２０２３年７月１２～１６日に第２５回アジア陸上競技選手権大会がタイのバンコクで行われました。
この記事では日本人選手の結果まとめと感想について書いています。
アジア選手権2023バンコク結果と感想
男子100m
栁田大輝(東洋大学)
金メダル 10.02※日本歴代７位タイ
坂井隆一郎(大阪ガス)
６位 10.26
栁田大輝選手が日本歴代７位の好タイムを出しました。
無風での記録なので、近いうちに９秒台が出そうです。
栁田大輝選手と坂井隆一郎選手は世界ランキングで、ブダペスト世界陸上に出場できる可能性が高いです。
男子200m
鵜澤飛羽(筑波大学)
金メダル 20.23※日本歴代８位タイ
上山紘輝(住友電工)
銅メダル 20.53
鵜澤飛羽選手が日本歴代８位タイのタイムで優勝しました。
向かい風0.4mでの記録です。
ブダペスト世界陸上では、ファイナルと日本記録が期待できます。
男子400m
佐藤拳太郎(富士通)
金メダル 45.00※日本歴代２位
佐藤風雅(ミズノ)
銀メダル 45.13※日本歴代５位タイ
日本人選手のワンツーフィニッシュで、記録も素晴らしいです。
３２年前の日本記録更新も見えてきたんじゃないでしょうか。
マイルリレーも日本記録が出そうです。
メダル争いにも絡めるんじゃないでしょうか。
男子800m
川元奨(スズキ)
８位 1:49.59
金子魅玖人(中央大学)
準決勝敗退 1:49.73
男子1500m
高橋佑輔(北海道大学大学院)
銀メダル 3:42.04
河村一輝(トーエネック)
８位 3:45.46
高橋佑輔選手はラストの直線前はトップを走っていましたが、ラスト100mで抜かれてしまいました。
しかし、銀メダル獲得は素晴らしいです。
男子5000m
遠藤日向(住友電工)
金メダル 13:34.94
塩尻和也(富士通)
銀メダル 13:43.92
日本人選手のワンツーフィニッシュでした。
塩尻選手が先頭を走り、残り２周で遠藤選手が抜け出しました。
塩尻選手が良いペースで引っ張ったことで、タイムもまずまずです。
２人ともブダペスト世界陸上に出場できそうなので、予選を突破してほしいです。
男子10000m
田澤廉(トヨタ自動車)
金メダル 29:18.44
今江勇人(GMOインターネットグループ)
４位 29:34.28
田澤廉選手が厳しいコンディションの中、優勝しました。
ブダペスト世界陸上出場のために、タイムも狙いたかったところですが、コンディションが厳しすぎました。
残念ながら男子10000mは出場者なしになりそうです。
男子110mハードル
高山峻野(ゼンリン)
金メダル 13.29
横地大雅(TeamSSP)
５位 13.59
男子400mハードル
児玉悠作(ノジマT&FC)
銀メダル 48.96
筒江海斗(STW)
準決勝敗退 50.09
男子3000mSC
青木涼真(Honda)
金メダル 8:34.91
砂田晟弥(プレス工業)
銅メダル 8:39.17
青木涼真選手が優勝して、タイムもまずまずでした。
これで世界ランキングでブダペスト世界陸上に出場できそうです。
日本選手権の順位は低いんですが、上位の選手で３枠が埋まらなさそうです。
砂田晟弥選手も３位に入って、ポイントを伸ばすことができました。
ブダペスト世界陸上出場は微妙なラインです。
男子20km競歩
村山裕太郎(富士通)
金メダル 1:24:41
住所大翔(順天堂大学大学院)
途中棄権
男子走高跳
長谷川直人(新潟アルビレックスRC)
４位 2m23
赤松諒一(アワーズ)
５位 2m23
男子棒高跳
柄澤智哉(日本体育大学)
４位 5m51
男子走幅跳
城山正太郎(ゼンリン)
６位 8m01
男子三段跳
池畠旭佳瑠(駿大AC)
銀メダル 16m73
伊藤陸(スズキ)
１３位 15m47
男子砲丸投
奥村仁志(東京陸協)
９位 17m69
男子円盤投
堤雄司(ALSOK群馬)
５位 58m90
湯上剛輝(トヨタ自動車)
７位 57m85
男子ハンマー投
福田翔大(日本大学大学院)
銅メダル 71m80
柏村亮太(ヤマダホールディングス)
４位 71m24
男子やり投
ディーン元気(ミズノ)
金メダル 83m15
新井涼平(スズキ)
５位 72m43
男子十種競技
丸山優真(住友電工)
金メダル 7745点
田上駿(陸上物語)
４位 7187点
女子100m
君嶋愛梨沙(土木管理総合)
５位 11.56
御家瀬緑(住友電工)
準決勝棄権
女子200m
鶴田玲美(南九州ファミリーマート)
