2020年3月1日に第14回東京マラソンが行われました。
この記事では上位選手と注目選手の結果をまとめています。
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優勝 2:04:15 ビルハヌ・レゲセ(エチオピア)
2位 2:04:49 バシル・アブディ(ベルギー)
3位 2:04:51 シサイ・レマ(エチオピア)
4位 2:05:29 大迫傑(Nike)※日本新記録
5位 2:06:15 ビダン・カロキ(DeNA・ケニア)
6位 2:06:22 エルハサン・エルアバシ(バーレーン)
7位 2:06:23 アセファ・メングストゥ(エチオピア)
8位 2:06:45 髙久龍(ヤクルト)
9位 2:06:54 上門大祐(大塚製薬)
10位 2:07:05 定方俊樹(MHPS)
11位 2:07:20 木村慎(Honda)
12位 2:07:23 小椋裕介(ヤクルト)
13位 2:07:27 下田裕太(GMOインターネットグループ)
14位 2:07:31 菊地賢人(コニカミノルタ)
15位 2:07:39 一色恭志(GMOインターネットグループ)
16位 2:07:45 設楽悠太(Honda)
17位 2:07:56 サイモン・カリウキ(日本薬科大学)
18位 2:08:00 アモス・キプルト (ケニア)
19位 2:08:12 ゲタネ・モラ(エチオピア)
20位 2:08:37 岡本直己(中国電力)
21位 2:08:44 倉田翔平(GMOインターネットグループ)
22位 2:08:45 藤川拓也(中国電力)
23位 2:08:45 岩田勇治(MHPS)
24位 2:08:52 大石港与(トヨタ自動車)
25位 2:09:04 宮脇千博(トヨタ自動車)
26位 2:09:34 井上大仁(MHPS)
27位 2:09:41 山本憲二(マツダ)
28位 2:09:50 土方英和(國學院大學)
29位 2:11:07 堤悠生(JFEスチール)
30位 2:11:19 大六野秀畝(旭化成)
32位 2:11:37 河合代二(トーエネック)
39位 2:12:11 神野大地(セルソース)
40位 2:12:13 設楽啓太(日立物流)
41位 2:12:18 小森稜太(帝京大学)
45位 2:12:32 堀尾謙介(トヨタ自動車)
68位 2:17:00 桃澤大祐(サン工業)
79位 2:18:29 園田隼(黒崎播磨)
91位 2:20:44 山岸宏貴(GMOインターネットグループ)
途中棄権
ディクソン・チュンバ(ケニア)
ハイレ・レミ(エチオピア)
タイタス・エキル (ケニア)
村山謙太(旭化成)
佐藤悠基(日清食品グループ)
中村高洋(京セラ鹿児島)
5km 14:33
10km 29:12(14:39)
15km 44:01(14:49)
20km 58:42(14:41)
ハーフ 1:02:00
25km 1:13:32(14:50)
30km 1:28:40(15:08)
35km 1:43:36(14:56)
40km 1:58:51(15:15)
フィニッシュ 2:05:29(6:38)
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第1集団に付いていった日本人選手は井上大仁選手と大迫傑選手です。
レース前のコメントから付いていく可能性もあるのかなと思っていました。
しかし、付いていけば日本記録更新の可能性は低くなると思いました。
設楽悠太選手は第2集団にいました。
この時点で調子が良くないのかなと思いました。
序盤の予想は大迫傑選手が日本人トップで2時間6分台でした。
第1集団のペースは速いので、30km以降は大幅にペースが落ちるだろうと思いました。
優勝争いはディフェンディングチャンピオンのビルハヌ・レゲセ選手が中心でした。
ペースメーカーが抜けた後に牽制状態になりましたが、タイミング良く抜け出して2連覇を達成しました。
これでエチオピアの代表は確定でしょう。
2位のバシル・アブディ選手は35km以降が最速タイムで強かったです。
日本人トップ争いは井上大仁選手がずっとトップを走っていましたが、30km以降はペースが落ちて大迫傑選手がトップになりました。
日本記録更新は微妙かなと思っていましたが、終盤までほとんどペースが落ちずに日本記録更新となりました。
大迫傑選手は30~35kmが速かったです。
この区間はペースが上がっています。
前半が速かったのに、35km以降のペースがそんなに落ちてないのがスゴイです。
井上大仁選手は目標タイムである2時間4分30秒を狙いにいったレースでした。
30km以降がどうなるかと思っていましたが、終盤は力尽きてしまいました。
今回は失速してしまいましたが、2時間4分台の可能性が見えたレースでした。
設楽悠太選手は初めから調子が良くなさそうでした。
ゴールタイムは悪くないんですが、他の日本選手の成績が良かったので上位には入ってこれませんでした。
日本人2位は注目していた髙久龍選手でした。
最近は良い走りをしていたので、3強の次に強いと思っていましたが、ゴールタイムは予想より速かったです。
