2016年4月24日にロンドンマラソンが行われました。

 

今回のロンドンマラソンには日清食品グループ所属の佐藤悠基選手がエントリーしていました。佐藤選手の順位とタイムはどうだったんでしょうか?

ロンドンマラソン2016結果速報

※上位10名と佐藤悠基選手のみ

順位 選手名 所属 タイム
1 Kipchoge, Eliud  ケニア 2:03:05
2 Biwott, Stanley ケニア 2:03:51
3 Bekele, Kenenisa エチオピア 2:06:36
4 Ghebreslassie, Ghirmay  エリトリア 2:07:46
5 Kipsang, Wilson  ケニア 2:07:52
6 Regassa, Tilahun エチオピア 2:09:47
7 Lemma, Sisay エチオピア 2:10:45
8 Hawkins, Callum イギリス 2:10:52
9 Kimetto, Dennis  ケニア 2:11:44
10 Kibrom, Ghebre エリトリア 2:11:56
11 佐藤 悠基 日清食品 2:12:14

感想

佐藤悠基選手は11位で2時間12分14秒という結果でした。一応自己ベストですが、優勝者に9分以上も差をつけられているので残念な結果です。

 

一方、優勝したキプチョゲ選手は世界歴代2位の好記録でした。ちなみに世界記録はキメット選手の2時間02分57秒です。あと8秒なので惜しかったですね。

 

キプチョゲ選手と佐藤悠基選手のラップタイムを見ていきましょう。

 

キプチョゲと佐藤悠基のラップタイム

※()内はラップタイム

  キプチョゲ 佐藤悠基
5km 14:16 15:19
10km 28:37(14:21) 30:40(15:21)
15km 43:17(14:40) 45:59(15:19)
20km 58:10(14:53) 1:01:21(15:22)
ハーフ 1:01:24 1:04:46
25km 1:12:39(14:29) 1:16:54(15:33)
30km 1:27:13(14:34) 1:32:37(15:43)
35km 1:42:07(14:54) 1:48:21(15:44)
40km 1:56:49(14:42) 2:04:47(16:26)
フィニッシュ 2:03:05(6:16) 2:12:14(7:27)

キプチョゲ選手はペースメーカーについていって世界記録を狙えるようなペースで走っています。しかし、少し10kmまでが速すぎると思います。もう少し遅ければ世界記録もあったと思います。ペースメーカーは設定通り走ったんでしょうか?

 

走り終わった後もかなり余裕がありましたね。多分リオオリンピックに出場すると思いますが、優勝に1番近い選手ではないでしょうか。これまでのマラソン成績を調べてみたら、7戦6勝2着1回、最低タイム2時間05分30秒という驚異的な成績でした。

 

オリンピックはペースメーカーがいないので、単純に速さだけでは勝てませんが、出場選手の中で最強なのは間違いないでしょう。

 

佐藤悠基選手は後ろのペースメーカーについていく選択をしたようです。14分16秒なんて付いて行ったら確実に失速しますからね。さすがに村山謙太選手でも付いていかないでしょう。

 

しかし、前半のペースが遅い割に35kmからの落ち方がひどいですね。佐藤悠基選手は2時間10分を切れるんでしょうか?