クイーンズ駅伝2023結果と感想!積水化学が優勝

2023年11月26日に第43回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)が行われました。

この記事では総合順位とタイム、区間賞、各チームの区間順位と感想について書いています。

 

クイーンズ駅伝2023結果

公式結果サイト

総合順位・タイム

優勝 2:13:13 資生堂

2位 2:14:58 JP日本郵政グループ

3位 2:15:01 パナソニック

4位 2:15:07 資生堂

5位 2:15:57 ダイハツ

6位 2:16:27 第一生命グループ

7位 2:16:29 天満屋

8位 2:16:34 岩谷産業

↑ここまでがシード権獲得


9位 2:17:47 三井住友海上

10位 2:17:48 エディオン

11位 2:17:52 ユニクロ

12位 2:17:53 ルートインホテルズ

13位 2:19:05 スターツ

14位 2:19.19 大塚製薬

15位 2:20:14 ユニバーサルエンターテインメント

16位 2:20:17 九電工

17位 2:20:23 京セラ

18位 2:20:26 しまむら

19位 2:20:48 日立

20位 2:21:10 センコー

21位 2:22:57 ニトリ

22位 2:23:15 ヤマダホールディングス

23位 2:23:23 ワコール

24位 2:23:48 キヤノン

25位 2:23:54 豊田自動織機

 

予想記事

区間賞

1区 五島莉乃(資生堂)

2区 山本有真(積水化学)

3区 廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)

4区 アグネス・ムカリ(京セラ)

5区 高島由香(資生堂)

6区 大東優奈(天満屋)

 

上位チームの区間順位と感想

優勝 積水化学

予想順位 優勝

区間順位

1区 5位 田浦英理歌

2区 1位 山本有真

3区 2位 佐藤早也伽

4区 7位 佐々木梨七

5区 2位 新谷仁美

6区 6位 森智香子

 

安定した強さでした。

1区の田浦英理歌選手は飛び出した五島莉乃選手には付いていかずに、2位集団で走っていました。

1区で遅れなかったのは大きかったと思います。

2区の山本有真選手は区間賞の走りで、差を詰めました。

1区予想が2区だったので、調子がどうなのかなと思いましたが、良い走りでした。

 

3区の佐藤早也伽選手はMGC欠場から上手く仕上げてきました。

佐藤選手は競り合いには強いんですよね。

4区の佐々木梨七選手は外国人選手に負けない強さでした。

今シーズンは良い結果が出ていなかったので、オーダーからは外れると思っていました。

 

5区の新谷仁美選手は安定した強さでした。

5区で優勝がほぼ確実になりました。

6区の森智香子選手が無難につないで、2年ぶりの優勝となりました。

2位 JP日本郵政グループ

予想順位 4位

区間順位

1区 12位 菅田雅香

2区 2位 牛佳慧

3区 1位 廣中璃梨佳

4区 14位 小坂井智絵

5区 6位 鈴木亜由子

6区 4位 和田有菜

 

1区の菅田雅香選手は積極的に五島莉乃選手に付いていきましたが、後半は落ちてしまい、2位集団にも付いていけませんでした。

2区の牛佳慧選手は区間2位の走りで順位を上げました。

ここで上位にいったのは大きかったと思います。

3区の廣中璃梨佳選手はさすがの区間賞でした。

序盤から積極的に前を追っていきました。

 

5区の鈴木亜由子選手は後半で落ちてしまいました。

6区の和田有菜選手はトラックの成績が全然ダメだったので、オーダーに入らないと予想していました。

しかし、アンカーで4位から2位に順位を上げる良い走りでした。

3位 パナソニック

予想順位 8位

区間順位

1区 6位 信櫻空

2区 2位 内藤早紀子

3区 3位 渡邊菜々美

4区 4位 ジャネット・ニーヴァ

5区 8位 中村優希

6区 7位 森田香織

 

全体的に予想より速く、良い駅伝だったと思います。

2区を走った内藤早紀子選手は引退レースだったそうです。

短い区間を走ることが多く、安定して区間上位で走る強い選手でした。

 

3区の渡邊菜々美選手は区間3位の素晴らしい走りでした。

故障していましたが、強さが戻ってきました。

日本選手権10000mにエントリーしているので、こちらも楽しみです。

4位 資生堂

予想順位 2位

区間順位

1区 1位 五島莉乃

2区 5位 井手彩乃

3区 20位 一山麻緒

4区 2位 ジェプングティチ・ジュディ

5区 1位 高島由香

6区 12位 前田海音

 