日本人3位、4位の上門大祐選手と定方俊樹選手は予想外の好走でした。
特に定方俊樹選手はマラソンでの実績はほとんどなかったので驚きました。
日本人5位、6位にはハーフマラソンで好記録を出した木村慎選手と小椋裕介選手が入っています。
他にも2時間7分台、8分台の選手が大量に出ています。
ここまで大量に出るとは思わなかったです。
土方英和選手は学生の初マラソンでサブテン達成しています。
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東京マラソンが終わった時点で大迫傑選手が3枠目の代表候補です。
1週間後に行われるびわ湖毎日マラソンで2時間5分29秒を切る選手がいれば、その選手が代表になります。
しかし、びわ湖毎日マラソンはタイムが出る大会ではなく、出場選手のメンバーを見ても日本記録更新の可能性は低いです。
そもそも、ペースメーカーの設定タイムが日本記録更新ペースにはしないと思います。
出場選手も誰も希望しないでしょうから、日本記録更新はできません。
ということで東京オリンピックのマラソン代表3枠目は大迫傑選手でほぼ確定です。
日本記録更新
選手に1億円
大迫傑
大迫選手は実業団登録していないので、監督・チームへの賞金はありません。
設定タイム更新
設定A 選手に1000万円、監督・チームに500万円
髙久龍、上門大祐
設定B 選手に500万円、監督・チームに250万円
定方俊樹、木村慎、小椋裕介、下田裕太、菊地賢人、一色恭志
設楽悠太選手はProject EXCEED期間内最速タイムではないので対象外です。
日本記録:500万円
1位:1100万円
2位:400万円
3位:200万円
4位:100万円
5位:75万円
6位:50万円
7位:40万円
8位:30万円
9位:20万円
10位:10万円
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優勝 2:17:45 ロナー・チェムタイ サルピーター(イスラエル)※世界歴代6位
2位 2:18:35 ベルハネ・ディババ(エチオピア)
3位 2:20:30 ストゥメ・アセファ ケベデ(エチオピア)
4位 2:21:42 カプチッチ・セリー チェピエゴ(ケニア)
5位 2:21:56 ティギスト・ギルマ (エチオピア)
6位 2:22:58 アズメラ・ゲブル(エチオピア)
7位 2:25:22 センベレ・テフェリ(エチオピア)
8位 2:27:34 シタイエ・エシェテ(バーレーン)
9位 2:27:42 シュレ・デミセ(エチオピア)
10位 2:30:31 山口遥(AC・KITA)
11位 2:31:20 兼重志帆(GRlab関東)
途中棄権
ルティ・アガ(エチオピア)
バレリー・アイヤベイ(ケニア)
吉田香織(TEAM R×L)
大会記録ペースで30kmまで進み、30kmからはさらにペースが上がっています。
ラップタイムが15分台なので速いです。
大会記録更新で、世界歴代6位のゴールタイムになりました。
2位のベルハネ・ディババ選手も好タイムで自己ベスト更新です。
今回の結果で東京オリンピックのエチオピア代表は決まりかなと思います。
日本人トップは山口遥選手でした。
前半はまずまずでしたが、後半でペースが落ちてしまいました。
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View Comments
前半は井上大仁選手、後半は大迫傑選手と…
主役がガラッと変わりました。
ポイントのひとつとして、中間点を過ぎたあたりからペースメーカーが3人から1人になってペースが乱れて速くなった時に、井上選手はそのまま先頭集団に付き 大迫選手は無理に付きませんでしたが…
結局 この判断が最終的に明暗を分けた感じがします。
やはりハイレベルなレースになれば、当然 ペースメーカーも人間なので厳しくなりますね。
井上選手は 30㎞地点までは かなりいい感じで、その時のゴール予想が2時間04分半ばだったので 最悪でも日本記録は絶対に更新出来ると思いましたが…
結果的に ペースが速すぎたという事になってしまいましたが、スタートから覚悟を決めて 先頭集団で積極的なレースをしたのは MGCの時の設楽悠太選手みたいで ナイスチャレンジだったと思います。
また 意外と日差しが強かったので、大迫選手は帽子を被っていたのに対して、井上選手は 被ってなかったので、その影響も少なからずあったかもしれません。
大迫選手は、一番苦しい30〜35㎞でペースを上げられるのは最大の強みと言うか、逆に この様な走りが出来ないと日本記録はもちろん 五輪本番でも戦えないと思います。
設楽悠太選手は、自分もスタートから先頭集団に付かなかった時点で 本調子ではないのかな?と思いました。
大迫傑選手は前半をハイペースで入っても、後半が強いです。
単独走でも強いので、無理に集団に付かなくても良いタイムで走ることができています。
帽子も良かったと思います。
日本人選手の中では力が抜けていると感じました。
ペースメーカーは予定のタイムより遅かったです。
実績のある選手でも調子が良くないとハイペースで引っ張るのは大変だと思います。