出場でシード権獲得です。
これは驚きました。
オーダーをどうするんだろうと思っていたんですが、箱根予選会チーム内トップ4が主要区間の2・3・7・8に入りました。
箱根予選会から調子を落とした選手もいましたが、予選会チーム内トップだった馬場賢人選手は7区4位と全日本でも好調でした。
馬場選手の好走で6区終了時点で8位と41秒差の11位が、9位と36秒差の7位になりました。
箱根予選会で欠場だった稲塚大祐選手が出場して好走したのも大きいですよ。
このままの勢いで箱根シードもあるかもしれません。
8位 帝京大学
予想順位 9位
区間順位
1区 9位 島田晃希(3)
2区 4位 山中博生(4)
3区 13位 尾崎仁哉(3)
4区 11位 廣田陸(2)
5区 11位 柴戸遼太(3)
6区 4位 楠岡由浩(2)
7区 8位 福田翔(4)
8区 4位 小林大晟 (4)
2区の山中博生選手の好走で4位までいきましたが、3~5区は少しずつ順位を落として11位になりました。
前回は7区8区が遅かったんですが、今回は速かったです。
小林大晟選手は前回8区14位だったんですが、今回は8区4位でした。
全日本予選は6位通過でしたが、長距離ロードになると強いですね。
9位 東京国際大学
予想順位 12位
区間順位
1区 17位 木村海斗(4)
2区 3位 アモス・ベット(2)
3区 4位 佐藤榛紀(4)
4区 14位 中山拓真(3)
5区 15位 益田郁也(4)
6区 8位 大村良紀(3)
7区 7位 大林洸己(4)
8区 13位 川内琉生(3)
アモス・ベット選手は今回も2区でした。
1区3区8区も前回と同じ選手でした。
ベット選手と佐藤榛紀選手は2年連続の好走でしたが、シード権までは少し届きませんでした。
10位 日本体育大学
予想順位 14位
区間順位
1区 1位 平島龍斗(3)
2区 8位 山崎丞(3)
3区 11位 田島駿介(3)
4区 10位 分須尊紀(4)
5区 8位 二村昇太朗(3)
6区 6位 山口廉(4)
7区 13位 富永椋太(4)
8区 10位 浦上和樹(3)
11年ぶりの10位以内です。
1区の平島龍斗選手が区間賞を獲得して、2区以降もその勢いでシード争いをしていきました。
6区終了時点で7位は予想以上でした。
最終的にシード権は獲得出来ませんでしたが、良い駅伝だったと思います。
11位 大東文化大学
予想順位 8位
区間順位
1区 5位 大濱逞真(1)
2区 10位 西川千青(4)
3区 14位 中澤真大(1)
4区 6位 入濵輝大(3)
5区 6位 棟方一楽(2)
6区 16位 ピーター・ワンジル(4)
7区 9位 大谷章紘(4)
8区 6位 西代雄豪 (4)
5区まではシード権のボーダーライン付近を走っていました。
しかし、6区のピーター・ワンジル選手が大きく遅れてしまいました。
前回は6位2位と良かったんですけどね。
ワンジル選手が前回と同じくらいの走りをしていたら、立教・帝京との激しいシード権争いになっていそうです。
12位 中央大学
予想順位 6位
区間順位
1区 20位 溜池一太
2区 6位 岡田開成
3区 6位 本間颯
4区 13位 浦田優斗
5区 9位 東海林宏一
6区 7位 佐藤大介
7区 14位 吉居駿恭
8区 18位 阿部陽樹
箱根予選会は欠場だった溜池一太選手と吉居駿恭選手が予想よりかなり悪かったです。
箱根予選会はチーム内3位だった阿部陽樹選手もかなり悪かったです。
全体的に悪かった中で2区の岡田開成選手の走りは素晴らしかったです。
もらった位置は悪かったんですが、19位から7位まで上げました。
箱根予選会もチーム内2位でしたし、良い選手ですね。
13位 東洋大学
予想順位 10位
区間順位
1区 8位 小林亮太(4)
2区 14位 吉田周(4)
3区 7位 梅崎蓮(4)
4区 12位 濱中尊(2)
5区 13位 久保田琉月(2)
6区 21位 石田洸介(4)
7区 6位 緒方澪那斗(3)
8区 7位 岸本遼太郎(3)
石田洸介選手がかなり遅いんですが、大丈夫なんでしょうか。
石田選手の前に5区終了時点で13位と全体的に遅かったです。
しかし、7区8区は良かったです。
昨年度は全日本14位から箱根4位でしたが、今年度も上げていけるでしょうか。
14位 神奈川大学
予想順位 15位
区間順位
1区 13位 大岩蓮(2)
2区 16位 酒井健成(3)
3区 8位 宮本陽叶(3)
4区 9位 近藤大智(2)
5区 17位 中西良介(4)
6区 14位 滝本朗史(2)
7区 15位 西坂昂也(3)
8区 16位 志食隆希(3)
箱根予選会で途中棄権だった宮本陽叶選手が回復しているようで良かったです。
今回全日本を走った選手は全員、箱根予選会も走っています。
調子を落とした選手が多かったですね。
15位 東海大学
予想順位 11位
区間順位
1区 11位 草刈恭弓(3)
2区 12位 花岡寿哉(3)
3区 17位 梶谷優斗(4)
4区 20位 檜垣蒼(1)
5区 14位 水野龍志(4)
6区 19位 可児悠貴(2)
7区 10位 南坂柚汰(2)
8区 12位 竹割真(3)
前回の東京国際大学のように箱根予選会敗退からシード権獲得なるか?と思っていましたが、全然ダメでしたね。
