2023年12月10日に第107回日本陸上競技選手権大会の女子10000mが行われました。
この記事では結果と感想、パリオリンピックの代表について書いています。
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パリオリンピックの参加標準記録
30:40.00
優勝 30:55.29 廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)
2位 30:57.26 高島由香(資生堂)※日本歴代6位
3位 30:57.67 小海遥(第一生命グループ)※日本歴代7位
4位 30:58.83 五島莉乃(資生堂)※日本歴代8位
5位 31:45.19 樺沢和佳奈(三井住友海上)
6位 31:48.54 下田平渚(センコー)
7位 31:49.20 菅田雅香(JP日本郵政グループ)
8位 31:49.74 矢田みくに(エディオン)
9位 31:50.13 山﨑りさ(日本体育大学)
10位 31:50.59 渡邊菜々美(パナソニック)
11位 31:50.91 林田美咲(九電工)
12位 31:51.78 村松灯(立命館大学)
13位 31:54.73 川村楓(岩谷産業)
14位 31:58.65 吉川侑美(ユニクロ)
15位 32:23.77 逸木和香菜(九電工)
16位 32:26.41 大森菜月(ダイハツ)
17位 32:27.84 兼友良夏(京セラ)
18位 32:55.26 中野円花(岩谷産業)
19位 32:56.81 柳谷日菜(ワコール)
20位 32:58.23 木村友香(資生堂)
21位 33:04.23 森智香子(積水化学)
22位 33:41.96 永長里緒(大阪学院大学)
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廣中璃梨佳選手の3連覇となりました。
中盤で参加標準記録狙いでペースを上げましたが、すぐに優勝狙いに切り替えました。
先頭集団は4人でラスト1周勝負になりました。
ラスト1周勝負になった時点で廣中選手が優勝するだろうと思いました。
ラスト200mから一気にペースを上げて、そのままトップでゴールしました。
今後は参加標準記録を狙っていくんでしょうか。
日本人が出場圏内に2人入ってきて怪しくなってきたので、パリオリンピックの代表を確定しておきたいです。
高島由香選手の30分台で2位は予想外でした。
最後まで先頭集団に入っていたのも驚きましたし、ラスト1周で上げてきたのも驚きました。
高島選手はセカンドスコアが低いので、パリオリンピックの出場圏内に入っていません。
しかし、もう1回高得点を獲得すれば入ってきます。
3位は小海遥選手でした。
序盤は先頭集団に付いていかなかったので、体が動かなかったのかなと思っていました。
しかし、レース後のコメントによると、初めは31分10秒のウェーブライトを目標にしていたようです。
自己ベストが32分台だったので、30分台のペースに付いていくのは難しいという判断ですね。
調子が良かったので、先頭集団に追いついてしまったということでしょうか。
今回の結果でワールドランキングの順位が上がり、パリオリンピックの出場圏内に入ってきました。
4位の五島莉乃選手も30分台で自己ベストです。
4人も31分を切るレベルの高いレースでした。
五島選手はラスト1周までに独走状態にしたかったと思いますが、抜け出せませんでした。
今回は4位でしたが、ワールドランキングの順位が上がり、パリオリンピックの出場圏内に入ってきました。
日本人の中では3番目です。
小海選手に勝っていれば2番目でした。
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今回はパリオリンピックの代表内定者はいませんでした。
廣中璃梨佳選手は2024年6月30日までに参加標準記録を突破すれば内定となります。
他の選手は来年の日本選手権まで決まりません。
ワールドランキングで出場圏内にいる選手
廣中璃梨佳、小海遥、五島莉乃
高島由香選手と木村友香選手はファーストスコアが高いので、出場圏内に入ってくる可能性が高いです。
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前回の結果
2022年5月7日に第106回日本陸上競技選手権大会の女子10000mが行われました。 この記事では結果と感想、オレゴン世界陸上の代表について書いています。 2022日本選手権女子10000m結果 オレゴン …
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高島選手は、35歳で自己ベストを約30秒更新しての30分台でしたが…
今までの日本人選手でこの様なパターンはかなり珍しいと思うので、アスリートの選手寿命の常識に一石を投じた結果だったかも?しれませんね。
小海選手は、駅伝での走りを見ても 苦し場面で しっかりと粘れて確実に上位に入って来るので、第一生命って事を考えても マラソンでの期待値も大きいと思います。
他の選手も高島選手に続いてほしいですね。
小海選手は長い距離の方が向いてそうですよね。
安定した強さを見せてくれると思います。