2020年12月4日に第104回日本陸上競技選手権大会の男子10000mが行われました。
今回の日本選手権は東京オリンピックの日本代表選手選考競技会になっていました。
この記事では結果と感想をまとめています。
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日本記録:27:29.69
東京オリンピック参加標準記録:27:28.00
1位 27:52.35 市田孝(旭化成)
2位 27:54.06 中谷雄飛(早稲田大学)
3位 27:55.59 太田直希(早稲田大学)
4位 28:01.29 大六野秀畝(旭化成)
5位 28:08.83 塩澤稀夕(東海大学)
6位 28:12.63 相葉直紀(中電工)
7位 28:15.57 鈴木大貴(YKK)
8位 28:16.67 東瑞基(愛三工業)
9位 28:17.60 倉田翔平(GMOインターネットグループ)
10位 28:19.54 聞谷賢人(トヨタ紡織)
11位 28:25.58 横井裕仁(NTN)
12位 28:25.74 田村友佑(黒崎播磨)
13位 28:28.01 中村高洋(京セラ鹿児島)
14位 28:38.48 宮脇千博(トヨタ自動車)
15位 28:45.69 今井崇人(旭化成)
16位 28:58.92 坂田昌駿(中央発條)
17位 28:59.92 湯澤舜(SGHグループ)
18位 29:15.54 山藤篤司(トヨタ自動車)
まさかB組から27分台が出るとは思いませんでした。
3人も27分台が出ています。
市田孝選手は中盤から先頭を走っていました。
先頭を引っ張る時間が長かったんですが、ラスト1kmは2分37秒に上げています。
中谷雄飛選手は積極的に最初の3000mを引っ張って良い流れを作りました。
27分台を出してやろうという強い気持ちを感じました。
終盤は太田直希選手と競り合えたのが、27分台につながったと思います。
太田直希選手も27分台で、早稲田大学から一気に2人27分台が出ました。
先頭集団から離れた後は3位集団に付いていました。
大六野秀畝選手は27分台は出ませんでしたが、中盤以降はずっと3位集団を引っ張っていて強い内容でした。
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優勝 27:18.75 相澤晃(旭化成)※日本記録
2位 27:25.73 伊藤達彦(Honda)※日本歴代2位
3位 27:28.92 田村和希(住友電工)※日本歴代3位
4位 27:34.86 河合代二(トーエネック)
5位 27:36.29 鎧坂哲哉(旭化成)
6位 27:36.93 大迫傑(Nike)
7位 27:41.84 佐藤悠基(SGHグループ)
8位 27:46.09 田澤廉(駒澤大学)
9位 27:50.09 村山謙太(旭化成)
10位 27:52.27 丸山竜也(八千代工業)
11位 27:57.36 茂木圭次郎(旭化成)
12位 27:58.40 大池達也(トヨタ紡織)
13位 27:58.52 池田耀平(日本体育大学)
14位 27:58.63 青木祐人(トヨタ自動車)
15位 27:59.40 井上大仁(三菱重工)
16位 28:03.33 小椋裕介(ヤクルト)
17位 28:04.56 大石港与(トヨタ自動車)
18位 28:05.37 浦野雄平(富士通)
19位 28:08.94 天野誠也(自衛隊体育学校)
20位 28:09.50 延藤潤(マツダ)
21位 28:16.27 村山紘太(旭化成)
22位 28:17.38 今井篤弥(トヨタ自動車九州)
23位 28:18.10 鈴木祐希(カネボウ)
24位 28:18.48 鈴木健吾(富士通)
25位 28:19.83 藤曲寛人(トヨタ自動車九州)
26位 28:24.62 鈴木塁人(SGHグループ)
27位 28:32.00 鈴木洋平(愛三工業)
28位 28:54.30 西山和弥(東洋大学)
29位 29:03.50 設楽悠太(Honda)
途中棄権 西山雄介(トヨタ自動車)
1000m:2:45
2000m:5:29
3000m:8:13
4000m:10:57
5000m:13:41
6000m:16:24
7000m:19:10
8000m:21:55
9000m:24:41
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全体的に予想を大きく上回る結果でした。
日本記録更新が3人、27分台が15人は予想不可能なレベルです。
ベナード・コエチ選手が良いペースで引っ張ってくれました。
相澤晃選手は日本記録を上回るペースでも最後まで全く落ちませんでした。
ラストは上がっています。
箱根駅伝の時と同じで伊藤達彦選手と競り合ったのが良かったと思います。
優勝は予想していましたが、タイムは20秒くらい速かったです。
相澤晃選手は日本代表選手に内定です。
東京オリンピックの参加標準記録を突破しての優勝でした。
男子10000mで内定者が出るとは思いませんでした。
伊藤達彦選手も東京オリンピックの参加標準記録を突破しています。
まだ2人しか突破していないので、大きな結果です。
苦しくなってからも粘れる選手です。
田村和希選手は東京オリンピックの参加標準記録まで約1秒届きませんでした。
レース後はかなり悔しい様子でした。
河合代二選手は日本歴代6位でした。
29歳ですが、最近はどんどん記録を更新しています。
5~7位は実績のある選手が続いています。
大迫傑選手は自己ベスト更新です。
鎧坂哲哉選手と佐藤悠基選手もまだまだ強いです。
田澤廉選手は現役大学生で最速タイムを出しています。
B組の中谷雄飛選手の記録は意識していたと思います。
池田耀平選手も27分台を出して、大学生の27分台ランナーが一気に4人になりました。
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結果的にコエチ選手がいいアシストをしたと思いますが…
まさか3人も日本記録を更新するとは全く予則出来ませんでした。
優勝した相澤晃選手は、今年の箱根2区の05分台や先日のニューイヤー予選の結果を見ても それなりの走りはすると思ってましたが、まさかこのタイムでの日本記録には驚きました。
特に終盤のロングスパートは近くで見ていて1万mではなく5千mを見ている感覚でした。
2位の伊藤達彦選手の走りは、相澤選手以上に驚きました。
箱根2区での走りや今シーズンも27台を出していたので それなりの走りは期待していましたが、まさか日本記録とは全く予則出来ませんでした。
表情は苦しくなっても身体が動いてペースが落ちないのが凄いです。
相澤選手と伊藤選手の競り合う場面では、スタンドのあちこちから『箱根の再現だ!』みたいな言葉が飛び交っていました(笑)
今日 福岡国際で優勝した吉田祐也選手を見たら、相澤選手や伊藤選手も早くマラソンでの走りを見たくなりました。
3位の田村和希選手は、五輪参加標準に惜しくも届きませんでしたが…
確か去年も優勝しながら 世界陸上の参加標準には届かなかったので ややツキが無いかもしれませんが、安定した力があるので期待したいです。
今回の男子10000mは全員の予想を上回ったと思います。
新谷仁美選手より盛り上がったのも分かります。
相澤晃選手と伊藤達彦選手はマラソンでも良い結果を残すと思います。
終盤で大きく遅れなさそうのが大きいです。
早ければ2022年の東京マラソンあたりでしょうか。
できれば同時出場が見たいです。
伊藤達彦選手はフォームが崩れまくってるのに速いんですよね。