来年度は素晴らしい走りを見せてほしいです。
前回の結果
2023年11月5日に第55回全日本大学駅伝対校選手権記念大会が行われました。 この記事では全チームの総合順位・タイム、上位チームの区間順位と感想について書いています。 全日本大学駅伝2023結果 ※シード …
「たられば」だけど、駒澤の2区がブレーキしなかったら圧勝でしたよね。多分だけど、桑田選手はエースクラスが集結していてかなり重圧になった気がします。帰山選手なら後1分は速かったでしょうか?後1分速ければ、目標がハッキリ見えて7区、8区ともっと良いタイムで走れたはず。2人とも日本人最高記録で走れたと思います。山川選手は位置や気象条件が良ければ、56:30は狙えそうな気がしました。来年は56分前半を期待したいです。
國學院は、上位2校に比べてミスなかったですよね。ただし、夏から全日本までピーキングしてたらしいので、箱根まで維持出来なそうな気もする。平林選手はやや調子落ちで、アンカーはかなり危なかった。
青学は予定してた1年生(多分安島?)を使えなかったことも響いたか?5区で詰められたことや、4区で思った程広がらなかった事が誤算だったか?黒田選手は好走したけど、後ろが集団で追ってきたのも災いしたか?大部分を先頭で走ったので、原監督は心配してなそう。箱根は筆頭だと思う。
中央の主力は予選会を温存されたと思いましたが実際は、かなり調子落ちでしたね。今年の調整不良は不安材料ですね。
箱根は青学駒澤+國學院になる気がする。國學院は山が少し弱いかな?
桑田選手は直前で区間変更があったらしいので、その影響もあったかもしれません。
結果的に他の選手ならもっと速く走れたと思いますが、状態が悪くなかったと思うので仕方ないですね。
國學院は山が不安ですね。
ただ、出雲・全日本の走りが良かったので、そのまま箱根も獲ってしまうかもしれません。
青学は良い選手がいっぱいいるので、誰を使うのかの判断が難しそうです。
4区は想定内だったと思います。
國學院の5区6区が予想以上に良かったんだと思います。
駒澤桑田選手は直前の区間変更が有ったなら その影響が大きかったかも?
表情見てても体調不良とかでは無さそうだったので…
あと 展開的にも不運だったかも?
スタートした時には 前に10人位の大集団がいたと思いますが、本来ならスタート直後と言う事で集団のペースは落ち着いて簡単に追い付いて 集団の中で楽に走れると思いますが、創価吉田響選手が集団の先頭に出てハイペースで集団をバラけさせてしまったので、追う側からしたら 何を目標に追いかけたらいいのか?走りのリズムorプランを完全に失ったのかもしれません。
それにしても、創価吉田響選手は出雲に続いて いい意味で期待を裏切る走りで、見ていてワクワクしますね。
今後は勝手に「駅伝破壊王」と呼びたいと思います(笑)
2区のあの展開だと篠原選手にうってつけでしたね。2分は速く走れたと思います。
激しい競り合いは、チームに優勝かかってなければ強気で行けるのかも知れませんが、ルーキーにはどう走ったら良いか分からずにパニックになってしまったのかも知れませんね。一気に集団がバラけて、落ち着いて走ろうにも先頭がどんどん前に行ってしまって更にパニックになったのかも。
吉田選手はゲームチェンジャーというよりも「ゲームブレイカー」「バランスブレイカー」と言った方が正しいかも。自らのチームだけでなく試合そのものの流れ、バランスまで変えてしまう。もし、吉田選手が3区か4区だったら桑田選手も1分は速く走ったのかもしれませんね。様々な「妙な偶然」が悪い方に重なって気持ちに「空洞」が出来てしまったのかも知れませんね。
今回の失敗メンタルも考えて、箱根は7、8区辺りを無難に走らせそうな気がします。
山川選手が凄い走り!渡辺康さんは猛スピードで前へ前へ突っ込んでいく文字通りの「爆走」でしたが、山川選手の走りは柔らかい!そして、キレがある「疾走」!渡辺さんより使い減りしてないのも魅力。物凄い伸び代を感じました。渡辺さんと同様の約90秒差辺りでスタートしてたなら先頭が視野に入ることで、あと30秒は速く走れた気がします。
信州人さんは山川選手は勿論長野時代からご存知ですよね!?非佐久出身なのも魅力的ですよね!マラソンで将来は3分台出して欲しいです!ハーフは今でも59分出せると思います!中山、佐藤清を追い抜いて欲しいです!
大八木上皇が、急遽桑田篠原を入れ替えたらしいね。だとすると、桑田が気持ちの整理つかないで出走したともとれる。
素人考えで2区で桑田だったから失速があの程度で済んで2位に入れたという人いるだろうけど、桑田選手の中で7区想定でいたなら状況全く違う一番激しく競り合う2区に急遽気持ちを向けるのはルーキーには難しいと思います。
当初の篠原2区、桑田7区なら、上位争いしながら7区までトップではいけたはずなので、7区で90秒負けても8区で逆転出来た。桑田は抜かれてもマイペースで走れたはず。3~6でも合計90秒は良かったはず。今回は、大八木さんの院政が敗因な気がするんだよなー。順天堂みたいなことにならんといいけどなー。
初めから2区桑田選手で良かったと思います。
実力を考えると中央の岡田選手くらいの走りをしてほしかったです。