2016年2月28日に行われた東京マラソンで
ペースメーカーについていったのは
村山謙太選手だけでした。
なぜ他の日本人選手は
外国人集団についていかなかったのでしょうか?
その理由を考察してみます。
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東京マラソンの先頭集団のラップタイムは
初めの5kmは15分で入っています。
ここまでは問題ありません。
問題なのは次の5kmのラップタイムです。
先頭集団の5kmから10kmは
14分40秒で走っています。
5km14分40秒というのは
フルマラソンで換算すると
2時間03分46秒です。
日本人選手にとっては速すぎるペースです。
14分50秒くらいなら
何人か付いて行った選手はいたかもしれません。
ベテラン選手は経験から考えて
無理だと判断したのでしょう。
解説の瀬古さんと藤田さんも
余力を残したほうがいい
と言ってましたからね。
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第2集団は20km~25kmと
25km~30kmのラップタイムは
16分を超えてしまいました。
これは、先頭集団が離れていってしまって
目標を失ったため牽制という
形になってしまったのだと思います。
マラソンではよくあることなんですが、
選手はどうすればよかったんでしょうか?
結局、先頭集団に
付いて行くしかなかったと思います。
東京マラソンは選手のレベルが高いので
ペースメーカーの設定タイムが速かったです。
2015年の東京マラソンでは
ペースメーカーは5kmを
15分前後のタイムで走っていました。
今回のペースメーカーの設定タイムは
日本人選手にとっては
想定外だったのではないでしょうか?
福岡国際マラソンのペースメーカーは
5km15分のペースで走っていました。
日本人選手にとっては
1km3分ペースがちょうどいいです。
日本人選手にはまず
2時間06分台を狙って欲しいです。
2時間06分台では
ケニアやエチオピアの選手に
勝つのは難しいのですが、
まずは2時間06分台で走って欲しいです。
2時間06分台の走力があれば
展開次第では勝てる可能性が
出てくると思います。
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