ホクレン2022 20周年記念大会

2022年6月22日にホクレンディスタンスチャレンジの20周年記念大会が深川で行われました。

今大会はオレゴン世界陸上の参加標準記録をターゲットタイムにしている種目が多かったです。

この記事では20周年記念大会の結果と感想について書いています。

 

ホクレン20周年記念大会の結果と感想

男子800m

オレゴン世界陸上参加標準記録:1:45.20

 

1位 1:46.34 金子魅玖人(中央大学) 

2位 1:46.40 薄田健太郎(筑波大学)

3位 1:47.13 山﨑優希(広島経済大学)

4位 1:48.46 前川優月(SMILEY)

5位 1:48.94 石井優吉(ペンシルベニア州立大学)

6位 1:51.69 飯濵友太郎(立教大学)

女子1000m

日本記録:2:37.72

 

1位 2:37.33 田中希実(豊田自動織機)※日本新記録

2位 2:39.27 塩見綾乃(岩谷産業)

 

田中希実選手が日本記録を更新しました。

まだまだ記録を更新できそうなので、来年も挑戦してほしいです。

女子5000m

オレゴン世界陸上参加標準記録:15:10.00

 

1位 15:29.46 大森菜月(ダイハツ)

2位 15:56.77 内藤早紀子(パナソニック)

3位 16:09.11 中村優希(パナソニック)

4位 16:13.68 小松優衣(松山大学)

5位 16:19.63 兼友良夏(京セラ)

 

大森菜月選手が自己ベストに近いタイムでゴールしています。

久しぶりの15分30秒切りということで、大森選手は満足しているようでした。

昨年度はハーフマラソンで自己ベストを更新していて、マラソンで大幅な自己ベスト更新が期待できます。

 

女子3000m障害

オレゴン世界陸上参加標準記録:9:30.00

 

1位 9:49.66 西出優月(ダイハツ)

2位 10:05.08 石澤ゆかり(日立)

 

積極的に記録を狙いにいきましたが、後半でペースが落ちてしまいました。

それでも、セカンドベストの良いタイムが出たと思います。

男子3000m障害

オレゴン世界陸上参加標準記録:8:22.00

 

1位 8:29.33 潰滝大記(富士通)

2位 8:38.47 内田賢利(立教大学)

3位 8:39.25 吉田光汰(埼玉医科大学G)

途中棄権 楠康成(阿見AC) 

 

潰滝大記選手がオレゴン世界陸上の参加標準記録には届きませんでしたが、8分30切りの好タイムが出ています。

女子1500m

オレゴン世界陸上参加標準記録:4:04.20

 

1位 4:12.12 後藤夢(豊田自動織機)

2位 4:18.26 康本花梨(ユニクロ)

3位 4:29.89 朝日春瑠(ユニクロ)

4位 4:30.14 正司瑠奈(環太平洋大学)

5位 4:43.16 阿部円海(ユニクロ)

 

後藤夢選手が自己ベストにわずかに届きませんでした。

本人のコメントにもありましたが、ラストで上げられなかったのが残念でした。

 

康本花梨選手は自己ベストの好タイムが出ています。

男子1500m

オレゴン世界陸上参加標準記録:3:35.00

 

1位 3:36.63 荒井七海(Honda)※日本歴代3位

2位 3:38.35 館澤亨次(DeNA)

3位 3:40.04 飯島陸斗(阿見AC)

4位 3:40.70 グエム・アブラハム(阿見AC)

5位 3:40.72 森田佳祐(SUBARU)

6位 3:41.90 高橋佑輔(北海道大学)

7位 3:47.50 片山直人(環太平洋大学)

8位 3:47.91 木村理来(愛三工業)

9位 3:48.46 秦将吾(大塚製薬)

10位 3:52.43 河村一輝(トーエネック)

11位 3:54.33 的野遼大(三菱重工)

12位 4:03.14 大竹康平(レディ薬局)

途中棄権 飯澤千翔(東海大学)

 