1区の五島莉乃選手が序盤から飛び出して、区間新記録の素晴らしい走りで2位に39秒差をつけました。

日本選手権10000mにエントリーしているので、この調子で好記録を出してほしいです。

良いスタートを切ったんですが、3区の一山麻緒選手が遅すぎました。

MGCから上手く調整できなかったんでしょうか。

 

4区のジュディ選手と5区の高島由香選手は素晴らしい走りでした。

高島選手は強さが戻ってきました。

日本選手権10000mにもエントリーしています。

 

5位 ダイハツ

予想順位 7位

区間順位

1区 4位 大森菜月

2区 8位 武田千捺

3区 4位 加世田梨花

4区 12位 西出優月

5区 3位 松田瑞生

6区 13位 前田彩里

 

全体的に予想以上に速かったです。

加世田梨花選手は世界陸上・MGCを走った後でしたが、区間4位の好走でした。

日本選手権10000mにもエントリーしていて、試合に出まくりますね。

 

MGC欠場だった松田瑞生選手は5区3位でした。

まだまだという感じに見えましたが、来年のマラソンは期待できそうです。

6位 第一生命グループ

予想順位 3位

区間順位

1区 2位 小海遥

2区 4位 櫻川響晶

3区 8位 鈴木優花

4区 14位 原田紋里

5区 9位 飛田凜香

6区 3位 古川結美

 

鈴木優花選手が予想より遅かったです。

今回はMGCで上位に入った選手が苦戦しました。

小海遥選手は1区だともっと稼いでほしいです。

このチームのベストオーダーは1区飛田3区小海5区鈴木だと思います。

関谷夏希選手も加われば、優勝を狙える戦力があると思います。

7位 天満屋

予想順位 6位

区間順位

1区 7位 谷本観月

2区 11位 立迫志穂

3区 12位 松下菜摘

4区 17位 西村美月

5区 3位 前田穂南

6区 1位 大東優奈

 

MGCを走った選手が4人入って、ベストオーダーが組めたと思います。

内容も全体的に良く、4年ぶりのクイーンズ8となりました。

6区の大東優奈選手は区間賞の素晴らしい走りでした。

5区の前田穂南選手も好走で、来年のマラソンが楽しみです。

8位 岩谷産業

予想順位 10位

区間順位

1区 15位 安井絵理奈

2区 14位 久木柚奈

3区 5位 川村楓

4区 12位 前田梨乃

5区 5位 中野円花

6区 11位 若井莉央

 

プリンセス駅伝と変わらない素晴らしい内容でした。

3区の川村楓選手の区間5位の好走が大きかったと思います。

13位から6位に上げて、その後の区間はずっと8位以内を走っていました。

かなり強いチームになってきましたね。

 

9位 三井住友海上

予想順位 11位

区間順位

1区 3位 樺沢和佳奈

2区 17位 片貝洋美

3区 14位 清水萌

4区 10位 カマウ・タビタ・ジェリ

5区 15位 松田杏奈

6区 5位 西山未奈美

 

樺沢和佳奈選手は最低でも2位争いには勝ちたかったと思います。

ただ、チームとしてはまずまずのスタートだったと思います。

クイーンズ8に入るには3区と5区でもっと速く走りたいです。

小松優衣選手や小林成美選手が上がってくれば、上位も狙えるチームです。

10位 エディオン

予想順位 5位

区間順位

1区 8位 水本佳菜

2区 19位 江口美咲

3区 11位 矢田みくに

4区 21位 工藤杏華

5区 11位 市田美咲

6区 2位 細田あい

 

細田あい選手が6区に入っているのを見て、クイーンズ8が危なくなったかもと思いました。

調子が良ければ長い区間に入ってくる選手です。

 

1区に注目していましたが高卒ルーキーの水本佳菜選手が走りました。

区間8位の好走でした。

1年目から結果を出してきます。

2~5区は全体的に悪く、クイーンズ8から落ちてしまいました。

11位 ユニクロ

予想順位 9位

区間順位

1区 20位 川口桃佳

2区 13位 後藤夢

3区 6位 吉川侑美

4区 12位 康本花梨

5区 10位 尾方星華

6区 8位 中村麻衣

 

川口桃佳選手は力がある選手ですが、どうしたんでしょうか。

後藤夢選手も良くなくて、厳しい序盤でした。

3区の吉川侑美選手が区間6位の好走で、クイーンズ8が見える位置までいきました。

しかし、序盤の遅れが大きく、クイーンズ8には入れませんでした。

12位 ルートインホテルズ

予想順位 17位

区間順位

1区 13位 日髙侑紀

2区 16位 三原梓

3区 18位 堀尾和帆

4区 6位 パウリン・カムル

5区 13位 保科琴音

6区 9位 坂本ちほ

 