５位 23.48
君嶋愛梨沙(土木管理総合)
８位 28.00
女子400m
久保山晴菜(如水会今村病院)
４位 53.80
松本奈菜子(東邦銀行)
５位 53.89
女子800m
池崎愛里(ダイソー)
４位 2:04.21
塩見綾乃(岩谷産業)
５位 2:04.25
女子1500m
田中希実(New Balance)
金メダル 4:06.75
後藤夢(ユニクロ)
銀メダル 4:13.25
田中希実選手が圧倒的な強さで優勝しました。
300m前から先頭を走り、ラスト１周の時点で独走でした。
ラスト１周でペースを上げて、大差をつけました。
後藤夢選手は２位に入って、ポイントを伸ばしました。
世界ランキングでブダペスト世界陸上に出場できそうです。
女子5000m
山本有真(積水化学)
金メダル 15:51.16
渡邊菜々美(パナソニック)
欠場
山本有真選手が優勝でした。
持ちタイムでは格上の選手もいましたが、勝てて良かったです。
タイムはそんなに速くないですが、アジア選手権は順位点が高いので、ポイントを伸ばすことができました。
日本選手権は８位でしたが、上位の選手で３枠が埋まりそうにないので、ブダペスト世界陸上に出場できそうです。
渡邊菜々美選手も世界ランキングで良い位置にいたんですが、欠場で圏外のままです。
女子10000m
小海遥(第一生命グループ)
金メダル 32:59.36
川口桃佳(ユニクロ)
銀メダル 33:18.72
日本人選手のワンツーフィニッシュでした。
小海遥選手は最近は安定して強いですね。
GGNでは10000m３位、日本選手権では5000m３位でした。
女子100mハードル
寺田明日香(ジャパンクリエイト)
銀メダル 13.13
青木益未(七十七銀行)
銅メダル 13.26
女子400mハードル
宇都宮絵莉(長谷川体育施設)
銀メダル 57.73
山本亜美(立命館大学)
銅メダル 57.80
優勝タイムが５７秒５０なので勝ちたかったです。
山本亜美選手は５６秒台で優勝していれば、世界ランキングでのブダペスト世界陸上出場の可能性が高かったと思います。
女子3000mSC
吉村玲美(CramerJapanTC)
銅メダル 9:48.48
森智香子(積水化学)
５位 9:56.67
吉村玲美選手はポイントを伸ばすことは出来ましたが、ブダペスト世界陸上出場までは届かなそうです。
残念ですが、この種目は出場者なしになりそうです。
女子4×100mリレー
藏重みう(甲南大学)
君嶋愛梨沙(土木管理総合)
鶴田玲美(南九州ファミリーマート)
御家瀬緑(住友電工)
銀メダル 43.95
女子4×400mリレー
久保山晴菜(如水会今村病院)
松本奈菜子(東邦銀行)
青野朱李(NDソフト)
山本亜美(立命館大学)
４位 3:35.26
女子20km競歩
梅野倖子(順天堂大学)
銅メダル 1:36.18
内藤未唯(神奈川大学)
４位 1:37.35
女子走高跳
髙橋渚(メイスンワーク)
５位 1m83
女子棒高跳
諸田実咲(アットホーム)
４位 4m00
台信愛(日本体育大学)
７位 3m80
女子走幅跳
秦澄美鈴(シバタ工業)
金メダル 6m97※日本記録
髙良彩花(JAL)
５位 6m32
秦澄美鈴選手は日本記録で優勝しました。
ついに１７年前の日本記録を更新しました。
ブダペスト世界陸上の参加標準記録を突破しています。
世界陸上でもこの跳躍が出来れば、メダルが狙えると思います。
女子三段跳
森本麻里子(内田建設AC)
金メダル 14m06
髙島真織子(九電工)
４位 13m63
女子砲丸投
郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)
７位 16m02
女子円盤投
齋藤真希(東海大学大学院)
４位 54m19
郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)
５位 53m72
女子ハンマー投
マッカーサー・ジョイ・アイリス(NMFA)
銀メダル 66m56
村上来花(九州共立大学)
銅メダル 64m17
女子やり投
斉藤真理菜(スズキ)
金メダル 61m67
上田百寧(ゼンリン)
６位 57m25
女子七種競技
山﨑有紀(スズキ)
銅メダル 5696点
大玉華鈴(日体大SMG)
４位 5487点
混合4×400mリレー
今泉堅貴(筑波大学)
久保山晴菜(如水会今村病院)
佐藤風雅(ミズノ)
松本奈菜子(東邦銀行)
銅メダル 3:15.71※日本記録