荒井七海選手が自己ベストで日本歴代3位のタイムを出しました。

館澤亨次選手も好タイムの自己ベストです。

日本選手権2位の飯島陸斗選手も自己ベストです。

 

日本選手権優勝の飯澤千翔選手は途中棄権、日本記録保持者の河村一輝選手は早い段階で遅れてしまいました。

 

男子5000m

オレゴン世界陸上参加標準記録:13:13.50

 

1位 13:12.90 ジャスティス・ソゲット(Honda)

2位 13:22.62 ワンブア・タイタス(埼玉医科大学G)

3位 13:24.39 ジャクソン・カベサ(Honda)

4位 13:27.12 ジェームス・ムオキ(コニカミノルタ)

5位 13:29.21 塩尻和也(富士通)

6位 13:34.20 松枝博輝(富士通)

7位 13:40.35 清水歓太(SUBARU)

8位 13:47.48 横手健(富士通)

9位 13:48.28 佐藤圭汰(駒澤大学)

10位 13:50.78 塩澤稀夕(富士通)

11位 14:02.15 村山紘太(GMOインターネットグループ)

12位 14:12.49 市田宏(旭化成)

13位 14:12.87 小袖英人(Honda)

 

ペースメーカーをしていたジャスティス・ソゲット選手が自己ベストを更新しています。

12分台を出せるんじゃないでしょうか。

 

日本人トップは塩尻和也選手でした。

オレゴン世界陸上の参加標準記録ペースに3000mまでは付いていけていましたが、3000m過ぎから遅れました。

 

日本選手権で上位に入った松枝博輝選手と清水歓太選手は強さは見せましたが、記録は出ませんでした。

 

オレゴン世界陸上の日本代表は遠藤日向選手だけになりそうです。

女子10000m

オレゴン世界陸上参加標準記録:31:25.00

 

1位 31:58.17 萩谷楓(エディオン)

2位 32:18.72 川口桃佳(豊田自動織機)

3位 32:30.21 棚池穂乃香(大塚製薬)

4位 33:37.12 荘司麻衣(ユニクロ)

 

萩谷楓選手はオレゴン世界陸上の参加標準記録ペースに付いていきましたが、 6000m過ぎから落ち始めました。

今回の結果で、女子10000mの日本代表は小林成美選手になりそうです。

萩谷選手は5000mで日本代表に選ばれると思うので、5000mで頑張って欲しいです。

男子10000m

オレゴン世界陸上参加標準記録:27:28.00

 

1位 27:20.66 ベナード・コエチ(九電工)

2位 27:29.85 アレクサンダー・ムティソ(NDソフト)

3位 28:13.65 市田孝(旭化成)

4位 28:15.95 井川龍人(早稲田大学)

5位 28:18.55 栃木渡(日立物流)

6位 28:24.96 井上大仁(三菱重工)

7位 28:37.53 荻久保寛也(ヤクルト)

8位 28:46.61 林田洋翔(三菱重工)

9位 28:54.15 森山真伍(YKK)

10位 28:59.54 西山和弥(トヨタ自動車)

11位 29:01.04 中村信一郎(九電工)

12位 29:17.01 太田智樹(トヨタ自動車)

13位 29:18.51 茂木圭次郎(旭化成)

途中棄権

相葉直紀(中電工)

大池達也(トヨタ紡織)

 

男子10000mもベナード・コエチ選手がペースメーカーをしながらトップでゴールしました。

 

オレゴン世界陸上の参加標準記録ペースに1番長く付いていったのは森山真伍選手です。

森山選手は5000mまでは付いていきましたが、後半は大幅にペースが落ちました。

 

日本人選手は全然タイムが出ませんでした。

コエチ選手やムティソ選手のタイムを見ると、そんなにタイムが出にくい状況だったようにも見えないんですが、日本人選手はダメでした。

 

井川龍人選手が日本人選手の中では1番良い走りだったと思います。

 

オレゴン世界陸上の日本代表は田澤廉選手だけになりそうです。