過去最高順位でした。

プリンセス駅伝も2位で好成績でした。

大きく遅れる選手がいなかったのが良かったと思います。

 

 

前回の結果

【管理人】はりくぶ

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  • 何となくだけど新谷さんのバランスがぶれていて、走りにくそうだったような?ちょっと目標が定まって無かったような?覇気を感じなくなかったですか?
    2年前もだけど新谷さんが5区を走る時は区間賞は何故かとれないけど、お膳立てが整っていて何故か優勝している。不思議な縁。新谷さんが3区でも今年は勝てたとは思いますが。佐々木さんの走りがスーパーボーナスでしたね!佐々木さんは怪我無く本気で調整したら、15切りまでいけるでしょうか?
    資生堂は3区以外全て予定通りだったと思います。一山さんが本調子なら3区は悪くてもあと30秒速く走ったと思います。1区3区逆か3区高島だったら各チーム相当に嫌で、連覇確率かなり高かったと思います。3区外れたのは恐らく五島さんの日本選手権への負担を考えたのでは?廣中さんの記録破ったので、30分台では走りそうです。
    野口英盛監督のインタビューは駅伝ファンからしてみたらレア物。お若くて昔のままで、びっくり!!長門監督、岩水、清野、松瀬さんもですが、順天堂OBは選手、指導者と卒業後が優秀な印象。あまり聞かないけど、駒澤、青学OBからも優秀な指導者(前田監督のように)は出てくるでしょうか?

    • 新谷選手に関しては私は特に違和感はなかったです。
      覇気は先頭だったからだと思います。
      5区よりは3区の方が向いてそうですが、佐藤選手も3区の方が良さそうなんですよね。
      佐々木選手の15切りは挑戦して欲しいですね。

      資生堂は一山選手の調子が良ければ優勝もありましたね。
      五島選手の1区は日本選手権ではなく、逃げ切りを狙ったと思います。
      一山選手の調子が良ければ成功していました。

      駅伝監督に関しては青学OBはこれからでしょう。
      駒澤は藤田監督と前田監督がいますし、宇賀地さんも監督になると思います。

  • 五島、廣中、高島、新谷の安定した快走は見事。五島、新谷(マラソンからの復帰途上)の独走は数字以上に強い。五島はパリ後はマラソンかな?フォームが違う気もするけど。
    ただ、意地悪言うと、かつての
    野口、渋井、福士、赤羽、コバユリのように
    ここ数年トップの顔が代わり映えしないような?鈴木亜、松田、一山、前田、安藤等も当たり前に聞く名前ばかりで新顔が上位を脅かしてはいない。
    4区で助っ人と遜色無い走りした佐々木、1区健闘の小海辺りが五島廣中を打ち負かせば、更に高いレベルへと引き上がりそうなのだが?名城勢にも一頑張りしてもらいたい。都王路、富士山、都道府県での新星登場を願いたい。ドルーリーがどんな記録を出すか?

    • 単独走に強い選手は駅伝で安定した結果を残しますね。
      五島選手のマラソンも見たいですね。
      フォームは変わるんじゃないでしょうか。

      若い選手も出てきていると思います。
      鈴木優花選手はMGCで優勝しましたし、廣中選手はすでにトップレベルです。
      あとは小海選手、山本選手、佐々木選手、樺沢選手など楽しみな選手が多いです。

  • 牛佳慧さんが潜在能力を発揮してきたかも?
    スピードあってダイナミックな走りは昔駅伝エースとして活躍した小鳥田さんを思い浮かばせる。
    体が絞れてくると一気に伸びてきそう。世界7位と切磋琢磨して、来年は5000M15分1桁、駅伝は1区を狙って欲しい。

    • 牛佳慧選手は着実に伸びていますね。
      トラックはタイムを出せていないので、自己ベストを大幅に更新してほしいです。

    • 今回は多かったですね。
      陸上に詳しくなさそうな感じの人でした。

    • 信州人さんは、和田選手の復調や、小林選手の欠場はどう思われますか?和田さんが5区を走って鈴木さんをアンカーに回せるようになると積水と戦えそうですが?
      小林さんはどうしてしまったか?和田さんを追って日本郵政に移ってくるなんてストーリーはありますかね?

      • 日本郵政が積水と対等に戦うには、和田選手より やはり鈴木選手が完全復調して10km区間を走る方が理想的だと思います。

        小林選手に関しては、今シーズンはほとんどレースに出てなくて 今回もメンバー登録すらされてなかったので、故障以外に考えられる理由として…
        名城時代はコロナ禍と言う事で、何度も代表になりながら大会が中止になったりして かなりメンタル面に影響が有ったと思うので、それが未だに続いてるのかも?